日本栄養士会雑誌

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乳幼児の飲料摂取と母親の飲料に対する意識との関連を明らかにすることを目的とし、9カ月～3歳の乳幼児を持つ母親275人に、12種類の飲料の摂取頻度、与える理由・場面についてアンケート調査を実施した。その結果、「水・お茶」以外の飲料も「水分補給」としてほぼ全児に与えられていた。加えて、児の摂取頻度の高い飲料ほど「子どもが好きだから」という理由で与えている母親の割合が高かった。さらに、摂取頻度が高い飲料は年齢階級が上がるに従い増加していた。一方、「水・お茶」以外の飲料を与えない理由（自由回答）として「まだ早い」は上位項目に挙げられ、「食事摂取量・食欲に影響」は挙げられていなかった。水分補給を目的として「水・お茶」以外の飲料を与えている場合、哺乳量や食事量に影響を及ぼすことが周知されていない実態が推察された。与える場面・理由より飲料を類型化した結果からは、類型に応じた栄養教育の必要性が推察された。

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