バイオフィードバック研究
Online ISSN : 2432-3888
Print ISSN : 0386-1856
29 巻
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 三島 徳雄
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. i-iv
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
  • 西村 千秋
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. 1-3
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
  • 三島 徳雄
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. 5-13
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
    我が国におけるバイオフィードバック療法(以下BF)の研究と臨床応用は,心身医学治療法の中でも30年以上の歴史を持っている.BF研究の中にその基礎を持つと考えられる健康関連産業の商品が一般にも広く受け入れられている.しかし,日本バイオフィードバック学会に対する関心や,関連学会へのBFに関連する発表は,近年は活発であるとは言い難い.BFを広めるには,これまでBF学会に参加していない臨床家や研究者の声を関く必要があると思われる.このような問題意識から,BF学会会員の有志が集まり,大学病院の臨床講座を対象とした質問紙調査を実施し,今後のBFの活性化を図るための議論の基礎データとするとともに、その結果に基づいて活性化のために議論することを考えた.質問紙は2種類作成し,一つは各講座の現状について記入を依頼し,もう一種順にはBFに関心がある講座の構成員の個人的な意見を求めた.全国の大学病院の神経内科,精神神経科,心療内科,リハビリテーション部門,総合診療部に相当する臨床講座に質問紙を郵送した.平成13年11月中旬に郵送し,回答を求めた.355講座に郵送したが,3つは実質上臨床機能を持っていなかった.従って対象総数は352になる.少なくとも講座,または,個人のいずれかに回答を寄せられた講座は164(47%)であった.講座回答を寄せた154講座のうち65講座(42%)がBFを「良く知っている」と答え,69講座(45%)が治療で使ったことがあると答えた.今後も使用を予定している講座は52(34%)であった.半数近い回答率から,予想以上に潜在的なBFへの関心は高いものと考えられた.今後,これを実質的な活動に結びつけていく必要があると恵われる.
  • 赤嶺 真理子, 菅原 英世, 中橋 幸代, 藤沢 幹一郎, 久保 千春
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. 15-20
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
    九州大学心療内科での入院治療におけるバイオフィードバック療法の有効性と症例の予後を評価した.また2症例の具体的な治療内容を示し有用性について考察した. 最近11年間に当科に入院してバイオフィードバックを行った症例は延べ39例であった.疾患の内訳は痙性斜頚25例,書痙10例,その他の神経筋疾患4例であり,平均年齢は40.2歳であった.主治医による退院時評価は改善28例,やや改善7例,不変1例,事故退院2例,検査のみ1例と71.8%が改善以上であった.予後調査から,全疾患を合わせた症状の程度はバイオフィードバック療法を行った入院治療後に半減し,退院後から調査時点まで(平均57ヶ月間)変化していないことが明らかになった.次に,2症例の治療経過を示した.1例目は症状に心理的要因も推察されたが,当初は心理的介入に防衛的であった.しかしバイオフィードバック療法は身体からの治療として導入は容易であった.セッションを続けることで患者-医師関係が良好となり心理的介入が容易になった.2例目はバイオフィードバック療法により心身相関の気付きが得られた.以上のように,本治療法は身体的な治療としてのみではなく,心理的介入への導入としても有用である.
  • 志和 資朗, 佐々木 高伸
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. 21-28
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
    我々は,20年間,広島市民病院精神科で系統的・継続的にバイオフィードバック療法に取り組んでいる.総合病院である広島市民病院精神科では,他科あるいは診療所などとの連携"病診連携"が確立されており,バイオフィードバック療法へのニーズは高い.特に,"マル于フィードバック療法"の確立によって,汎用的な応用ができるようになったことも,バイオフィードバック療法が継続できている要因であるとも考えている.今回のアンケート結果は,バイオフィードバックに対する関心度と使用率の低さを示していた.このことは,稲森らが行ったアンケート調査(1988)においても"バイオフィードバック法が普及しない理由"として指摘されていた.今回のアンケート結果は,現時点でもこれらの問題が解消されていないことを示している.バイオフィードバックを活用するための情報という点については,インターネット(ホームページ)を用いた情報発信が効果的ではないだろうか.広島市民病院では,"インターネットで調べてきました"といって,遠方からバイオフィードバック療法を希望してくる患者も数多くいる.このことは,近医によってバイオフィードバックが受けられない現状を示している.これらのことから,医療機関向けにHPを活用し,1)バイオフィードバックの基礎と臨床(応用例)などの紹介.2)バイオフィードバック機器メーカーと連携したバイオフィードバック機器の紹介など,"バイオフィードバックはどうすればてざるのか",そして"バイオフィードバックで何ができるのか"について幅広く情報提供することが,バイオフィードバックの認知度を高めることにつながると考える.次に,バイオフィードバック学会に多くの人に参加してもらうためには,学会名の名称を変更することを検討すると同時に,その研究対象を生体行動と自己調節に関する幅広いものにして,多方面の領域の人が入会できるよう検討する必要があると考える.
  • Atsushi Hiraoka
    原稿種別: Article
    2003 年 29 巻 p. 29-34
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
    In order to elucidate the mechanisms of oxidative damage in human bodies caused by mental stress, the author biochemically examined changes in the levels of excretion into urine of some substances in normal healthy males and females before and after performing arithmetic calculations. Acceleration of excretion of albumin and the elevation of the levels of glucose (G), L-ascorbic acid (=vitamin C, VC) and catecholamine (CA) in urine were identified as biochemical responses to mental stress, although time-dependent changes in their patterns of excretions were seen in male and female subjects. Significantly, positive correlations were observed between the concentrations of adrenalin (A) and G, as well as between G and VC, in urine samples exhibiting increased excretions. These results indicated that excretions into urine of G and VC are accelerated when the blood G level is elevated because of mental stress-induced secretions of CAs, especially A, and that the resultant deficiency of VC as a major internal antioxidant may be one of the causes of oxidative damage as a result of mental stress.
  • 福井 亜理, 稲森 義雄
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. 35-39
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
    本実験の目的は,ハンドベル演奏者の呼吸に同期減少が見られるかを検討することであった.12名の女子大学生がクリスマスメドレーを演奏し,彼女たちの呼吸を計測した.その結果,演奏中に演奏者の呼吸周波数は0.45Hz近辺に上昇した.しかしながら,本実験では呼吸位相が揃う同期現象は明白には観測されなかった.
  • 宮本 芳文
    原稿種別: 本文
    2003 年 29 巻 p. 54-55
    発行日: 2003/06/14
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
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