高効率シリコン太陽電池を実現するために,シリコン結晶成長および欠陥制御に関する問題点を抽出し,さらにその問題点の解決方法について議論する.特に,シリコン太陽電池の変換効率を決定する要因である転位密度,軽元素や重金属の不純物濃度分布,そして固液界面形状の各項目に関して,実験結果と数解析結果を定量的に比較検討する.さらに,変換効率を低下させているこの項目に対していかなる対策が効果的であるかについても議論し,高効率シリコン太陽電池の実現に向けた今後の研究開発の進むべき方向について議論する.
抄録全体を表示