日本外科系連合学会誌
Online ISSN : 1882-9112
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26 巻 , 1 号
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  • Hiroaki Osada, Masatoshi Ikeshita
    2001 年 26 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • Junji B. Machi
    2001 年 26 巻 1 号 p. 3-13
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • Gerald H. Stein
    2001 年 26 巻 1 号 p. 14-19
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    The application of the methods of problemoriented system and problem-based learning are essential tools for teaching surgically oriented Japanese physicians-in-training the clinical skills to understand and manage their patients' problems independently. Much time is needed during the first post graduate year in order for these young physicians to become proficient in patient analysis. The use of preprinted worksheets and detailed repetitive medical chart review with immediate corrective feedback, coupled with bedside practical examinations and discussions, facilitate acquisition of needed clinical skills. Surgical trainees need these basic cognitive skills if they are to develop the proper skills for understanding preand post-procedural invasive interventions.Additionally surgical training should includethe use of medical literature for evidence based decision making as well as communicative skills for talking with patients and families. These patient oriented discussions should be in conformity with international ethical standards. Future computerized patient interactions will require surgeons to accept new models of clinical involvement. Life-long continuous medical education will be essential as these new technologies are introduced. Yuong surgeons will lead the changes ; old surgeons will have to adopt the new methods or retire.
  • Karel Novak
    2001 年 26 巻 1 号 p. 20-24
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • Kingsley Faulkner
    2001 年 26 巻 1 号 p. 25-27
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • Yatsuo Ito
    2001 年 26 巻 1 号 p. 28-29
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • Takeki Nishino
    2001 年 26 巻 1 号 p. 30-32
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • 坪井 一人, 竹大 禎一, 雨宮 厚, 近藤 誠
    2001 年 26 巻 1 号 p. 33-40
