人間工学
Online ISSN : 1884-2844
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43 巻, 1Supplement 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 冨田 豊
    2007 年 43 巻 1Supplement 号 p. 1-2
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
  • 藤田 祐志, 小松原 明哲
    2007 年 43 巻 1Supplement 号 p. 3-8
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    人間とロボットの間に調和ある関係を実現し、ロボットを真に人間の福利に貢献するする存在とするために重要な「人間とロボットのインタラクションのありか方に係わる指針」を整備するため、「人間とロボットのインタラクションを理解し応用基盤を整備するための研究」を行う。2030年頃には現在に比して格段に高度な人間融合系ロボットの実現が目指され、2020年ごろにはその萌芽が見られると思われるので、2020年ごろまでに指針第一版を整備することを目指す。
  • 安全・安心・快適なヒューマン・ロボット・システムの実現に向けて
    岡田 有策
    2007 年 43 巻 1Supplement 号 p. 9-15
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    人間・機械系という概念を拡張する中で、人間とロボットという関係を捉えていくことが基本となろうが、ロボットが有する従来のマシンとは異なる種々の特質を踏まえ、利用者である人間および社会にとって、安全・安心・快適といった事柄を満足していくように、人間工学・ヒューマンファクターズの観点から検討を加えていくことが不可欠であると考える。特に、ロボットを人間と同等と置くのではなく、人間中心 (Human Centered)・ユーザ中心 (User Centered) といった観点で、ロボットを含めたシステムのデザインに貢献していくことが、人間工学分野における重要な課題となろう。
  • 八木 絵香
    2007 年 43 巻 1Supplement 号 p. 16-21
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    新しい先端科学技術を社会に導入するにあたって重要なことは, 技術が社会の要求に適合しているか, また, 社会が先端技術を受け入れられるよう醸成しているかという技術と社会との相互作用の視点を持つことである. 今後50年に及ぶ社会, 及び人々の考え方の変遷を考慮した上で、当該の科学技術が社会に受け入れられるためには、どのような配慮が必要かを検討していく必要がある. そのためには、ロボット技術の特性に応じたpTA手法のプロトタイプの構築と試行, ロボット技術の特性に応じたpTA手法の開発を経て, より早い段階でその手法を実際場面へ応用していくことが重要であると考える.
  • 江崎 郁子
    2007 年 43 巻 1Supplement 号 p. 22-28
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    ユーザの意図や状況、環境に対応した行動支援 (ガイド・サポート) 機能を有するロボットを実現するためには、ユーザ意図理解技術、知識獲得・学習技術、マルチモーダルな入出力機構をもつヒューマンインタフェース技術、障害物を検知し回避するセンシング技術、屋内外を問わず不整地でも安全に走行する移動技術、人間の操作と同等のマニピュレーション技術などを今後10~20年の間に開発していく必要があろう。また、ユーザの意図・行動予測など高度化した人間工学的技術に基づき、ユーザ特性に基づく真のニーズの把握、生活や行動特性に立脚した精度の高い機能要件を抽出することで、実用的で有効性の高いロボット開発につながると期待される。特に、高齢者や障害者の自立的な行動や積極的な社会参加を支援するロボットの実現は、福祉・介護分野において大きく期待されることである。
  • 大山 俊雄
    2007 年 43 巻 1Supplement 号 p. 29-33
    発行日: 2007/08/15
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    インテリジェントビルがロボットとは奇異に感じるかもしれない。しかし, ビルまたは部屋に取り付けられた装置がロボットと考えると、我々がロボットの体内にいることになり、インテリジェントビルそのものもロボットと見なすことができる。機器を選ばない統合管理機能を有するロボットを実現するためには、メーカー間のプロトコルの統一、インターネットプロトコルの整備を経て、統一サーバーによる群管理や制御装置を選ばない統合制御技術を開発することが図られるべきであろう. さらに、これらの技術は情報処理および制御分野における自律分散ロボットなどの発展に波及すると期待される。
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