本研究の目的は、Self-Compassion Scale for Youth日本語版を作成し、その信頼性と妥当性を検討することであった。中学生903名を対象とした調査において因子構造、内的整合性、構成概念妥当性を検討し、中学生146名を対象とした調査において再検査信頼性を検討した。その結果、Self-Compassion Scale for Youth日本語版は17項目4因子構造が示され、概ね十分な妥当性を有することが確認された。信頼性においては改善の余地があり、今後の検討課題であると考えられる。