教育心理学研究
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12 巻 , 2 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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  • 古厩 勝彦
    12 巻 (1964) 2 号 p. 65-75,124
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    ろう者の手話または口話によつて送話された内容の了解度を,(A) 書記再生,(B) 絵画選択の応答方法により検討した。送話は黒白8m/m映画により, 送話文は相当平易なものを使用した。口話による低書記再生の場合にはむしろ読み取りともいうべき応答方法であるが, 手話による (A) と手話,
    口話による (B) の方法は了解度をみるものと考えられる。ただ,(A) による場合には「言語力」というべきものによつて相当に結果は左右され, 本研究においても結局このような能力によつてSp. R., Si. R. の成績はともに大きく影響を受けていた。(B) の場合には偶然による見かけの成績におわる危険を伴なつているものではあつたが, こうした「言語力」によりあまり大きな影響を受けない方法によつてみた場合, Si. R. の方がSp. R. をうわまわる好成績をあげている。
    そして, Si. R. がだれにとつてもある程度までは行なえるものであるのに対して, Sp. R. は個人差が大きく, 成績のよいものは相当の成績をもおさめうるのに, 成績の悪いものはほとんどできないといつたように差がはげしく, その送話文によつてもでき・ふできの差が著しい。
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  • 12 巻 (1964) 2 号 p. 75-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 森正 義彦
    12 巻 (1964) 2 号 p. 76-84,125
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    高校2年の学級集団を用い, 評価者を生徒, 被評価者をホームルーム担任かつ学科担当の教師として, 対人評価の同調的変容に関する実験的研究を行なつた。主な結果は次のとおりである。
    1. 対人評価は集団圧力を受けると, その圧力の大きさに従つて影響をこうむり, その効果が他の偶然的要因にうちかつとき, 評定値の同調的変動となつて現われる。対人評価も集団圧力の影響をこうむるという基本的仮定は全体として検証された。
    2. 仮設標準の暗示または明示による方法は, ともに提示する標準が, 被験者の初回評定値とある程度以上の開きを持つかぎりは, その開きが集団圧力を形成し, 対人評価に影響を及ぼす。一般に, この開きが大きいほど, 同調的変容の程度 (または出現率) も大きい。
    3. 特定の評定要素について評価を変えさせることよりも, 全般的な評価態度を変容させることの方が容易である。
    4. 特定人物に対する評価をテーマとして小集団に話し合いをさせると, そこに一定の集団標準が生成し, 各人の評定にこの標準を中心とした同調的変動が生じる。話し合い前の評定値がこの標準から遠かつた者ほど同調的変動は著しい。また生成する標準は各成員の初回評定値の単なる平均値ではなく, 諸要因の相互作用が行なわれる話し合いの進行にかかつている。
    5. 同調的性向には個人差があり, 対人評価に集団圧力の影響をこうむる程度にも個人差が現われる。人はある限度まで集団標準から不安なく離れていることができると思われ, 生成する集団標準が予想より高低どちらかにずれていると評定値のうえではかえつて標準から遠ざかるような動きを示すこともある。
    以上の結果は, 対人評価に関連ある諸種の問題になにほどかの資料を提供すると思われるが, 考察を集団圧力の短期間的効果に限定してあることを断つておかなければならない。
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  • 山内 郁, 岡本 夏木
    12 巻 (1964) 2 号 p. 85-91,126
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 精神薄弱児についてのあらわな行動 (overt behavior) を基にして, 種々の特色を明らかにし, その結果を学習指導上に役立てる方法について考察した。被験者は, 15名で, 特殊学級に在籍しており, CAは 9~12, MAは5:5~8:0, IQは50~77の範囲の児童である。
    (1) まずこれからの児童のovert behaviorをもとにして, 大きく3つのタイプに分類する。すなわち, タイプAは情緒的な障害は特になく, 単に知的に劣っている者, タイプBは興奮的な者, タイプCは制止的な者である。
    (2) 被験者の授業中の態度や教師の刺激に対する反応などの行動を綿密に記録し, 各記録を学習志向的反応と非学習志向的反応に分類した。その結果, この反応傾向は知能との関係よりもむしろ, タイプとの関係が顕著であった。すなわち, タイプAは, 他のタイプのものよりも学習志向的反応が多く, 授業形態にも入りやすかった。非学習的反応を分析したとぎ, Bタイプは他人に衝動的に働きかけ, 学習となんら関係のない反応を他人を介して行なっていた。他方, Cタイプの者は, 他人との関係はなく, びとりで自分の世界の中に入っているような反応が多かった。このようにみたとき, 教師はBタイプには行動を統制するようにし, Cタイプに対しては常に刺激を与え, 行動を促進してやるように働きかけなければならない。
    (3) ソシオメトリック・テストを行なった結果、知能よりもタイプが人間関係の成立により多く関与しており Aタイプはクラスのより中心的な位置におり, タイプC は周辺的な位置にいることがわかった。
    (4) 以上のような各児童の反応と, タイプと, 知能水準や学習水準とによって, われわれは3つのグループに児童をわけた。できるだけ各グループが同質となるようにした。知的学習 (国語, 社会, 理科, 算数) については, この3グループで指導を行ない, 表現学習 (体育, 図工, 音楽) に関しては, すべての児童をひとつにまとめて指導した。このような方法で指導することにより学習効果を高めるとともに, 他方, この学級を組織づけ就いこうとした。
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  • 松坂 末三
    12 巻 (1964) 2 号 p. 92-96,110
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    休止前の練習量 (試行数) および休止の時間間隔のレミニッセンスとの関係についてアルハベット逆模写の方法によつて実験的考察を行なつた。主な結果は次のようである。