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    われわれの施設では1983年より広い適応基準に基づき乳房温存療法を施行している。1990年7月までは, N (0) 症例に対しても腋窩郭清を施行していたが, それ以降は, N (0) 症例に関しては, 腋窩郭清をせず, 腋窩照射にゆだねている。今回, われわれは病期1期2期のN (0) 症例において, 腋窩照射のみで満足できる局所制御が得られるか比較検討した。腋窩治療として腋窩照射のみの群, 腋窩郭清に腋窩照射を加えた群を比較したが, 病期I期II期のN (0) 症例ともに腋窩再発率, 生存率に統計学的有意差を認めなかった。他施設のdataと比較しても遜色ない腋窩再発率であり, 病期I期II期のN (0) 症例において腋窩照射は生存率を犠牲にすることなく良好な局所制御が期待できる。また, 化学療法を始めとする術後全身療法を施行するにあたり, 腋窩リンパ節の病理組織学的診断を必要としなければ, 腋窩照射は腋窩郭清に取って代わりえる治療法であると思われた。
  • 篠塚 望, 小山 勇, 美濃島 卓哉, 俵 英之, 上笹 直, 渡辺 拓自, 松本 隆, 安西 春幸, 許 俊鋭
    2001 年 26 巻 1 号 p. 41-44
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    内視鏡的乳頭括約筋切開術 (EST) において乳頭切開における凝固と切開を自動的に繰り返す出力モード (エンドカット) を使用し, その有用性に関し検討した。エンドカットを用いたESTは従来の高周波モードを用いたESTに比し, 出血も少なく乳頭切開部の視野も良好に保たれ, 切石率も高い傾向にあった。またEST施行後の血清アミラーゼも低い傾向にあった。エンドカットは切開ナイフと組織との接触面積や切開速度などにより凝固の強さが制御されるため, 乳頭切開の途中で一気に大きな切開が生じてしまうジッパー現象は1例も生じなかった。エンドカットは出血や穿孔を防止し, より安全かつ正確にESTを施行できると思われ, 今後大いに活用されうるものと思われた。
  • 今井 康博, 田村 清, 松村 誠
    2001 年 26 巻 1 号 p. 45-55
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    著者らは, 心臓血管外科手術を支援するシステムとして, ドプラ血流信号の取得に有利なカテーテルのシャフト軸に対して斜めに傾斜させた振動子と血管壁エコー信号の取得に有利なカテーテルのシャフト軸に対して直角方向に超音波ビームを送受信できる振動子との2個の振動子を持つ血管内超音波カテーテル型プローブである “カラードプラカテーテル” を新たに開発した。そして, この新しく開発されたカラードプラカテーテルの基本的性能を血流模擬回路で検討し, カラードプラカテーテルで得られた平均血流速度は, 連続波ドプラ法で求めた平均血流速度と高い相関 (r=0.996;p<0.01, r=0.988<0.01) を認めた。更に, 豚を用いた動物実験によってカラードプラカテーテルの心臓血管外科手術を支援するシステムとしての有用性を検討した。実際にステントを留置した腹部大動脈で, ステントは腹部大動脈及び腹腔動脈の血流と共に高輝度の破線円状に明瞭に描写され, 本法が心臓血管外科手術を支援するシステムとして応用しうる可能性が示唆された。
  • 岡村 吉隆, 望月 吉彦, 飯田 浩司, 森 秀暁, 山田 靖之, 松下 恭, 嶋田 晃一郎
    2001 年 26 巻 1 号 p. 56-59
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    体外循環ハイリスク例に対しoff-pumpでCABG (OPCAB) を施行した症例の成績を検討した。CABG330例をOPCAB58例と心停止下手術 (CCAB) 272例に分け比較した。上行大動脈石灰化, 脳血管障害, 呼吸不全など有意にOPCAB群が体外循環ハイリスクであった。病院死亡率はOPCAB群で1.7%, CCAB群で3-3%であった。ICU滞在日数や術後合併症に差は無く, 同種血輸血回避率はOPCAB群が優れていた。平均吻合枝数はCCAB群3.1枝に比し, OPCAB群は1.6枝と少なく, グラフト開存率も96.6% : 93.6%でやや低下傾向であった。ハイリスク例へのOPCABの成績は概ね良好だが, 血行再建度が課題である。安全に施行するためシャントの使用やポンプへの移行, ハイブリッド治療など術中判断が重要である。
  • 西尾 知, 天野 定雄, 福澤 正洋
    2001 年 26 巻 1 号 p. 60-67
