教育心理学研究
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23 巻 , 3 号
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  • 石井 京子
    23 巻 (1975) 3 号 p. 137-142
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    観察学習における認知論のkaganとkohlbergの2つの立場に, Mの行動のOからのズレ程度を加えて, 理論的枠組みの検証を行う。被験者は幼稚園男児 (平均年齢5.5才) で15名の統制群と12名より成る4実験群, 即ち親和・ズレ大群, 親和・ズレ小群, 非親和・ズレ大群, 非親和・ズレ小群に分けられた。親和群は, 実験前3日間, M (男子大学院生) との間に相互作用により親和関係を形成させた (TABLE 1)。課題は2つのおもちゃ (ブロック, ネンド) の選択行動である。この2つのおもちゃは, 被験者に共によく知られているものである。Oはplay roomに連れてこられ, おもちゃをはさんでMと向かいあって座らせられる。5分間のMの行動提示後, Mは部屋を出てゆき, その後10分間のOの行動 (各々のおもちゃに触わる時間, 作った作品etc) を記録した。結果は仮説を支持し, ズレが小群では親和群・非親和群共に統制群間に有意差がみられた。しかし, ズレ大群においては, 親和群と統制群, 及び, 親和群と非親和群間に有意差がみられたが, 非親和群と統制群間には有意差がなかった (TABLE 2, FIG. 1)。
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  • 那須 光章
    23 巻 (1975) 3 号 p. 143-153
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    高校3年生の男女 (17-18才) を被験者として, 不安条件の有無と同席する相手の有無によって4実験群を作り, TAT物語の分析によって, パーソナリティレベルとしての親和傾向と状況・場面によって喚起されるところの親和動機を測定した。そして併せて, 顕在不安検査 (MAS) と自己評定検査 (S. R. 表) を集団実施して, 個人の不安傾向と自己評価の程度を求め, 親和傾向, 親和動機づけとの関連性をみてみた。結果は次の通りであった。
    (1) 不安条件では男女とも1人で存在する場面と異性と同席する場面において強く動機されるが, その程度は女子の方が著しい。特に, 女子では不安条件を設定しなくても, 1人でいる場面におかれると親和動機が喚起される。
    (2) 不安傾向の男女差は有意ではない。不安条件下において, 男子は高不安傾向のみ, 女子は不安傾向の程度に関係なく親和動機づけされる。
    (3) 否定的な自己評価 (低PS) 自己像に関する現実認知と理想のズレが大きい (高D (P-1)), 現実認知の自己像と他者から観察されていると考える自己像のズレが大きい (高D (P-O)), 自己評価に確信がない (PSの中心偏度が大きい) の4つの自己評価の程度が高親和傾向と関係している。
    (4) 不安条件下では, 自己評価に確信が持てない者は, 親和動機づけされやすい。
    (5) 親和傾向の男女差は有意ではない。親和動機づけは女子が男子より強い。
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  • 23 巻 (1975) 3 号 p. 153-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 23 巻 (1975) 3 号 p. 153a-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 23 巻 (1975) 3 号 p. 153b-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 新里 しおり, 吉川 順子
    23 巻 (1975) 3 号 p. 154-164
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 社会化の過程で獲得されるべき行動の1つである貸し借り行動を学習する際に, その行動を行っているモデルを観察することが, どのような役割を果たすかを検討しようとするものである。具体的には, 1) 観察学習による, 新しい型の貸し借り行動の獲得, 既存の貸し借り行動の促進, 2) モデル観察と直接示唆との促進効果の比較, 3) 観察に伴なう代理的強化の効果, 4) 観察によって獲得・促進された行動の汎化, についての仮説を検証することが目的である。
    まず幼稚園児を被験者として, 2人1組の被験者対を作り, 予備実験を行った。被験者対ごとの現状の貸し借り行動のレベルを知り等質な群にふり分ける事, モデルの行動が被験者にとって新しい貸し借りである事を確かめる事の2点がねらいである。提示した手本どおりにぬるには6色のクレヨンが必要な「くだもの」のぬり絵課題で, 1箱のクレヨンを手本の中の3色, 手本にない色 3色の2セットに分けたものを, 対の両方に分け与える。課題を完成するにはのべ6度クレヨンの貸し借りをするしかない状況である。結果として, モデルの行動の新奇性が確かめられ, また貸し借り行動それ自体は, 被験者がある程度学習していることが予想された。
    本実験は, モデルが貸し借りをして賞を与えられるフィルムを見るE1群, モデルの貸し借り行動のみのフィルムを見るE2群, 直接に貸し借りの示唆を受けるE3群, および統制C群の4群に分けて行われた。各群はそれぞれの操作を受けた後に, 予備実験と同様の条件で「朝顔」のぬり絵を与えられ, 終了後ひきっついて, 汎化を見るために, ぬり絵とは形態・難易度とも異なるが同じく貸し借りを必要とするような色板ならべの課題を与えられた。貸し借りの様子はそのまま記録され, モデルとの行動の一致度によって分けた3段階のカテゴリーリストに整理された。仮説検討の結果は次の通りである。
    1) モデル観察をしたE1・E2群は, 統制群に比べて有意に多くの, モデルと一致した貸し借り行動を行い, また他の既存の貸し借りも多く行った。モデル観察によって, 新反応が獲得され, 既存の反応が促進されたといえる。
    2) 直接示唆をした群も, 統制群と比べて多くの貸し借りを行い, 予想に反してフィルム観察群になんら劣るところはなかった。これは, 被験者がある程度貸し借り行動を学習していた事と, 課題遂行場面で貸し借りをすることが唯一の解決法であっだ事も原因と考えられる。また本実験において直接示唆群の操作が比較するのに十分なほど吟味されていなかった点は今後改善すべき問題である。
