マンモグラフィ併用乳癌検診を全国展開するには, 読影医の充足が必須である。読影水準の管理されたマンモグラフィ講習会が, ローカルでも多く開催されることが望まれる。平成11年度厚生省補助金による研究 (班長 : 大内憲明) の一事業として行われた講習会が, 精中委の求める精度管理ができているかどうかの判定を, 受講前・後の読影試験に代わり, 簡便的にアンケート形式で可能かどうかを検討した。
アンケート調査は, 大内班講習会の大阪と京都 (初心者用-京都 (1), 経験者用-京都 (2) の2セット) で実施した。
読影経験レベル1 : 200症例以下, レベル2 : 201~1,000症例, レベル3 : 1,001症例以上とした。レベル3+2は, 大阪講習会;81%, 京都 (1);8%, 京都 (2);60%であった。受講前・後の自己評価と試験評価などを比較した。
試験評価 (A) および (A+B) の割合は, 大阪 (28%), (76%);京都 (1) (5%), (56%);京都 (2)(26%), (87%) であった。読影経験の多い大阪, 京都 (2) で読影力のある医師が多かった。受講前・後の自己評価の比較では, 大阪は受講後の評価向上が見られたが, 京都では見られなかった。これは, カテゴリー分類に戸惑う人が多いことも一因と思われるが, 戸惑いを解消できない人はいなかった。講習により読影力が向上し, 今後の臨床の場で役立つと, ほぼ全員が回答しており, 精度管理のできた講習会であることが裏付けられた。アンケート調査が, ローカルの講習会で簡便的な精度管理に有効であることが示唆され, 今後, 各地の講習全でも実施し, 識習会の精度管理に役立てたい。
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