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    胃癌の腹膜再発に関与する因子を予測する目的で腫瘍先進部におけるVEGF (vascular endotherial growth factor), u-PA (urokinase-type plasminogen activator) の免疫組織学的発現および腫瘍先進部漿膜下層の微小血管断面積率の面から, 予後と再発形式について組織学的深達度mp, ss, seの胃癌組織111例を対象に比較検討を行った。深達度mp, ss, seにおいて癌性腹膜炎症例で徹小血管断面積率が高く, 深達度mp, ssにおいて微小血管断面積率が高い症例は有意に予後不良であった。VEGF, u-PAについては非再発群に比べなんらかの再発をきたした症例は染色率が高くなる傾向が見られたが, 深達度および再発形式により一定しなかった。以上より胃癌原発巣漿膜下層における微小血管断面積率の測定は腹膜再発予測因子として, また予後因子として有用である可能性が示唆された。
  • 吾妻 司, 吉川 達也, 新井田 達雄, 太田 岳洋, 高崎 健
    2001 年 26 巻 1 号 p. 68-71
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    早期胆嚢癌49例を対象として, 術前および術中検査について検討した。画像検査ではEUSの診断成績が優れていたが, 早期癌と診断できたのは65%のみであった。術中超音波検査と術中迅速病理組織診による壁深達度診断の正診率は, それぞれ73.9%, 85.7%であり, 深達度診断に有用であると思われた。肉眼形態が有茎性または亜有茎性で基部の細いもの22例は全て早期癌であった。以上の結果を考慮すると, 次のように検査をすすめるのが良いと考えられた。EUSを中心に術前検査を行い, 有茎性あるいは亜有茎性で基部が細いことが確認できれば早期癌と診断する。他の場合には術中超音波検査を行い進行癌と断定できなければ, まず胆嚢摘出術を施行する。切除標本で病変部の肉眼形態が上記のいずれかであることが確認できれば早期癌と診断する。他の場合には術中迅速病理組織診を行って壁深達度を確認する。
  • 富田 涼一, 池田 太郎, 藤崎 滋, 丹正 勝久, 福澤 正洋
    2001 年 26 巻 1 号 p. 72-75
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    残便感排便困難, 便秘などを主訴とするrectocele30例を, defecographyで会陰下垂を認める陽性群16例 (24-79歳, 平均53.8歳) と陰性群14例 (20-60歳, 平均42.2歳) の2群に分け, 臨床的特徴を比較検討した。陽性群は陰性群よりその大きさが明らかに大きく, 高齢者が多かった。また, soiling, 便秘, 排便時怒責, 出産既往, 骨盤内手術既往を有する例も明らかに多かった。rectocele例の会陰下垂は加齢, 便秘や排便時怒責による骨盤底筋群への負担, 出産や骨盤内手術による骨盤底筋群の機械的損傷が骨盤底筋群の脆弱化をきたし生じると考えられ, soilingの原因にもなる可能性が示唆された。
  • 服部 良信, 入山 正, 渡邉 浩次, 根木 浩路, 山下 満, 武田 功, 杉村 裕志, 杉村 修一郎
    2001 年 26 巻 1 号 p. 76-79
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    当科で1985年より9例の心臓外傷を経験した。平均年齢は42歳, 男5例女4例で, 刺創2例, バイク事故2例, 自動車事故4例, 転落が1例であった。損傷部位は, 刺創は右室で, 鈍的外傷は, 三尖弁, 大動脈弁, 僧帽弁, 左室と心嚢内上大静脈, 左心耳, 右房と心嚢内下大静脈, 心嚢内下大静脈であり, 頭部外傷, 胸部下行大動脈破裂, 肋骨骨折, 骨盤骨折など重篤な多発外傷を伴っていた。受傷から当科入院までは, 慢性期の1例を除いた8例で平均4時間59分であった。当科入院から手術までは, 慢性と亜急性期を除いた7例で平均2時間54分で, 受傷から手術までは, 平均7時間48分であった。心臓外傷の診断には, 弁の損傷には心エコーが, 心タンポナーデを伴う心臓破裂はCT, 特に造影ヘリカルCTが, 非常に有用であった。心臓外傷に対する手術は8例に行い, 6例を救命することができた。1例は合併症に対する手術を施行し, 心臓外傷は保存的治療で軽快した。
  • 大野 耕一, 井上 清俊, 西田 達, 竹内 敏, 吉田 達之, 中平 公士, 春本 研, 中岡 達雄, 塩川 智司, 木下 博明
    2001 年 26 巻 1 号 p. 80-85
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    漏斗胸に対して胸腔鏡下にsteel barを挿入するminimally invasive sternal elevation (本法) を試みた。この手技を詳細に述べるとともに, 従来の胸骨挙上術を行った35例 (従来群) と本法を行った5例 (胸腔鏡群) を比較した。従来群の年齢は1歳10カ月から16歳11カ月 (平均5歳5カ月) で男児31例, 女児4例であった。胸腔鏡群の年齢は7歳6カ月から17歳4カ月 (平均12歳8カ月) で全例男児であった。従来群は前胸部に皮膚切開をおき, 変形した肋軟骨を切除する胸骨挙上術である。これに対して本法は両側の中腋窩線上に横切開をおき, 弧状に形成したsteel barを胸骨背側に挿入し, barを180度回転させて胸骨を挙上する方法である。手術時間は従来群が316±54分, 胸腔鏡群は191±23分であり, 有意に胸腔鏡群で短かった。また出血量は従来群が88±75g, 胸腔鏡群は22±16gであり, 胸腔鏡群で減少した。漏斗胸患児の多くは美容上の理由で手術を希望するため, 手術の安全性と手術瘢痕を目立たなくする努力が必要である。この点本法は安全で, 侵襲が少なく, 美容上も優れており, 漏斗胸に対して有効な術式と考えられる。
