人間工学
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15 巻, 5 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大島 正光
    1979 年 15 巻 5 号 p. 237-240
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 守 和子
    1979 年 15 巻 5 号 p. 241-246
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 小沼 正哉
    1979 年 15 巻 5 号 p. 247-250
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 外池 光雄, 山中 俊夫, 側垣 博明, 西本 昭男, 武林 正峯, 栗岡 豊
    1979 年 15 巻 5 号 p. 251-258
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    ヒトの脳波における種々のニオイの影響を研究するために, ヒトの頭皮上の前頭部と頭頂部から, 単極誘導法によって嗅覚誘発電位を記録した. 3つの嗅覚刺激方法を比較検討し, 圧力一定方式の嗅覚刺激装置を試作した. ニオイ物質として, アミールアセテート, 酢酸, カンファを用い, それらの濃度は0.1%と10%とした. 被験者のニオイ認知信号によって誘発電位を加算し, 測定のS/N比と再現性を向上させた.
    ニオイ物質に対する誘発電位の波形は共通してコントロールの波形より振幅が大きく, 前頭部では530~620ミリ秒, 頭頂部では520~660ミリ秒に主ピークが存在した. また酢酸では380ミリ秒にサブピークが見られた.
  • 北本 拓
    1979 年 15 巻 5 号 p. 259-263
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    この実験の目的は, 左右手の筋力発現調節状態をいろいろな条件の下で検討するものである. その調節状態を知る指標として, 正確性として偏差を, 速応性としてむだ時間と時定数を, 安定性にはオーバシュート率を用いた.
    その結果以下のことを得た.
    1) 正確性では, 0.3Hzの運動リズムが最適調節状態を示した. そして左右同時調節がよい成績を示した.
    2) 速応性では, 左右差はみられなかった.
    3) 安定性では0.15Hzの運動リズムが安定なよい調節状態を示した. そして右手がよい成績を示した.
  • その年齢差と制御機構に関する研究
    吉村 浩一
    1979 年 15 巻 5 号 p. 265-270
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    ヒトが周辺視野内の指標をみる際の眼球―頭部協調運動の諸特性のうち, 実験Iでは成長途上にある中学生と成人との頭部運動量が比較され, 実験IIでは頭部運動に対する補償的眼球運動生起の時間的特性が検討された. その際, 眼球運動はEOG, 頭部運動はポテンシオメータで測定された.
    実験Iの結果, 周辺視野内の同一位置視標に対し, 中学生の方が成人より頭部を視標に向けて大きく回転させてみることが示され, 同じヒトでも年齢により頭部運動量が異なることが明らかにされた. 成人でのきわめて小さな頭部運動量と, 中学生や既存研究のサルでの大きな頭部運動量とが比較され, この両者の量的差異から両者の協調運動パターンに質的な差異の存在の有無の検討の必要性が指摘された.
    実験IIでは, 補償的眼球運動は頭部運動開始後, 一定潜時で生起せず, 視線移動角度が大きくなるにつれてその潜時は増大し, 視線が視標をとらえたと思われる時点で生じることが示された. この結果は, 眼球―頭部協調運動の制御が機械的な反射機序で行われるのではなく, 刺激布置に巧妙に適合した複雑で高次な機序で行われていることを示唆するものであるが, 補償的眼球運動は covert には一定潜時で生じているが, 初めの眼球移動角度が大きいほど, それに打ち消されて, overt には長い潜時で生じるものであると考えることによって反射制御での説明が可能である.
  • 岡井 治, 多気 昌生, 望月 篤子, 西脇 仁一, 森 卓二, 藤尾 昇
    1979 年 15 巻 5 号 p. 271-278
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    低周波音 (8~50Hz; 105dB) における人体の反応を評価した. 低周波音は, 直接外気に接する聴覚器, 前庭器, 呼吸器に作用するものと思われる. そこで, 低周波音に全身曝露して人体反応を調べ, 次の結果をえた.
    i) 低周波音に敏感な人は, 閾値が低くかった. もっとも, 多くの人では, 他の報告と同じ閾値をもっていた.
    ii) 閾値付近で脳波の振幅が減少した.
    iii) 心拍数, 呼吸数は減少傾向を示した. 肺循環脈波は振幅が増した.
    iv) 血圧および身体の動揺は一定の傾向を示さなかった.
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