ヒトの表情を, お互の通信のための記号と見る場合, それが output されるまでの mechanism は, internal model (図2) を作ることによって説明される.
更に, 顔面筋の筋電図学的研究から, それぞれの筋は互いに拮抗的, あるいは協同的神経支配関係にあることを知った.
ついで, その顔面筋の動的 model をつくり, これを「表情の八面体」(図6) と名づけた.
そこで, ヒトの表情とは, 顔面の静的な部分と動的な筋肉の部分との働きによる相対的な時間的物理的変化であり, その変化が記号として Pattern 認識されるものであろうと考察した.
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