  • 松本 英彦, 柳 正和, 西島 浩雄, 愛甲 孝
    2001 年 26 巻 1 号 p. 86-90
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    当科において切除された末梢型腺癌303例を対象として, 術前肺機能値から算出された術後の予測肺機能値から原発性肺癌に対する手術成績を再評価し, 絶対治癒切除の意義について検討した。術前肺機能値と切除予定肺区域数から予測される術後予測肺機能値を算定し術後予測%肺活量, %1秒量ともに80%を越える群を術後予測肺機能正常値群 (N群), どちらかが80%以下を低値群 (L群) とした。L群は術後の肺合併症発生率が高く肺炎死も多かったが, N群では他病死例は認めなかった。さらにL群において, 術後予測%肺活量, %1秒量ともに60%以下の症例の5生率は10%と著しく不良であり, 絶対治癒切除で期待される予後は得られていなかった。以上より, 術後予測肺機能正常群では, 絶対治癒切除により良好な予後を期待できるが, 術後肺機能が低値特に術後予測%肺活量, %1秒量ともに60%以下の症例では残存肺機能を温存する縮小手術を考慮すべきと思われた。
  • 柴田 裕達, 橋本 信子, 内沼 栄樹, 石山 暁
    2001 年 26 巻 1 号 p. 91-94
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    乳房温存術後に著明な変形をきたしたために修正手術を行った症例を経験した。症例は49歳, 女性。1996年8月, 左乳癌にて乳房温存術が施行された。術後, 乳腺摘出部は著明に陥凹し, 乳輪乳頭はひきつれのため内下方を向き偏位していた。これに対して1997年8月, 乳房下垂に準じた方法による修正手術を施行した。乳輪乳頭を外上方へ移動させ, 大胸筋筋膜上で剥離した周囲の乳腺組織を引き寄せて乳房マウンドを形成した。術後経過は良好で左側乳房の変形は改善した。本法は乳輪乳頭の移動と残存組織を利用した方法であるため, 筋皮弁による形成術と比較して手術侵襲と患者の負担も軽いのが特徴である。
  • 阪口 晃行, 安川 十郎, 大東 雄一郎, 中島 祥介
    2001 年 26 巻 1 号 p. 95-97
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    今回, われわれは成人の原発性小腸軸捻転症の1例を経験したので報告する。症例は52歳, 女性。既往歴に特記すべきことなし。平成11年6月6日, 夕食後より, 突然の腹痛および嘔吐が出現し, 当院救急外来を受診。下腹部に圧痛がみられたが, 筋性防御は認められず, 腹部X線にて左下腹部に少量の小腸ガスを認め, 腸閉塞を疑われ入院となった。次第に腹痛は増強し, 翌日外科紹介となった。腹部CT検査で腸間膜血管に向かって収束像を呈する腸間膜および肥厚, 拡張した小腸を認め, 腹水も伴っており, 小腸軸捻転症による絞掘性腸閉塞を疑い緊急手術を行った。手術所見では約150cmの小腸が360°捻転し, 壊死に陥っていた。壊死部の小腸を切除し, 端々吻合で再建した。他に誘因となる癒着, 腫瘍, 憩室, 回転異常などは認められず, 原発性小腸軸捻転症と診断した。原発性小腸軸捻転症は非常に稀な疾患であるが, 本症例はCT検査が非常に有用であった。
  • 上原 秀一郎, 西田 茂, 安室 省吾, 加納 久雄, 柏尾 光彦, 福澤 正洋, 根本 則道
    2001 年 26 巻 1 号 p. 98-100
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    術前診断において悪性狭窄と鑑別困難であった下行結腸潰瘍の1例を経験した。症例は77歳, 女性。便柱の狭小化と粘血便を主訴に当科を受診した。注腸造影検査にて下行結腸に約4cmにわたり全周性の狭窄を認めた。大腸内視鏡検査では肛門縁より35cmに全周性の狭窄を認め, 内腔は4mm程度でファイバーの通過は不可能であった。生検では悪性所見を認めなかったが, びまん浸潤性大腸癌を否定できず, 結腸左半切除術を施行した。病変では軟で境界明瞭な浅い潰瘍を伴っていた。病理組織学的には虚血に伴う潰瘍であった。自験例は症候性結腸狭窄があり手術適応であったが, 術前の画像診断で大腸癌を否定しえず手術となる症例も散見され, このような症例の存在も常に念頭に置く必要がある。
