日本救急医学会雑誌
Online ISSN : 1883-3772
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16 巻 , 9 号
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  • 池口 惠觀
    2005 年 16 巻 9 号 p. 539-544
    発行日: 2005/09/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
  • 柳井 真知, 有吉 孝一, 佐藤 愼一
    2005 年 16 巻 9 号 p. 545-551
    発行日: 2005/09/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    目的:小児心肺停止の特徴を調べ,発生予防と治療成績向上に寄与する因子を検討する。方法:1999年から2003年の5年間に神戸市立中央市民病院救命救急センターで取り扱った15歳以下院外心肺停止例の年齢,性別,心肺停止の原因,基礎疾患の有無,bystander cardiopulmonary resuscitation (CPR)の有無,ドクターカー出動処置の有無,心拍再開率をカルテレビューから検討した。結果:52,635人の小児救急患者のうち院外心肺停止は36例(0.07%)であった。年齢では0歳が28%で最多,性別では男児が61%を占めた。原因は窒息が7例(19%),次いで肺炎,sudden infant death syndrome (SIDS)であった。21例(68%)で剖検を行った。bystander CPRは12例(33%)で施行,ドクターカーは8例(22%)で出動した。心拍再開は5例(14%)で認めた。心拍再開率はbystander CPR施行例では33%,非施行例では4%で有意差を認めた(p=0.03)。ドクターカー出動例での心拍再開率は38%,非出動例では7%でドクターカー出動例で有意に高かった(p=0.005)。結論:小児心肺停止の心拍再開にはbystander CPR,ドクターカー出動による速やかな救命処置が寄与している。
  • 市川 政雄, 中原 慎二, 若井 晋
    2005 年 16 巻 9 号 p. 552-556
    発行日: 2005/09/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    日本外傷データバンク(JTDB)が2004年に開始されたが,その対象施設がJTDBに参加できるか否かは各施設の診療記録の管理体制に左右されると考えられる。そこで,具体的にどのような要因がJTDBへの参加あるいは不参加に関係しているか検討した。まずJTDB開始前に,救命救急センターと大学病院救急部における外傷登録の現状(登録内容,登録患者数,データベース化の有無,入力用コンピュータの有無,入力スタッフの有無など)を把握するため,自記式調査票を用いたベースライン調査を実施した。そしてJTDB開始3か月後に,ベースライン調査に応じた施設がJTDBに参加しているかどうか確認するため,フォローアップ調査を実施した。ベースライン調査とフォローアップ調査の両方に応じた施設は,救命救急センター165施設のうち39施設,大学病院救急部59施設のうち19施設であった。外傷登録の現状を分類してJTDBへの参加施設の割合を比較した結果,診療記録をデータベース化している施設ならびに救命救急センターにおいて参加施設の割合が高かった。医師一人あたりの登録患者数が多くても少なくても,参加施設の割合に大きな違いは見られなかった。医師数が多い施設,データ入力用のコンピュータや入力スタッフを有する施設,JTDBの入力項目が既存の診療記録に多く含まれている施設においては,参加施設の割合が高い傾向にあった。以上のことから,JTDBへの参加の可否は既存の診療記録の管理体制に依存しているといえる。
  • 工藤 俊, 山本 隆
    2005 年 16 巻 9 号 p. 557-563
    発行日: 2005/09/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    保存的治療で軽快し得た,ハイムリッヒ法と心肺蘇生施行の後に生じた胃破裂の1例を経験した。患者は81歳,男性。餅を食べている間に窒息した。そこに居合わせた家族(息子)は,坐位にしハイムリッヒ法を施行したが異物除去できず,患者は徐々に意識低下し心肺停止状態に変化した。息子は,救急要請し,患者を仰臥位にして人工呼吸と心臓マッサージをはじめた。救急隊到着時,患者は意識,呼吸はなかったが,内頸動脈は僅かに触れた。喉頭鏡と鉗子を使用し餅2個を除去し気道閉塞を解除した。その後まもなく患者は自発呼吸できるようになったが,意識障害あり当施設に搬送となった。来院時,意識はほぼ回復し血圧など血行動態も安定していたが,腹部の著明な膨満を認めた。胸部レントゲン検査,CT検査,胃内視鏡検査で,胃小彎の破裂と診断した。腹膜炎の理学所見なくCT検査でも腹水貯留も認めないため,手術を行わず厳重な経過観察をしながら保存的治療を行った。その結果,経過順調で退院した。ハイムリッヒ法に関連した胃破裂に対して保存的治療で軽快し得た例は,報告例としては調べ得たかぎり本症例がはじめてであった。このような外因性の胃破裂では開腹術が標準的治療であろうが,ケースによっては,保存的治療も選択肢になり得ると考えられた。ハイムリッヒ法は現在も有効な手技であるが,臓器損傷の可能性も念頭に置き迅速で適切な対応が必要である。
  • 玉置 淳子, 島崎 修次, 海老澤 元宏
    2005 年 16 巻 9 号 p. 564-566
    発行日: 2005/09/15
    公開日: 2009/03/27
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