教育心理学研究
Online ISSN : 2186-3075
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14 巻 , 3 号
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  • 河井 芳文
    14 巻 (1966) 3 号 p. 129-138,188
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    The purpose of the present study was to clarify the effects of the complexity of the Chinese letter on learning to read it.
    It was hypothesized that the Chinese letter is basically composed by attaching the meanings to special physical pattern. Characteristics of the pattern was defined by the physical complexity. And the complexity (C) was measured by simply counting the numbers of the parts (isolated lines, segments and dots) of the letter, regardless of it's meanings.
    First, in order to get some indication of validity of the measure, the relationships between the C and use frequency of the Chinese letter were investigated. We got, as we expected, a linear relationship between the C and the logarithm of the order of the frequency, and the lower the frequency of the usage, the greater the C of the letter.
    Second, paired-associate learning between the nonsense physical pattern composed randomly with lines and meaningful word was conducted. The stimuli were 12 physical patterns that were divided into six different C levels, and two irregularity (IR) levels. The responses were 12 two-syllabic meaningful words. The results were: (1) Learning trials were statistically significant for the level of the C, but not for the level of the IR.(2) The less complex patterns (level I) were most easy to learn.(3) Except at level I, there was a tendency for the more complex (MC) patterns to be easier to learn.
    Third, the effects of the C and use frequency (UF) of the Chinese letters on reading them were tested with normal adults and college students, defining the less complex (LC) letters to be the patterns that are equal to or less complex than 15C, and the MC letters to be the ones that are equal to or more than 30C. Then 160 letters were selected from each group. The results were: (1) The errors of reading were significant for the level of the UF, and the higher the UF of the letters, the easier to read them.(2) The MC letters were significantly more readable than LC letters when the UF were constant.
    Those results were discussed by making a distinction between the stimulus differentiation phase and the S-R association phase in the learning of letters. It was suggested that the stimulus differentiation phase is established easier and much faster than S-R association. MC letters have more information or cues that promote the S-R association than do LC ones.
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  • 阿部 千春
    14 巻 (1966) 3 号 p. 139-146,189
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    Luriaは言語が3才から5才の間に, インパルス的機能から意味的機能へ, また, 外言から内言へ発達すると主張している。
    本実験の目的は, Luriaの示した発達段階の妥当性を吟味しつつ, 言語の調整機能の発達を検討することである。実験群に対しては, あらかじめ刺激と運動遂行中に伴なわせることばとを結合させる前訓練を行なう。この際グループによつて介入させることばが異なる。被験者の年令は, 3, 4, 5才である。
    実験の結果 (2つの吟味実験を含む), 明らかにされたことは, 主に次のことである。
    (1) この種の運動は3才から5才の間に著しい発達を示す。これは言語機能の発達の反映と考えられる。
