教育心理学研究
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15 巻 , 1 号
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  • 櫛田 宏子
    15 巻 (1967) 1 号 p. 1-10,60
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    (1) 概念形成における素材は, 形成者の矛盾, 疑問をもつとも典型的に意識化させるもののなかから選択されなければならない。
    2) 〈再現的総合法〉は, 形成されるべき概念につ吟ての知識をかなりもつている形成者には有効である』,
    (3) 概念形成における〈分析を介しての総合法〉は, 時間的には長くかかつても確実な一般化を獲得すること.ができる。最初形成者自身の思考水準から出発するので, 形成者の内的条件および思考の発達段階は教授者にとつて把握されやすい。
    樹言語的分析は, 概念形成における本質的条件のひとつである。言語的分析なくしては体験をこえた概念を
    獲得することはむずかしく, いつまでも低次の一般化にとどまる。
    (5) 概念形成における言語定式化は, 意味内容 (思想) の一般化である。それゆえ, 概念を言語で定式化することは, 思考活動推進の本質的なものである。
    (6) 概念形成過程における諸事象の正しい認識活動は, 外的対象の分析と総合, 抽象と一般化のなかにコトバの分析と総合, 抽象と一般化の過程を含む。
    (7) 概念は, 次のような形成過程をたどる。
    I 作話または説明
    II 経験的一般化
    III 概念的不完全分析
    IV 言語的汎化概念
    V 部分的抽象概念
    VI 概念
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  • 寺田 晃
    15 巻 (1967) 1 号 p. 11-20,61
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    同一MA (主としてビネー法による) の精神薄弱児とを対象として, 数概念の発達を, a.事物相互の対応 (事物の単純な対応づけ, 2集合の相等判断および保存の成立), b.数詞による集合の大きさの把握 (等質的分離量の計数, 連続量の計数, および異質的事物の計数) の両面から比較検討した。被験者は, 特殊学級在籍の精神薄弱児 (MA3才~10才) 1お名と正常児 (MA, CAともに3才~8才) 69名である。主な結果として次の点が明らかにされた。
    (1) 提示事物に単純に対応させて, 等数量の事物をとり出す実験の結果, 分離量 (おはじぎ), 連続量 (テープ) のいずれにおいても, 精神薄弱児が低MA段階で上位の傾向にあつたが, 発達の完成する段階および全般的な発達傾向は同じまたはほぼ同じである。
    (2) 提示事物に数詞を対応させ, 老の集合の大きさを数詞で把握させ弓実験 (上記bの検討に属する) により, 等質的な分離量 (おはじき) に関して, ω と同様のことがいえる。
    (3) しかし, 他方提示事物に連続の要素が加わつて, その集合の大きさを数詞で把握させる連続量 (テープ) の場合とか, さらに分離量でも提示事物が, 各種の形・大きさによる図形の場合になると, 両対象児群間に有意な差が生じ, 精神薄弱児が劣る。つまり, さきの2実険のように, 提示事物が一様に均等で見なれたものであり, しかも個々に切り離され数えやすい分離量ならば,一対一の事物対応, 数詞への抽象化による集合の把握が可能であるが, そこに認知上の要素が新たに加わつて複雑になったり, 種々の知覚的形態が伴なつてくると, 同-MAであつても, 精神薄弱児の正答率が低下の傾向をとる (特に高MA段階において) 。
    (4) そこで再び事物の対応に関して, 2集合間の相等判断と保存を検討したが (上記のa検討に属する), 両実験において精神薄弱児が正常児に対し, おおむね1年~2年の発達的遅れを示した。つまり数詞による集合の把握の場合に同じように, 事物の対応に関しても, 比較の条件が多くなつたり, 事物の属性に場面や形態的な変化が加わると, 精神薄弱児が発達的に劣ることになる。
    (5) 以上, a, b両検討の結果から, 同一MAであって, 普通一般には精神薄弱児がややまさるかほぼ同様の数行動を示したとしても, それは見かけに過ぎず, 真の数の内面化, 抽象化, 一般化さらに概念化においては, 精神薄弱児の方が正常児より劣るということがわかる。
    (6) 今後の問題として, 精神薄弱児の数行動が実験教育的指導によつていかに変化するか, またその点で正常児といかに異なるか, さらに数行動に関しで教育的な見地から, MAが指標として有効か否かなどが, 残されている。
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  • 若井 邦夫
    15 巻 (1967) 1 号 p. 21-33,62
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    ここ報告する実験は大別して2つの部分より成っている。1つは図形構成課題における教示の効果, 他は文字・数字・図形系列の規則性発見課題における教示の効果についてである。教示の効果は単に言語的に与えられるよりも類似の課題における経験を通じて与えられる場合の方が有効であると考えられるが, この点にっいても同時に検討した。さらにとの問題を発達的な観点から検討するために, 小学校6年生と中学校2年生について実験をおこなつた。これらめ実験の結果を要約するとつぎのようになる。
    1.一般的な傾向として, 課題解決に関する言語的教示は, 図形構成, 規則性発見両課題において積極的効果を示した。練習課題と解決過程吟味の機会を与えられた場合, 教示の効果は促進される。
    2.図形構成課題におけるよりも規則性発見課題において教示の効果は大であった。, この結果は教示が課題の要求する心理学的機能に見合つたものである場合に教示の効果が現われることを示すものと解釈された。
    3.図形構成, 規則性発見両課題において, 教示の効果は中学2年生の被験者群においては小学6年生におけるよりも減少する傾向がみられた。また1規則性発見における教示の効果を系列別にみた場合, 中学生被験者群においては教示が必ずしも積極的な方向に作用してはいない。ここに発達的要因の複雑な影響が考えられる
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  • 小橋川 慧
    15 巻 (1967) 1 号 p. 34-41,62
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 異性玩具を避けて中性玩具で遊んでいる同性の成人モデルを幼児が観察した結果, 幼児の異性玩具に対する反応に制止め効果が見られるかどうかを検討することである。80人の幼稚園児 (男女各々40人) が被験児として実験に参加した。幼児は男女別に, 2 (年少・年長) ×2 (実験・統制群) デザインの4下位群のいずれかに配置された。年少群の年令範囲は5才~5才4か月, 年長群は6才~6才4か月である。実験群の幼児はモデルの行動を2分間観察した後に, 統制群は観察なしで, 異性玩具と中性玩具の置かれている部屋で7分間, の自由遊びの時間が与えられた。被験児の行動は, 一面視鏡をとおして10秒ごとに観察され記録された。本研究では2種の測度, 潜時と異性-%が求められた。潜時は, 何回目の観察のときに幼児が異性玩具に視線を向け接近し, 接触したかによつて決められた。異性-%は, 幼児が異性玩具に視線を向けた度数, 接近した度数, 接触した度数を, 全玩具に対する視線, 接近, 接触の度数で除し, 100倍して算出された。
    主な結果は次のとおりである。
    1.潜時, 異性-%の両測度ともに, 実験群は統制群よりも異性玩具を回避する傾向が強かったことを示した。実験群の異性玩具に対する反応の抑制は, 異性玩具に対するモデルの回避行動を観察した結果であり, モデルが中性玩具で遊んでいるのを観察した結果, 観察児の興味が中性玩具に向けられ, これが異性役割り反応と拮抗したためだと解釈された。}
    2.年少・年長群に対するモデルの影響差は, 男児の潜時の結果たのみ見られた。年少群では, 実験群の潜時は統制群のものかり有意に長か? たが, 年長癖においては実験・統制群間に有意な差はみられなかつた。
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  • 15 巻 (1967) 1 号 p. 41-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 黒板 玲子
