日本助産学会誌
Online ISSN : 1882-4307
Print ISSN : 0917-6357
10 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 竹内 美恵子
    1996 年 10 巻 1 号 p. 1
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
  • 三井 政子
    1996 年 10 巻 1 号 p. 5-7
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
  • 湊谷 経子, 片岡 弥恵子, 毛利 多恵子
    1996 年 10 巻 1 号 p. 8-19
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    この研究は, 分娩経過中パニック状態になった産婦の出産体験の中から, 心理過程に含まれる要素と要因を探るために行われた質的記述研究である. 分娩時にかかわった助産婦がパニック状態になったと査定した褥婦9名を対象として, 出産体験についてのインタビューを行った. 分析の結果, 陣痛, ズレという2項目の要因と, 以下10項目の心理要素が抽出された. 1. 自信・余裕, 2. 驚き・動揺, 3. 自分の存在が脅かされる, 4. 恐怖, 5. 自分の手には負えない, 6. 先が見えないことへの強い不安, 7. とにかく辛い, 8. もういやだ, 9. なんか合わない→混乱, 10. わかっているけどできない=葛藤. また, 1から8の要素は, 陣痛の変化に伴って起こっており, 9と10の要素はズレから生じていることがわかった。
  • 岸田 佐智, 藤本 栄子, 森 明子, 堀内 成子, 岩澤 和子, 恵美須 文枝, 内藤 和子, 鈴木 節子
    1996 年 10 巻 1 号 p. 20-28
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 分娩期ケアの質の評価を, ケアを受けた産婦側とケアの提供者である助産婦側から査定し, 両者の関係を明らかにすることである。質の保証モデルに基づき, 産婦が受けたケアの構造変数を医療介入, 過程変数をサポーティブケア (NSILQ) と日常生活援助, 結果変数を分娩期サービス満足度と出産満足度 (VAS) と外傷体験の各質問紙で測定した。また助産婦の提供したケアは, 構造変数を勤務経験年数, 過程変数をサポーティブケア (NSILQ) とモニタリングケア, 結果変数を仕事満足の各質問紙で測定した。さらに, 産婦と助産婦の双方の評価にかかわるケア提供システムの構造変数として病棟形態とケアの継続性を挙げた。分析の対象は, 8名以上の産婦と助産婦から回答が得られた17施設で, 産婦367名, 助産婦208名であった。
    その結果,(1) 産婦が認知したサポーティブケアと助産婦が認知したサポーティブケアとの間に相関関係があった。(2) 産婦が認知した日常生活援助と助産婦が認知したサポーティブケアとの間に相関関係があった。(3) 産婦の分娩期サービス満足度と助産婦のサポーティブケアとの間に相関関係があった。(4) 病棟形態と産婦の変数である医療介入, サポーティブケア, 日常生活援助, 分娩期サービス満足度, 出産満足度との間に関連があった。
  • 木村 千里, 松岡 恵
    1996 年 10 巻 1 号 p. 29-35
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    夫立ち会い分娩において, 分娩進行に伴う夫の分娩への「没入行動」の変化, 夫の「没入行動」を引き出す助産婦の言語的かかわりを明らかにする目的で, 初産婦とその夫15組を対象として分娩第1期極期から分娩終了までのビデオ録画, ビデオ内容の分析を行った。
    その結果, 父親の分娩への没入行動のうち, 愛情行動と集中反応の頻度は, 娩出期のほうが分娩第1期極期よりも有意に多くなっていた (p<0.01)。さらに, 陣痛に伴うかけ声と分娩に伴う現象を夫に知覚させるという助産婦の言語的かかわりの頻度は, 娩出期のほうが分娩第1期極期よりも有意に多くなっていた (P<0.01)。また, 娩出期の助産婦の陣痛に伴うかけ声の頻度と夫の産婦に対する身体的接触 (r=0.673, p<0.01) や「集中反応」の頻度 (r=0.551, p<0.05) との間に正の相関を認めた。さらに, 父親に分娩の現象をより知覚的に感覚させる言語的かかわりの頻度と, 夫の妻に対する凝視 (r=0.536, p<0.05) や「集中反応」の頻度 (r=0.922, p<0.01>)との間に正の相関を認めた。
    これらの結果から, 夫に対する助産婦のlabor guideとしての役割が明らかになると同時に, 分娩中の夫の情緒的変化に関する記述的研究の必要性が示唆された。
  • 岩木 宏子
    1996 年 10 巻 1 号 p. 36-45
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 助産婦学生が無理なく効果的に学べるような臨床の場と指導者のかかわりについて検討することにある。そのため, 今回は, 学生の視座に基づく学びの過程を明らかにする。
    本研究では, 都内のA看護大学の助産課程で学ぶ7人の学生に分娩終了ごとにインタビューを行った結果, 下記の結果が得られた。
    1. 学びの積み重ねの過程
    学生は, 自分に不足していると意識した課題を克服しようとして学びを積み重ねていた。
    2. 分娩進行の把握の学びの積み重ねの段階
    1段階: 分娩進行に目が向かない。
    2段階: 分娩が進行していることが察知できる。
    3段階: 分娩進行の段階的変化が理解できる。
    4段階: 婦を全体的に把握したうえで, 大まかな分娩進行状況が理解できる。
    5段階: 産婦を全体的に把握したうえで, 特定の徴候から確実な分娩進行状況が理解できる。
  • 大賀 明子, 山口 由子, 皆川 恵美子, 藤田 八千代
    1996 年 10 巻 1 号 p. 46-55
    発行日: 1996/12/10
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    分娩後数日から1か月後までの褥婦の不安の程度と変動の実態を明らかにする目的で, 681名の褥婦に対し, 入院中, 退院1週後, 分娩1か月後の継続的な調査を行った。不安の測定尺度は, STAIを用いた。532名の褥婦から3回連続の調査協力が得られ, 有効回答数は528であった。
    状態不安得点は, 入院中37.5点, 退院1週後39.5点, 分娩1か月後392点であり, 初産婦のほうが高かった。特性不安得点は, 入院中39.2点, 退院1週後39.3点, 分娩1か月後39.7点であった。褥婦の背景と不安得点は, 学歴や月経時, 悪阻時に自覚する症状, 分娩の認識において有意な関連があった。状態不安得点を高中低の3群に分け, 1か月までの変動を追跡した。入院中に中等度不安群だった褥婦も, 1週後に高不安群へ移行していれば1か月後に低不安群へ移行することは少なく, 1週後に低不安群に移行していれば1か月後に高不安群へ移行することはまれであった。
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