    (2) 前訓練は2種の刺激に対する運動をなんらかの分化したかたちで発動させることに効果があつたが, 喚起された運動自体を洗練させることには効果をもつたとはいえない。また, 4つの実験群間には差がなく, この点に関する限りLuriaの仮説は支持されなかつた。
    (3) なすべき行動を前もつて被験者自身のことばで定式化することは, 実際の行動を促進させた。
    (4) 反応に聴覚的フィードバックを与える条件下での3才児の結果から, 内的な言語の力が等しいときには, 自分の行為をより強く自覚しうるような外的条件が与えられるときに行動の調整は容易になることが示された。
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  • 中嶽 治麿
    14 巻 (1966) 3 号 p. 147-153,190
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    この報告では, 学習プログラムを作成する場合, 作成者の主観的な判断を可能なかぎり排除して, 客観的な資料に基づいて構成していく方法を検討した。実際には, すでに学習を終わつた集団について実施した学力検査 (基礎調査) 結果に,(2),(5) 式を適用することによつて, コースアウトラインに対応する学力検査問題の系列を抽出し, これに基づいて, 学習プログラムを構成していくことになる。
    また, この方法によつて構成されたプログラムは, 比較的, 学習者の学習の機構に適合していることが, 実験の結果確かめられた。したがつて, この方法は, 数学科のように, 尺度化が可能な領域では, 適用できるのではないかと考えられる。
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  • 松坂 清俊
    14 巻 (1966) 3 号 p. 154-164,191
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    1) 重度精薄児の寮集団および指導グループ編成と指導上の手がりを得るために, 自由時間におけるかれらの社会的交渉を観察した。被験者は32名で, 24名は同一寮舎 (H) に8名は他の寮舎に生活していた。24名の中13名はAグループに, 5名はBグループに, 残り6名はCグループに属した。
    観察は1日20分間, 6日間にわたつて計120分間行なつた。また, 職員との交渉も観察した。寮生活場面については第2回目観察を約5か月後行なつた。
    2) 能力が多様な共同生活場面 (H) において, 能力段階によつて社会的交渉の量, 質は異なつている。すなわち, CA13, 4才, 1Q40前後のものでは児童相互の望ましい交渉が多くみられ, また低い者への介助的交渉も多くみられる。白痴級, 重度痴愚級のものには積極的な交渉はほとんどみられず, 無為, 常同的行動, ひとり遊び, フラフラ歩きなどが多く, また被介助的被侵害的交渉を多くもつ。―職員との交渉も少ない。
    3) H場面内には3, 4名からなる中心的下位グループが1つあり, そのグループ内の相互の交渉はいくらか密であるが, 他はほとんどパラパラの存在である。
    4) Aグループ (重度児) の生活指導グループ場面では, バラバラではあるが, 被侵害的交渉はきわめて少なくなり, 各児童がそれぞれ自分の場を得て安定したようすでふるまう。各児童がそれぞれに職員との接触も多くもてる。しかし, Aグループ内のやや高い児童は浮き上がつた存在になり, かれらの交渉はH場面より低下する。
    5) Bグループ (CA11, 2才, 19約35) はAグループより積極的な交渉が多くみられる。ソシオメトリックテストにおける相手の選択は不安定で信頼に欠ける。また, テスト結果と実際の交渉相手は一致しない。
    6) H場面についての第2回目観察おいて, 特に低年令で比較的能力の高いものの対人的交渉の度合いが目立つてきた。そのひとつの要因として, その期間の指導方針, 態度が推定される。
    7) 職員との交渉でも低いものと高いものでは, その量・質が異なつていた。高い群は, 能率的な交渉, 肯定的交渉が多いが, 低い群は受動的であり, 否定的, 禁止的交渉が目立つていた。また低い群では, 生理的・基本的生活の要求の次元での交渉が多かつた。
    8) 結局, 重度児は, 能力の「高い」者「低い」者の混合集団生活において, なかまからも職員からも拒否的交渉を多く受けていることがわかつた。
    重度児のなかの神経症的傾向のひとつの原因が推察された。重度児の対人関係, 職員の接し方の配慮や研究の必要が感じられた。
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  • 椎野 信治
    14 巻 (1966) 3 号 p. 165-172,192
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    現実自己と理想自己の差 (DPI) だけでなく, 現実自己, 他者自己 (友人, 母, 父から見られていると思う自己) との差 (DPF, DPM, DPFa) も考慮すべきであるとの観点から, 2つの研究を行ない, 適応の指標としての有効性, 各差異点の関連する適応領域について検討した。なお自己概念の測定には長島貞夫らにより開発された自己記述 (Self-Differential) 尺度を用いた。最初は大学生を対象として, YG性格検査得点に関して, 差異点の大小群の比較をした。4つとも情緒性の指標となり, 加えてDPF, DPM, DPFaは社会的適応の指標となつた。なかでもDPFは最も多くの適応領域と有意味な関係があつた。次には, 精神分裂病者群と大学生群の比較を行ない, DPF, DPFaが両群を敏感に弁別することを見出した。とくにDPIは因子の5つにおいて弁別した。しかし, これは従来の結果と矛盾しているが, その正確な説明は保留された。この比較ではDPF, DPHはあまり有効ではなかつた。第1因子 (意欲性, 強じん性), 第IV因子 (敏感性) は両群の弁別により有効である。以上の結果から, 正常者内の比較の場合と正常者と精神分裂病者間の比較の場合では適応の指標としての有効性が異なるが, いずれにしても, DPIのみでなく他者自己とのずれを併用することは, 広い適応領域にわたる有効な予測を可能にすることが結論された。
    今後の問題についても若干触れた。
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  • 伊藤 隆二
    14 巻 (1966) 3 号 p. 173-184
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 14 巻 (1966) 3 号 p. 188
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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