この報告は, 6人の被計測者について, それぞれの計測法を習得した6~8人計測者が計測を行ない, 得られた値に基づく最大誤差率, 個体による最大誤差率の偏差を計算した. またそれらの値の大きさにより, データ信頼性と個体による安定性を判定したものである. 一般的にいえば, 計測値が4桁の項目については3%程度, 3桁の項目については15%程度, 2桁の項目については25%程度の最大誤差が今回の計測項目については見込まれるという結果を得た. 計測項目中, 身長は信頼性, 個体による安定性の両方が非常に安定した計測項目であることが確認された.
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