日本助産学会誌
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33 巻 , 2 号
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巻頭言
総説
  • 倉嶋 優希, 白石 三恵
    2019 年 33 巻 2 号 p. 117-127
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    妊娠中の体重増加量に関連する要因として,近年,痩身願望などのボディイメージが注目されているが,その関連の詳細は明らかでない。本レビューでは,妊娠前・妊娠中のボディイメージと妊娠中の体重増加量との関連性を検討することを目的とした。

    方 法

    電子データベース(医中誌,CiNii,PubMed,CINAHL,PsycINFO)検索およびハンドサーチにより,各データベースの収録開始年から2019年3月までの和文・英文論文の検索を行った。検索には,「妊娠」「ボディイメージ」「体重増加」に相応する各データベースの検索語を用いた。その後,文献選択基準・除外基準に基づくタイトル,抄録,本文スクリーニングおよび論文の質の評価を行い,レビュー包括論文を選定した。

    結 果

    論文選考の結果,7件の論文がレビューに包括された。妊娠前のボディイメージを調査した6件のうち,痩身願望との関連を調べた3件の論文全てで,痩身願望を有する場合,妊娠中の過度の体重増加のリスクが高かった。また,体型認識との関連を調べた3件中1件の論文で,妊娠前の体型の誤認識は,妊娠中の過度の体重増加に関連していた。妊娠前の体型が標準の女性では,体型の過大評価が妊娠中の過度の体重増加に関連し,妊娠前の体型が過体重または肥満である場合には,体型の過小評価が妊娠中の過度の体重増加に関連していた。妊娠中のボディイメージを調査した1件の論文では,妊娠中に自分は太っていると感じることは,妊娠中の体重増加量と有意な負の関連がみられた。

    結 論

    妊娠前の痩身願望や体型の誤認識による妊娠中の過度の体重増加への関連が示唆された。妊娠中の適切な体重管理には,妊娠前のボディイメージを考慮した関わりが有効である可能性が考えられる。妊娠中のボディイメージと体重増加量の関連については,論文数が少ないため,更なる研究が必要である。

  • 原田 梨央, 白石 三恵
    2019 年 33 巻 2 号 p. 128-141
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    茶に含まれるカフェインやカテキンが,早産やsmall for gestational age(SGA)に影響を与える可能性が指摘されている。本レビューは,妊娠期の茶の摂取による早産やSGAへの影響を明らかにすることを目的とした。

    方 法

    電子データベース検索(PubMed,CINAHL,CiNii,医中誌)およびハンドサーチを行い,2019年7月までに公表された和文・英文文献を検索した。包括・除外基準に基づくスクリーニングと論文の質評価を行い,レビュー包括論文を決定した。定量的統合には,Mantel-Haenszel検定を用いた。

    結 果

    11件の論文をレビューの対象とした。茶の種類によらず茶の摂取量と早産の関連を調査した5件のうち,茶の摂取量の分類基準が同等である3件の定量的統合の結果,妊娠中の茶の摂取が多い群(週3杯または1日1杯以上)は,少ない群に比べて有意に早産のリスクが高かった[Odds ratio (OR)=1.32, 95%Confidence interval (CI)=1.06-1.63]。茶の種類別で早産との関連を調査した7件中3件では,緑茶,日本茶・中国茶,紅茶の摂取量と早産の有意な関連が示されていた。緑茶と紅茶については,それらの茶の摂取量による早産への影響についての定量的統合を行ったが,有意な関連は見られなかった[OR (95%CI)=1.19 (0.75-1.88), 1.07 (0.74-1.54)]。茶の摂取量とSGAの関連を調査した7件のうち1件で,カフェイン100mgに相当する紅茶の摂取増加につき,SGAのリスクが増加した[Adjusted OR (95%CI)=1.2 (1.1-1.3)]が,定量的統合の結果,有意な関連は見られなかった[OR (95%CI)=1.19 (0.66-1.44)]。

    結 論

    茶の摂取量が多い妊婦では,早産のリスクが上昇することが,定量的統合により示された。一方で,茶の摂取とSGAとの関連は包括論文から一貫した結果は得られず,定量的統合でも有意な関連は見られなかった。しかしながら,この関連についての研究はまだ少なく,更なる検討が必要である。妊娠期の保健指導では,茶の習慣的な摂取量を把握するとともに,多量の茶の摂取による早産のリスク上昇の可能性を妊婦に説明することが必要である。

原著
  • 佐藤 愛
    2019 年 33 巻 2 号 p. 142-152
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    [早期公開] 公開日: 2019/10/05
    ジャーナル フリー

    目 的

    自然分娩における女性の産痛経験を記述する。

    対象と方法

    本研究はMerleau-Pontyの現象学を哲学的基盤とした質的記述的研究である。研究協力者は自然分娩を経験し,産後6週間を経た女性9名である。非構造化面接によりデータ収集し,Pollioの現象学的アプローチの研究ステップを参考に分析を行った。

