日本栄養士会雑誌
Online ISSN : 2185-6877
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52 巻, 12 号
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  • 小久保 友貴, 近藤 珠里, 多田 由紀, 山田 美恵子, 木皿 久美子, 森 佳子, 日田 安寿美, 石崎 朔子, 川野 因
    2009 年 52 巻 12 号 p. 1084-1092
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/12/28
    ジャーナル フリー
    新体操は容姿の美しさも勝つために必要な要素となるため、女子新体操選手は食事制限を中心とした減量を繰り返していることが多いと報告されている。また、先行研究から、たんぱく質摂取量が少ないことや菓子類摂取が多いこと、欠食する選手が多いことが特徴として挙げられた。そこで、講義形式の集団食教育が食意識や食品選択にどのような影響を及ぼすかについて検討することを目的とした。 大学女子新体操選手20 名を対象とした。2 カ月間に計5 回の食教育(以下、介入)を実施し、介入前、介入後、介入終了2 カ月目(以下、2 カ月後)に身体計測、食事調査、食生活アンケートを行った。その結果、豆類摂取量は介入前に比べて介入後で有意に増加し、2 カ月後は介入後の摂取量が維持されていた。菓子類摂取量および欠食回数は期間をとおして変化が見られなかった。以上の結果から、新体操選手を対象とした2 カ月にわたる集団食教育の実施は、食習慣や食品選択に影響を及ぼすことが示唆された。
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