新しい先端科学技術を社会に導入するにあたって重要なことは, 技術が社会の要求に適合しているか, また, 社会が先端技術を受け入れられるよう醸成しているかという技術と社会との相互作用の視点を持つことである. 今後50年に及ぶ社会, 及び人々の考え方の変遷を考慮した上で、当該の科学技術が社会に受け入れられるためには、どのような配慮が必要かを検討していく必要がある. そのためには、ロボット技術の特性に応じたpTA手法のプロトタイプの構築と試行, ロボット技術の特性に応じたpTA手法の開発を経て, より早い段階でその手法を実際場面へ応用していくことが重要であると考える.
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