    結 果

    自然分娩における女性の産痛経験には〈自覚する〉,〈受け入れる〉,〈せめぎ合う〉,〈わかち合う〉,〈比較する〉の5つの構造があった。

    〈自覚する〉経験は,産婦が産痛に対して既にもっている知識・情報を根拠として,自身の身体に知覚する痛みの様相が時間の経過とともにその知識・情報と一致していくことによって,確かに産痛が始まったと自覚する経験であった。

    〈受け入れる〉経験は,産婦が産痛を分娩過程において意味のあるもの・必要なものとして認識する経験であり,産婦はそれぞれの仕方で産痛という現象を受け入れていた。

    〈せめぎ合う〉経験は,産婦が強烈な産痛の状況において『自分自身を制御できるかできないか』の瀬戸際にいる経験であった。

    〈わかち合う〉経験は,産婦が他者と交流することによって産痛が和らいだり,紛れたり,耐えられると感じている経験であった。

    〈比較する〉経験は,産痛について事前に得た知識・情報,または過去の産痛経験や痛み経験と比較することを通して,今回の産痛を他の経験よりも痛かった,あるいは痛くなかったという感覚と結びつけ,自分の経験として記憶する経験であった。

    結 論

    自然分娩における産痛に対する女性への支援として,助産師はその産婦がもつ産痛に関する文脈を理解すること,産婦自身の産痛に関する感覚を尊重すること,産婦と信頼関係を築くと同時に産婦と周囲の人達の信頼関係の構築を支援することが求められる。

  • 溝口 巴奈, 川田 紀美子
    2019 年 33 巻 2 号 p. 153-164
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    初めて親になった男性における,父親としての発達とパートナーの里帰りの有無および里帰りに関する各要因との関連について検討することを目的とした。

    対象と方法

    第1子出生後約1か月が経過した男性345名を対象に,7産科医療施設で無記名自記式質問紙調査を行った。質問項目は,父親になることによる発達尺度,主観的幸福感尺度,基本的属性,里帰りの形態,里帰り期間中の父親の生活実態である。里帰りの有無および里帰りに関する各要因と2つの尺度得点との関連について,Mann-Whitney U検定またはKruskal-Wallis検定を行った。

    結 果

    本研究対象者においては,パートナーの里帰りの有無によって,産後1か月での父親としての発達尺度得点に有意な差はみられなかった。

    里帰り群において,「父親になることによる発達尺度」と統計上有意な正の関連があった項目は,パートナーの里帰り期間中に,毎日電話をすること,里帰り後の育児をストレスに感じること,自分自身の家事をストレスに感じること,であった。また,有意な負の関連があった項目は,生まれた子どもとの心理的な距離を感じることであった。

    結 論

    里帰り期間中にパートナーと電話で毎日連絡を取ることで,父親の子どもを通しての視野の広がりにつながること,生まれた子どもとの心理的な距離を感じていた者は家族に対する愛情が低かったことが明らかになり,パートナーが里帰り期間中の男性に対して,母子への積極的なコミュニケーションを促す支援の重要性が示唆された。

    また,里帰り後の育児や里帰り期間中の家事をストレスに感じることは,父親としての役割を遂行しようと模索する,発達プロセスの初期段階にあたると考えられた。以上より,パートナーが里帰りをする男性に対しては,育児に関する知識の提供や育児家事行動について考える機会を与えることが重要であるという示唆を得た。

資料
  • 平岡 敬子
    2019 年 33 巻 2 号 p. 165-172
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    [早期公開] 公開日: 2019/10/05
    ジャーナル フリー

    目 的

    日本,アメリカ,インドネシアの女子大学生の子育て意識を比較することで,日本の女子大学生の特徴を明らかする。

    対象と方法

    2015年12月から2016年4月にかけて,日本,アメリカ,インドネシアの女子大学生を対象に質問紙調査を実施した。調査内容は子供の教育・子育て役割など子育てを問う11項目(4件法)及び基本属性から構成される。収集したデータの分析にMann-WhitneyのU検定,カイ二乗検定,Spearman相関分析を用いた。

