日本助産学会誌
Online ISSN : 1882-4307
Print ISSN : 0917-6357
17 巻 , 2 号
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  • 松岡 恵
    2003 年 17 巻 2 号 p. 1
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
  • 島田 真理恵
    2003 年 17 巻 2 号 p. 6-15
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    目的
    本研究の目的は, 分娩時に会陰切開術を受けた褥婦と会陰切開術を行った場合と同等の会陰損傷である第二度会陰裂傷となった褥婦の後遺症 (創部痛や排尿トラブルの有無, 日常生活上の支障) の程度には差があるのかどうかを明らかにすることである。
    方法
    首都圏3病院において, 正期産で経膣分娩し, 対象の条件を満たした初産婦165名 (切開群, 第一度裂傷群, 第二度裂傷群の3群に分類) を対象に, 自記式質問紙を用いて産褥4, 5日目に調査を行い, 有効回答が得られた147名 (89.1%) の結果を統計的に分析した。
    結果
    1.分娩当日, 産褥1, 3日目の会陰の痛み (違和感) の程度をビジュアルアナログスケールに示してもらった結果では, 3群間に差は認められなかった。また, 裂傷2群は分娩当日から産褥1日目にかけて, 痛みが有意に軽減したが, 切開群に有意な軽減はみられなかった。
    2.産褥早期の排尿困難や尿意の低下については, どの群も半数以上が自覚しており, 3群間に差はなかった。
    3.生活上の支障の程度の比較では, 切開群は第一度裂傷群と比較して, 立った姿勢から座る動作の支障, 睡眠しにくさを有意に強く感じていた。第二度裂傷群と切開群, 第二度裂傷群と第一度裂傷群との間には, 有意差は認められなかった。
    結論
    会陰切開術を受けた褥婦と第二度会陰裂傷となった褥婦の産後の後遺症に, 大きな差はなかった。少なくとも第二度裂傷群の産後の後遺症が切開群よりひどいということはないと言える。
  • 上條 陽子
    2003 年 17 巻 2 号 p. 16-26
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    目的
    本研究は, 妊娠中期以降に胎児異常を診断された妊産婦が, 妊娠中から分娩後1か月の間にどのような体験をしているのかを明らかにする。
    対象および方法
    対象は妊娠22週以降に超音波検査によって胎児異常を診断され, その後の妊娠, 分娩, 産褥期間を大学病院で管理もしくは治療を受ける妊産婦5名であった。データ収集には参加観察法と面接法を用い, 面接は妊娠中から分娩後1か月の期間に4回実施した。得られたデータは, 対象者ごとに体験していることや思いが明らかになるように帰納的に分析した。
    結果
    胎児異常を診断された妊産婦は時間的経過に伴い, 以下のような8つのプロセスを体験していた。「突然に胎児異常を告げられて驚き, ショックを受ける」「不確定な診断に期待をこめる」「当面の目標を築く」「確定診断により, さらなるショックを受ける」「分娩までにさまざまな思いが交錯する」「出産に対して不安を抱く」「母の思いが我が子に寄り添う」「我が子から教えられ, 自分自身が成長する」。以上のことから, 妊娠中期以降に胎児異常を診断された妊産婦は, 精神的ショックや身体的苦痛を繰り返し体験する中でも, 妊産婦の根底には我が子への期待と温かい思いが存在していた。
    結論
    本研究の結果から, 看護者は妊産婦に寄り添って見守る姿勢が大切であること, 胎児異常だけに集中しないケアが求められていることが示唆された。
  • 常盤 洋子
    2003 年 17 巻 2 号 p. 27-38
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
    目的
    産後うつ傾向は産褥早期に対処されることが期待される. そこで, 出産体験の自己評価と産褥早期における産後うつ傾向の関連を明らかにし, 出産後の心理的援助のあり方を検討する資料を得ることを目的とする。
    対象および方法
    研究期間は平成12年4~9月。産後1~7日目の褥婦1,500名を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した (有効回答数932票, 回答率62.1%)。調査内容は, 出産体験の自己評価, 産後うつ傾向, 出産体験の自己評価に影響を及ぼす産科的要因, 心理・社会的要因であった。
    結果
    出産体験の自己評価が低い場合, 産後うつ傾向をもたらす可能性が高いことが明らかになった。また, 初産婦, 経産婦ともに「信頼できる医療スタッフへの不満」,「出産年齢が若年」,「出産時の不安が強い」が産後うつ傾向を規定する要因として抽出された。
    結論
    出産体験の自己評価に満足が得られない場合には, 初産婦, 経産婦ともに産後うつ傾向が高くなることが示唆された。また, 分娩期における信頼できる医療スタッフの存在, 出産時の不安への対処は, 出産体験の満足度を高め, ひいては, 産後うつ傾向の予防に貢献すると考えられる。
  • Jeung Im Kim, 大石 時子, Young Sook Park, Sook Hee Lee, 長谷 瑠美子, Myoung Hee ...
    2003 年 17 巻 2 号 p. 39-56
    発行日: 2003/12/31
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
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