    15 巻 (1967) 1 号 p. 42-46,63
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    The main purpose of this study was to see the r elation of English achievement and capacity of using constraint of contexts on immediate memory. Artificial English sentences were used as materials, each of which contained 10 words and graded by the order of apprwdmation to English, and the subjects wrote them down immediately after presentation, when two ways of scoring were employed, namely letter score (L. 5.) and placement score (P. 5.).The subjects were 80 freshmen of high school arfor each of them the following data were obtained as reference materials.
    Test experiments
    1) rote learning test
    2) words recalling test
    3) bonanzagram test
    Reference data
    1) school records of English 2) IQ
    To see the types of the ways of memorizing, contents of memory were devided into structural and non-structural.part and P. S. was regarded as the index of the former.
    Then calculating the the correlation coefficient between non-structural part and L. S:, there was no correlation for the subjects as a whole, but stratifying them according to English achievement, upper 1/4 showed negative value of correlation and when materials were restricted to high orders of approximation, upper 1/2 showed negative correlation.
    These results show that there is a difference in the capacity of using the constraint of contexts between an upper group and a lower group. But from the fact that the upper 1/4 showed high negative correletion, for low order materials, it is considered that especially excellent students can give a strained meaning to the material which has not a logical structure in itself. This fact shows one of the characteristics of learning foreign languages.
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  • 松田 伯彦, 松田 文子
    15 巻 (1967) 1 号 p. 47-51,64
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    The present study was so designed as to compare scores of the measures of the cancellation testsuch as amount of performance before resting (A) and after resting (B), error rate,(A & B), efficiency (A & B), rate of the resting effect, and ratios of omitted numbers of 3, 6 and 8 which were set to be crossed out, in schizophrenic subjects (8) with those in normal subjects (N). Besides scores of the measures of the. Uchida-Kraepelin test such as type of work curve, amount of performance (A & B), error rate (A & B), and rate of the resting effect were added, and then the structure of factors based on correlation coefficients of these scores in Ss was compared with that in N.
    The results were as follows:
    1) Differences of mean scores of amount of performance (A & B), error rate (A & B), efficiency (A & B) in S and those in N were statistically significant, but there were no differences between S and N in mean scores of rate of the resting effect, and ratios of omitted numbers.
    2) Four factors were extracted and rotated in S and N respectively. In S they were tentatively named as good-bad of performance of both cancellation test, and Kraepelin test, good quantity of cancellation test and bad quality of Kraepelin test, good quantity of Kraepelin test and bad quality of can tion test, and ratios of omitted numbers of 6 and 8, and in N as good-bad of performance of both tests, good quantity of cancellation test and bad quality of Kraepelin test, resting effect, and ratios omitted numbers of 6 and 8.
    3) There might be little value as a psycho diagnostic measure in rate of the resting effect of cancellation test, and it seemed it was not necessary to measures distinguishing before the resting from after the resting.
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  • 芝 祐順
    15 巻 (1967) 1 号 p. 52-58
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 15 巻 (1967) 1 号 p. 60
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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