    結 果

    日本185名,アメリカ101名,インドネシア188名の計474名から回答を得られた。どの国の学生もそのほとんどが子供を望んでおり,教育に男女の差をつけるべきではないと回答した。アメリカとインドネシアの学生の99.0%以上は,子供にはできるだけ高い教育を受けさせるべきだと回答したが,日本の学生の場合,そのように回答したものは66.1%であった(p<0.01)。反対に,「そう思わない」が3.3%,「どちらかというとそう思わない」が30.6%で,合わせて33.9%は高い教育を受けさせるべきとは思っていなかった。また,日本の学生は,「子育ては女性の仕事である」と考える割合が31.4%で,アメリカの学生(28.0%)やインドネシアの学生(20.7%)より高く,インドネシアの学生とは有意な差が見られた(p<0.05)。子育てにおける父親と母親の役割を別と考えている学生は,日本の場合67.6%,インドネシアの場合75.0%であり,アメリカの学生(25.0%)と比べて有意に多かった(p<0.01)。親権については,日本の学生(54.1%)とインドネシアの学生(72.2%)は,「子供が小さい場合,離婚後の親権は母親が持つ方が良い」と回答し,アメリカの学生(19.0%)に比べると有意に多かった(p<0.01)。

    結 論

    日本の学生は,子供の教育や進路指導に関しては性別による差をつけるべきではないと考えているが,「幼い子供は母親が育てるべき」など子育てに関しては性別による役割の差があると考えていた。また日本の学生にとって,子供にかかる高い教育費が子育てをするうえでバリアとなる可能性が推察された。

  • 中村 真弥, 安積 陽子
    2019 年 33 巻 2 号 p. 173-184
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    本研究の目的は,「授乳に伴う乳頭組織の変化過程」に関する説明モデルを提示することである。

    対象と方法

    対象は市内Aクリニックに産褥入院中である20歳以上の日本人女性50名である。研究デザインは前向き観察研究である。調査内容は,経日的な乳頭部の画像データ,10段階の得点を用いた左右の乳頭痛についての質問紙調査,母児の背景情報や授乳に関する診療録の情報である。画像は画像補正ソフトで色調と画像サイズを統一した後,パソコンディスプレイに経日的に並べ,先行研究にて抽出した7つの乳頭組織の変化の所見に着目して3人以上で観察した。これらを変化の順序,同一所見の経日的変化,所見間の関連性の観点で整理し,説明モデルを作成した。

    結 果

    乳頭を経日的に撮影した776枚の画像を分析対象とした。授乳により乳頭組織に生じる変化の順序として,①【発赤】【腫脹】の発生→改善または治癒,②【発赤】【腫脹】→【離開】→上皮化→治癒,③【離開】→治癒,④【発赤】【腫脹】→【水疱】→破綻→【痂疲】,⑤【水疱】→破綻→【痂疲】,⑥【発赤】→【痂疲】,⑦【発赤】【腫脹】→【痂疲】→剥離部【発赤】の7パターン,同一所見の経日的変化として,【離開】の経過,【水疱】の経過,血性痂疲の発生パターン,【痂疲】の剥離のサインの4点,所見間の関係性として,【発赤】【腫脹】と【痂疲】【水疱】の発生,【腫脹】と【水疱】,【腫脹】と【痂疲】の悪化・剥離,【紫斑】【皮膚剥離】とその他の所見の4点が明らかとなった。

    結 論

    経日的な画像分析より,「授乳に伴う乳頭組織の変化過程」の説明モデルを作成した。【発赤】や【腫脹】といった乳頭組織の小さな変化に着目して観察することで,深刻な乳頭損傷を予防できる可能性が示唆された。

  • 池田 真弓
    2019 年 33 巻 2 号 p. 185-199
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    本研究の目的は,産褥期に経腟触診で指導する骨盤底筋訓練の有用性について,骨盤底筋収縮の指導前後の変化と,褥婦の反応から評価することである。

    方 法

    助産所で分娩した経過の順調な褥婦14名を対象に,産褥4日目に助産師が経腟触診で骨盤底筋訓練を指導した。この指導法の有用性を評価するために,骨盤底筋収縮の指導前後の変化と褥婦の反応を指標とした。骨盤底筋収縮の指導前後の変化は,Oxford scaleを用いて骨盤底筋収縮力を測定した。併せて,外陰部の動き・代替収縮の有無・収縮感覚の3つを観察した。褥婦の反応は,実施直後のインタビューと1か月後の無記名式質問紙による質的データを分析した。

    結 果

    骨盤底筋収縮力の弱い褥婦の多くは,指導後に代替収縮が消失し,指導前よりも収縮感覚がわかるようになった。骨盤底筋の動かし方がわからなかった5名は指導後にOxford scaleの改善がみられ,経腟触診によって収縮部位や収縮感覚が理解できた為の変化と思われた。ピアソンの相関係数において,Oxford scaleと外陰部の動き・代替収縮・収縮感覚との間に強い正の相関がみられ,骨盤底筋収縮の評価指標になることがわかった。インタビューと質問紙による記述からは否定的な意見はみられなかった。褥婦からの評価として,【骨盤底筋収縮の体得】【経腟触診に対するニーズ】の2つのカテゴリが抽出された。