  • 阪本 研一, 伊藤 英夫, 立山 健一郎, 二村 直樹
    2001 年 26 巻 1 号 p. 101-104
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    症例は28歳, 女性。妊娠9カ月頃より下痢と血便を認め, 出産後5カ月目に症状の持続と体重減少を主訴とし来院した。肛門縁より約4cmの部位に全周性狭窄を伴う直腸癌を認め, 1995年3月10日に手術を施行した。腫瘍は直腸前壁やや右壁よりを中心に存在し, 左片側自律神経温存下に超低位前方切除, 膣後壁合併切除および両側側方郭清を伴うD3リンパ節郭清術を施行した。組織学的には高分化型腺癌で, ai (膣後壁), 1y3, v2, n1 (+), ow (-), aw (-), ew (-) で, 右骨盤神経叢への浸潤転移を認めなかった。術中術後に化学療法を施行した。現在術後5年6カ月目であるが無再発生存中で, 排尿および排便機能障害による日常生活の制限は認めていない。
  • 上田 順彦, 根塚 秀昭
    2001 年 26 巻 1 号 p. 105-109
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    再発を認めながら長期生存が可能であった肝嚢胞腺癌の1例を報告した。症例は50歳, 男性。S5, 8, 4bにまたがる嚢胞形成性悪性肝腫瘍の診断のもと手術を施行した。周囲肝実質を付けて嚢胞切除を施行したが, 門脈前区域枝との間で肉眼的に腫瘍は遺残した。嚢胞内腔は充実性部分と粘液を含有する嚢胞部分からなり, 組織学的には充実性部分と嚢胞上皮はすべて腺癌で, 肝嚢胞腺癌と診断された。また12b2リンパ節に転移を認めた。術後より化学療法として約5年間に渡りCDDP50mgの静注を38回施行し, 約6年間UFT-E2g/日を内服させた。術後2年1カ月目の腹部CTで後区域に不整な低吸収域を認めた。その後多房性嚢胞を形成しつつ肝実質内および肝外性に浸潤増大し, 一部は皮膚と瘻孔を形成した。この嚢胞内容も癌細胞が浮遊した粘液であった。上縦隔, 頸部リンパ節腫脹さらに両肺に空洞形成を伴う充実性腫瘤像も多数認めた。呼吸苦が増強し, 術後6年9カ月原病死した。
  • 加藤 俊二, 恩田 昌彦, 内藤 善哉, 江上 聡, 田中 元子, 松倉 則夫, 徳永 昭, 清水 宏之, 木村 剛, 秋元 成太
    2001 年 26 巻 1 号 p. 110-114
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    胃癌術後でしかも転移巣が非典型的な病態をとったため診断に難渋したが, 病理学的に特殊な形態を呈するoccult前立腺癌と診断しえた1例を報告する。症例は67歳, 男性。1990年他院にて胃癌sm浸潤で胃切除術施行。経過観察中, 1999年1月のCT検査にて後腹膜腫瘍判明。血管撮影および腫瘍生検にて非上皮性悪性腫瘍と診断され, 5FU+Leucovorin療法を受けたが不変 (NC), 退院した。4月より腰椎L2-L4へのosteolyticな骨転移による下肢運動障害を認め当院転院となる。再度の経皮的生検と特殊染色を含む病理学的検索にて, 腫瘍は粘液染色陽性のsignet ring cellを含み, Endocrine Granular Component, Prostate Specific Antigen陽性の, 粘液産生能と神経内分泌癌の特徴を有する病理学的に特殊な前立腺癌の転移巣であることが診断された。さらに全麻下, パワードプラエコー下経直腸的前立腺生検にて原発巣と判明しえた。
  • 玉森 豊, 西村 重彦, 山木 健一郎, 安藝 敏彦, 河村 哲雄, 吉川 和彦
    2001 年 26 巻 1 号 p. 115-118
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
    本邦では比較的稀とされている白線ヘルニアの3手術例を経験した。症例1 : 42歳, 女性。帝王切開による3回の出産歴がある。腹痛にて受診した。術中所見では白線に0.8×0.7cmの楕円形欠損, 腹膜前脂肪織の突出を認めた。症例2 : 79歳, 女性。自然分娩による2回の出産歴がある。上腹部腫瘤にて受診した。白線に母指頭大の欠損, 大網および小腸をヘルニア内容とするヘルニア嚢を認めた。症例3 : 21歳, 男性。既往歴に特記すべきことなし。上腹部腫瘤にて受診した。白線に示指頭大の欠損, 腹膜前脂肪織の突出を認めた。全例外科的にヘルニア内容の還納およびヘルニア門の縫合閉鎖を行った。いずれも術後再発を認めていない。
  • 三橋 直樹
    2001 年 26 巻 1 号 p. 119
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
  • 橋爪 誠
    2001 年 26 巻 1 号 p. 120
    発行日: 2001/02/28
    公開日: 2009/08/13
    ジャーナル フリー
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