    3) フィルム観察を行った2群 (E1, E2) の間で, 代理的強化の有無はモデル観察の効果に大きな影響を与えなかった。しかし, これだけで, モデル観察における代理的強化の効果を否定するのは早計であろう。まだ検討すべき点が残されている。2) と同様の原因も考えられるし, 本実験の賞が被験者にとって本当に代理的強化足り得たかどうかも, 再検討の余地がある。
    4) 汎化を見るための色板ならべ課題において, 貸し借り行動は前課題より少なくなったが, モデル観察をした 2群はしなかった群にくらべて多くの言語を用いた貸し借りを行い, 先に獲得・促進されたものが汎化したことを示している。
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  • 岡田 明
    23 巻 (1975) 3 号 p. 165-169
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    弱視児は視力が0.3未満のものをいう。かれらはそのほかにも視野が狭く色覚が弱いという欠陥をもつことが多い。弱視児は読書材を目にこすりつけるようにして読む。これらのことが原因でかれらの潜在能力と達成との間に食い違いを生み, いわゆる学習障害に落ち入ることを多くする。かれらのいろいろな学習障害のなかでも特に問題となるものに文章の読みがある。本稿では可視性ならびに可読性要因の含まれた読書材をかれらがどのように読むかの検討を中心にして報告する。弱視児の読みの躓きや読速度を分析することから, かれらに最適の読書材を見出すこともできると考えられる。
    可視性legibilityとは読書材の物理的な見えのよさまたは印刷そのものの見やすさのことである。弱視児にとっては活字の大きさや行の長さなどが読みの効率に影響することが考えられる。
    可読性readabilityは文章の難易度の客観的な測度である。別のことばで言えば文章の理解しやすさcomprehensibility のことである。弱視児にとっても漢字の多少やセンテンスの長さなどはかれらの読みの効率に影響するものと思われる。
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  • 森 敏昭, 宮崎 正明
    23 巻 (1975) 3 号 p. 170-174
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    3才から5才までの幼児を被験者として, ランダム提示条件, ブロック提示条件, ランダム提示・予備訓練条件の3条件を設け, 記憶の体制化過程を分析した。その結果, ランダム提示条件では体制化の程度は年齢の関数として増加することが明らかとなった。さらに, ブロック提示法や予備訓練を行うことによって低年齢の幼児においても体制化の程度が高められることが明らかになった。このような結果をふまえて, 記憶の体制化過程を研究する際には年齢発達と実験条件との交互作用過程を分析する必要があるという考察がなされた。
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  • 柴田 薫
    23 巻 (1975) 3 号 p. 175-179
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 山崎 愛世
    23 巻 (1975) 3 号 p. 180-187
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    触覚は触一運動的知覚活動の発達の過程で, 対象の特性をより正確に認知できるようになるとするPiagetら (1956) の見解を検討するために実験1はおこなわれた。
    被験児 (3; 8-5; 8) は視覚遮断条件下で固定された幾何図形を触れ, それと同じ図形を視覚によって4つの図形の中から選択するよう求められた。12試行をおこない, 各試行ごとに, 手の触知探索運動がV. T. R. で記録された。触知探索行動の評定は, 固定された対象の追跡された輪郭の割合にもとついておこなわれた。
    正答率7/12以下の被験児はほとんど輪郭を追跡しないのに対して, 正答率8/12以上の被験児は毎試行図形の50%以上の輪郭を追跡した。また, 年齢を追って選択課題の成績と輪郭の追跡行動とを見た結果, 4才半から5才にかけて, 輪郭の追跡があらわれると同時に課題の誤りも減少することがわかった。
    このような視覚遮断条件は, 知覚的には一種の制限条件であり, 手による輪郭の追跡はその制限状況を補う「回り道反応」であると考えることができる (鹿取, 1968)。
    実験2では, 制限状況を補う回り道反応としての手による輪郭の追跡を誘導することによって, 視覚遮断条件下での再認の誤りを減少させることができるか否かが検討された。
    実験1で5以上の誤りをおかした幼児 (3; 8-5; 3) が統制群と実験群に分けられた。各群には実験1と同様の課題があたえられたが, その際, 実験群の被験児には, 毎試行手による輪郭の追跡を誘導した。
    輪郭の追跡行動の誘導によって, ほとんどすべての幼児が50%以上の輪郭を追跡した。さらに, 輪郭の追跡を誘導された実験群は, 統制群より有意に誤りが少なかった。
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  • 山口 勝己
    23 巻 (1975) 3 号 p. 188-192
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 児童の因果認識の発達に及ぼす擬人的な手がかりの教示効果を検討することを目的として, 3つの実験-I: 擬人画・擬人語による教示効果, II: 擬人語のみによる教示効果, III: 擬人的な手がかりの否定の教示効果-を, 小学校2~6年生を被験者として行った。結果を要約すると, 以下のようになる。
    (1) 児童が因果関係を説明する際に, 擬人的な手がかり (擬人画および擬人語) を教示されると, その影響を受けて4年生以上の学年では, 擬人的説明が増加し, 因果的説明が減少した。しかし, 3年生では現象的説明が減少した。
    (2) 擬人語のみの教示によっても, 4年生では (1) と同様に, 因果的説明が減少し, 擬人的説明がやや増加したが, 他の学年ではほとんど変化がみられなかった。
    (3) 擬人的な手がかりの否定の教示は, 2年生と4, 6年生とでは異なった効果をもたらし, 4, 6年生に対しては因果的説明を増加させたが, 2年生に対しては現象的説明を増加させた。
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  • 角本 順次
    23 巻 (1975) 3 号 p. 193-198
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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