    (a) 練習量 (試行数) の増加に伴なうレミニッセンスの変化は負の加速を示して増加し, 30試行附近においてほぼ頂点に達し, それ以上の試行数の増加 (50 試行) はかえつてレミニッセンスを減少させる。
    (b) 休止の時間間隔の増長に伴なうレミニッセンスの変化は, 試行数の増加に伴なう変化の場合と類似し休止時間10分附近においてレミニッセンスは最大量に達し, それ以上の休止ではかえつて減少する。
    上述の実験結果を通じ, レミニッセンスはIRの量によるほか学習または習熟の程度, 動機づけ, あるいは忘却等にも依存することが推知される。
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  • 上田 吉一
    12 巻 (1964) 2 号 p. 97-104,127
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 精神的に健康な人格と自己および他人の能力認知との関係を究明しようと試みるものである。341 名の男女中学生を対象に, クレペリン精神作業検査を実施し, その曲線の解釈を中心に, 正常異常の程度にしたがつて, これをA, B, C, D, Eのグループに分けた。また同じ対象について, 特定の教科の期末試験時に自己および他人の予想点を記入させ, これを実際成績と照合して, そのずれdiscrepancyを算出した。その結果, 次のことが明らかにされた。
    1. 精神的に健康な人格であるほど, 予想と現実との差は少なく自己についても, 他人についても, その現実の人格能力を的確に把握することができる。
    2. 予想と現実との差は, 男子が女子よりもやや小さく, 一般に現実認知の能力において男子がすぐれているとみられるが, 最も健康度の高いグループ, 最も健康度の低いグループでは, むしろ女子が男子よりまさる。
    3. 予想と現実の差は, 中学校1年生と3年生で大きく, 2年生で小さい。上学年になるにつれ七予想と現実との差についての男女差が大きくなつてゆく。
    4. 自己についての予想と現実の差と, 他人についての予想と現実との差を比べると, 後者の値が大きい。
    5. 精神的に健康な人格であるほど, 自己や他人を控えめにみる傾向がある。しかしすべての健康段階を通じて, 他人の予想の場合に過大評価の傾向が強い。
    6. 精神的に健康な人格ほど, 自己に対する態度と他人に対する態度との間に矛盾が少ない。
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  • 小松 教之
    12 巻 (1964) 2 号 p. 105-110,128
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    This survey was conducted by a questionnaire method on out-patients and in-patients, both below 15 years of age, having. been treated during the past year (1961.4-1962.3) at 15 neuropsychiatric institutions in Miyagi Prefecture and at 198 instituions (selected out of 619 institutions) in Japan.
    The results were as follows.
    1) In Miyagi prefecture, responses were obtained from all institutions surveyed. Informations on 800 cases of out-patients and 79 cases of in-patients were obtained. The rate of incidence of these patients among the corresponding age group of the prefecture was 0.15 percent. The order of the number of these patients by age group was a follows: primary schools age group>junior high schools age group>pre-schools age group.
    2) In the whole country, on the other hand, we received 69 answers out of 198 (34.3%) and descriptions on 5122 out-patients and 409 in-patients were obtained. The rate of incidence of these patients among corresponding total population and the number of patients by age group showed generally the same tendency as found in Miyagi Prefecture.
    3) The order of the incidence according to disorders was as follows in Miyagi Prefecture, epilepsy) others>brain organic disease>oligophrenia> schizophrenia>psycho-neurosis; in the whole country, epilepsy>oligophrenia>others>psycho neurosis>brain organic disease>schizophrenia. Epilepsy accounted for about 50 percent of all patients, but the incidence of the so called behavior problem child was comparatively small.
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  • 野口 明子
    12 巻 (1964) 2 号 p. 111-122
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 12 巻 (1964) 2 号 p. 124
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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