    【骨盤底筋収縮の体得】では,〈収縮部位の理解〉〈収縮の実感〉〈自分ができているかの確認〉のサブカテゴリが抽出され,【経腟触診に対するニーズ】では,〈実施者への信頼〉〈痛くない触診と羞恥心への配慮〉のサブカテゴリが抽出された。

    結 論

    産褥期に経腟触診で指導する骨盤底筋訓練は,収縮部位の理解・収縮の実感・自分が正しくできているかの確認ができ,有用な指導法である。特に骨盤底筋収縮のわかりにくい褥婦に有用であることが示唆された。

  • 伊藤 美栄, 和泉 美枝, 藤井 ひろみ, 奥山 葉子, 平田 恭子, 細川 由美子, 滝川 由香里, 船木 淳, 眞鍋 えみ子, 高田 昌 ...
    2019 年 33 巻 2 号 p. 200-212
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    助産師教育課程修了時(以下,卒業前)の分娩期の実践能力を評価するためのOSCE(以下,分娩介助OSCE)を作成し,卒業前の助産学生(以下,学生)へのトライアルを実施し評価法としての妥当性を検討する。

    方 法

    2017年3月~2018年3月の期間に2段階の研究を実施した。第1段階は臨床推論の課題を設定した分娩介助OSCEを設計した。シナリオは産婦の入院から分娩までを時間軸で切り取り4場面8課題を設定した。評価表は全国助産師教育協議会(2016)の「助産師学生の分娩期ケア能力学習到達度に関する実態調査」をもとに作成しパイロットテストを経て完成させた。第2段階は卒業前の学生へのトライアルとして学生2名の2レーンを3人1組の評価者6名で実施した。得られたデータを集計し,評価者間で評価が一致した項目,差異のある項目を抽出した。さらに評価者へフォーカスグループインタビューを行い,内容分析し量的データと統合して分析した。本研究は所属機関の倫理審査委員会の承認を得た。

    結 果

    評価者間の評価が一致した項目は「進行状態の予測」,「分娩準備のタイミング」,「躯幹娩出」,「出血の判断」の4項目であった。反対に「心理的サポート」,「分娩進行を促す支援」,「児の第一呼吸助成」,「外表奇形確認」,「異常の予防」の5項目は評価がばらついた。評価者からは診断能力はよく見えたが,態度面の評価は標準化が難しいこと,技術面は細かな基準を求める意見があった。

    結 論

    本OSCEは来院した産婦について情報収集や各種診察を行い,ケア方針を決め実践する能力を評価することを意図している。トライアルでは学生の臨床推論が可視化され,卒業前の学生の実践能力の評価法として妥当性が高いことが示唆された。今後,さらに妥当性を高めるために評価者の一貫性,評価基準の標準化,事例の数,課題数,所要時間,評価者数などの課題の改善を重ねデータ集積し検討する必要がある。

  • 渡部 香名映, 濵 耕子
    2019 年 33 巻 2 号 p. 213-224
    発行日: 2019/12/27
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    目 的

    育児支援を行う双子の祖母の生活の実態を明らかにすることである。

    対象と方法

    A県内の多胎サークル等と多胎妊娠を扱う医療機関に研究協力を依頼した。育児支援を行う双子の祖母6名を対象に半構成的面接調査を行い,質的記述的に分析した。

    結 果

    カテゴリー【孫二人の育児の繁忙さ】は<大人二人いても応えきれない二人の泣き><自分の育児と異なり時間と手間がかかる授乳><連続する入浴><自分も母親だと思うほどの育児><加齢による身体的負担>のサブカテゴリーから,カテゴリー【家庭生活に加え双子と娘への責務が重なる負担】は<今まで通りの家庭生活における気遣いをしていくことの大変さ><娘への気遣い><同居家族の協力の無さ>のサブカテゴリーから,カテゴリー【自分は二の次にする】は<趣味の時間の制限><仕事量を調整する><自分で時間を自由に使えない不自由さ>のサブカテゴリーから,カテゴリー【双子の発育状況や一児への思い入れの偏りから生じる自責感と家族の不協和音】は<双子の成長を比べてしまう自責感><自分に偏愛がある申し訳なさ><家族みんなが双子の一人を気にかけている><偏愛から生じた家族の不協和音>のサブカテゴリーから,カテゴリー【娘の母親として力になりたい】は<母親として娘の負担を減らしたい><親にしてもらったことを娘にもしてあげたい>のサブカテゴリーから,カテゴリー【自分にプラスになる】は<孫がなついてくれる><育児支援を行うことで娘との心理的距離が近づく><娘や双子と過ごす中で得た楽しい経験><健康増進につながる>のサブカテゴリーから,カテゴリー【今だけ仕方ないと思う】は<双子の成長と共に楽になるという見通しをもつ><現状の生活が限られた時間であるという予測>のサブカテゴリーから構成された。

    結 論

    双子の祖母は育児支援を行うことが生活の中心となっていた。

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