足底挿板療法は、様々な疾患に対し有効性が得られる反面、効果が得られない場合も多い。今回は他院で足底挿板を製作したが、効果が得られず、その後、病院を7 件ほど変えてみたが原因不明と診断され、疼痛が治らないままスポーツを中止していた患者様に対し、当院で評価を行い、原因を追究し、医師と相談し、足底挿板を製作した結果、疼痛が消失し、スポーツ(400 m ハードル)にて完全復帰を果たした。また本症例の希望である400 m ハードルにおいて全国大会に出場するほど回復した経験を得た。足底挿板療法は、評価が重要であり、疼痛の原因を解明することで足底挿板療法の効果の向上が得られる。