人間工学
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30 巻, 6 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 市橋 秀友
    1994 年 30 巻 6 号 p. 355-358
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 石原 茂和, 長町 三生
    1994 年 30 巻 6 号 p. 359-365
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 廣瀬 通孝
    1994 年 30 巻 6 号 p. 367-371
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • PET, MRI, MEGを中心として
    奥畑 好孝, 田中 良明
    1994 年 30 巻 6 号 p. 373-376_1
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 梅村 守
    1994 年 30 巻 6 号 p. 377-380_1
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 森 博彦, 甲 洋介
    1994 年 30 巻 6 号 p. 381-387
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • フラクタル次元に基づくMWL評価の試み
    村田 厚生
    1994 年 30 巻 6 号 p. 389-393
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    本研究では, 精神作業負荷レベルを変化させてメンタルワークロードを増大させた場合に, R-R間隔ゆらぎのフラクタル次元がいかに変化するかを検討した. 作業負荷レベルの増加とともにメンタルワークロードが増大し, これに対応してR-R間隔ゆらぎのフラクタル次元が高くなることが示された. すなわち, メンタルワークロードが高い状態ではフラクタル次元が高いことから, R-R間隔のゆらぎ方がより複雑になることが示唆された. 以上のように, R-R間隔ゆらぎのフラクタル次元解析に基づくメンタルワークロードの評価の可能性が示された.
  • 渋谷 恒司, 菅野 重樹, 加藤 一郎
    1994 年 30 巻 6 号 p. 395-403
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    人間は指と腕を協調させることによって巧みな作業を行うことができる. 本研究の目的は, この指-腕協調による巧みさ (スキル) を, 人間の動作を分析することによって明らかにすることである. 本研究では巧みな動作の一例としてバイオリン演奏をとりあげ, その演奏動作を分析した. 被験者は, 職業演奏家, 音楽大学学生, 未経験者各2名の計6名とした. 実験では, バイオリン演奏において最も基本的な演奏法である全弓下げ弓を用いることとし, 被験者に弓圧および弓速を3段階に変化させて演奏してもらった. 上肢およびバイオリンの動作は三次元動態計測装置を用いて計測し, 弓圧は弓に貼ったひずみゲージを用いて計測した. 分析の結果, 未経験者は指, 腕を効果的に使えないこと, また職業演奏家のほうが音楽大学学生より, ボーイングの変化に対する動作の変化が大きいことが明らかとなった.
  • 長谷川 徹也, 神代 雅晴
    1994 年 30 巻 6 号 p. 405-413
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    データ入力作業において, 座位姿勢で短時間の休憩を挿入した場合と, 他の作業を組み入れて作業させた場合について実験的に比較し, 一連続作業時間のあり方について検討した. データ入力作業では1桁の乗算をさせ, その解答をキー入力させた. 作業時間は60分間とし, 休憩をしない条件, 30分間隔, 20分間隔, 15分間隔, 10分間隔ごとに, 休憩あるいは仕分け作業を挿入した条件について実験した. その結果, 60分間連続でデータ入力作業をさせた場合には単調作業の様相を呈していたが, 仕分け作業を挿入することで, 単調感からの離脱を促進し, 休憩を挿入するよりも作業成績が向上した. しかし, 仕分け作業を組み入れた場合には, 作業後の疲労感の増加や作業終了後のフリッカー値および反応時間の回復の遅れがみられた.
  • 鴻巣 努, 福田 忠彦
    1994 年 30 巻 6 号 p. 415-421
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    銀行の現金預金払出機 (ATM) のディスプレイ表示の有用性に関し, 利用者の視線の動きを分析することにより検証した. 実験はATMの画面表示を紙面に再現し, ビデオに集録したものを刺激とし, それを見た被験者の視線の動きを眼球運動測定装置によって記録した. 各刺激パターンにおいて選択の所要時間を比較すると, (1) 画面上の多すぎる選択肢, (2) わかりにくい選択肢, (3) 通帳とカードの不明瞭な区分, (4) 縦書と横書の混在が使いにくさの要因となることが判明した. また, 各刺激パターンの情報量を算出し, 選択肢の探索時間との関係を調べた結果, 情報量の多い表示ほど探索時間がかかる傾向が認められた. 一方, 情報量が多く, かつ探索時間が短い刺激パターンが存在した. 特殊記号によって利用頻度の高い選択肢を強調した刺激パターンでは, 探索時間の短縮がみられた. 本研究からATMにおける理想的な情報提示方法が明らかになった.
  • 堀尾 強, 河村 洋二郎
    1994 年 30 巻 6 号 p. 423-430
    発行日: 1994/12/15
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    箸の性質や持ち方と箸を扱う諸動作の動作時間との関係を明らかにするため, 男女大学生11名を対象に箸を用いた諸動作を解析した. 実験には14cm, 21cm, 33cmの長さの箸を用い, ダイズ, ニンジン, トウフをはさんで, あるいはつまんで運ぶ動作, ソーセージを切る動作, ハンペンをさく動作について, 作業時間, 動作中の手腕の筋電図, 指と箸の間の圧力を測定した. 作業時間は, ダイズ, ニンジンを運ぶときには箸の長さによる違いはみられなかったが, トウフを運ぶときには長い箸が, 切る, さく動作のときには短い箸ほど動作時間が短かった. また, 箸と接触する手の各部位の圧は, 持ち方により違いがあった. つまんだり, はさんで運ぶ場合, 伝統的な持ち方では各部位の圧の違いは箸の長さ, 食品の大小や性状によらず同じパターンであったが, 他の持ち方では各指の圧パターンのばらつきが大きかった. さらに手腕各筋の筋電図では, 短母指屈筋の振幅が大きいことが特徴で, ニンジンを運ぶ動作, ソーセージを切る動作, ハンペンをさく動作の場合, 長い箸のときは短い箸よりも短母指屈筋の筋電図振幅が大きかった. 箸の長さに関しては, 長い箸では, トウフを運ぶとき以外は, 作業動作が終ったときに箸を持つ位置が先端方向に移動していた. 中等度の長さの箸ではソーセージを切る動作でのみ先端方向へ, 短い箸ではトウフを運ぶ動作でのみ逆に後端方向へ移動していた. なお, 箸を用いた各動作の動作時間と身体計測値との相関はほとんど認められなかった.
    この動作時間, 圧の比較, 筋電図振幅の比較, および作業後の箸を持つ位置の比較から, 大きい食品を運ぶときは長い箸, 食品を切る, さくという動作では短い箸がよく, 動作に適した箸の長さが異なることが明らかになった. また, 箸に接触した指の各部位の圧の比較から, 伝統的な持ち方ではつまんだり, はさんで運んだ場合, 箸の長さ, 食品の大小や性状に関係なく, 各指にかかる圧のパターンは同じであり, 他の持ち方に比べて安定していることが示唆された.
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