教育心理学研究
Online ISSN : 2186-3075
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25 巻 , 1 号
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  • 森谷 寛之
    25 巻 (1977) 1 号 p. 1-9
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    従来の言語連想研究では, 同音多義語を刺激語として使用されることが少なかった。しかし, 日本語の特色として同音多義語は無数にあり, これを無視することはできない。本研究においては, 多義語を積極的に採用し, 多義語のもつ特質を生かせるような連想研究の可能性の探究を試みた。-
    義語20語と多義語80語を運び, 刺激語表を作成した。多義語は, 性, 不安, 死, 攻撃性, 家族関係等の意味と中性的な意味をひとつの語の中に含んでいる。刺激語の配列は, はじめの3語は一義語を並べ, あとはランダムに配置した。刺激語は平仮名で記入したカードによって視覚的に呈示された。実験手続は, Jungの連想検査法に準じ, 個別に行われた。被験者は, 統制群として大学生23名 (男11, 女12), 神経症群24名 (男女各12), 精神病群20名 (男女各10) である。得られた主な結果は次の通りである。
    (1) 連想課題では, 精神病群は他の2群よりも多義性に気づくことが少なく, 有意差がみられた。神経症群と統制群との間には有意差がみられなかった。
    (2) 多義語の語義をできるだけ多く定義させる課題においては, 一統制群が一番成績がよく, 他の2群と有意差がみられた。しかし, 神経症群と精神病群との間には有意差はみられなかった。
    一般に, 神経症群は多義語の不安, 衝動の意味に対して敏感であり, この意味からの連想反応語が多い。一方, 精神病群は, むしろ神経症群に比べこのような反応は少なくなっていることが特色である。
    (4) 性的な反応についてはあまり群差は顕著ではなかった。統制群, 神経症群はできるだけ性的反応を回避し, 防衛しようと努力している。しかし, 精神病群には, そのような傾向が他の2群よりも小さくなっている。これは, 精神病者の自我防衛の弱さを意味しているものと思われる。
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  • 伊藤 康児
    25 巻 (1977) 1 号 p. 10-17
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    Dimensional preference for either form or color has been studied for a long time. Recently, many theor ists have assumed that dimensional preference is an attentiona lParameter with which learing is intimatelyassociated.
    The purporses of this study are as follows:
    1. In experiment I, reliability of dimensional preference is measured through the “modified triads method” This method differs from the triads method (Brain and Goodenough, 1929) in the presentation of the stimulus.
    2. In experiment II, psychological validity of estimation by optional shifts method is measured through the “modified optional shifts method”. This method differs from the optional shifts method (Smiley & Weir, 1966) in the trials by Which the subject's retention of discrimination learning is confirmed. That is, the, subject is given no reinforcement in the trials of the “modified optional shifts method ”
    The Ss, common to both experiments, are 21 Kindergarten children, 14 second-grade children, 18 fourth-grade children, and 10 undergraduates of both sexes,(TABLE1)
    Experiment I
    Measurement by the modified triads method is repeated twice with a one day period between trials.
    The results shown in TABLE2 indicates that (a) reliability is high in kindergarten children and undergraduates, and (b) most second-grade Ss match consistently, on form in a highly stable manner.
    Experiment II
    Validity of estimation in examined by the number of errors in the trials by. which Ss have been confirmed in keeping discrimination learning.
    The results (without undergraduates) are shown in TABLE 3, 4, 5, and 6, indicate that the unmber of times Ss match on form or color is a function of the number of errors in confirmation trials. Consequently, it is concluded that the number of times Ss match on form or color is not considered to be an index of dimensional preference.
    The results in undergraduates, compared with fourth-grade children, shown in TABLE 7, indicate that there is no differenece betwen undergraduates and fourth-grade children in the number of times Ss match on form or color. But further analysis of Ss, response patterns yields a developmental difference between these two grades.
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  • 辻岡 美延, 山本 吉廣
    25 巻 (1977) 1 号 p. 18-29
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    1. SchaeferのCR-PBIを採用した小嶋 (1969, 1975) の資料を,(1)息子と父,(2)息子と母,(3)娘と父,(4)娘 と母, さらに(5)これら4種の対のデータを結合した結絆サンプルの都合5組の独立なデータとして, それら 5個の尺度間相関行列 (子どもの報告18尺度と親の報告18尺度, 計36尺度) が因子分析され, それぞれの群間の因子構造の一致性係数の極めて高い7個の一次因子が抽出された。
    2. 求められた7個の一次因子は, 親と子において共通の次元として出現した同一化 (ID) 因子と, 親と子においてそれぞれ一次独立に出現する情緒的支持 (E S), 統制 (CO) および自律性 (AU) の因子である。
    3. 親子それぞれにおいて相対応し, 弱い正の相関を有する3対の因子は, 二次因子分析の段階では同一の二次因子に統合され, 一方, 同一化因子はそのまま二次因子へ昇格した。
    4. 親子関係の認知においては, ES因子とCO因子の関係は親内部, 子内部においては協和関係にある (正の相関) が親と子の間においてはやや不協和 (逆相関) の関係にある。これは父・母と息子・娘のいかなる関係にも存在する.
    5. 二次のID因子と他の親側および子ども側のES, CO, AU因子の相互相関の構造を子どもの社会化の発達と関連させて研究するという精神分析学的且つ実証的研究法の可能性が提案された。
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  • 辰野 俊子
    25 巻 (1977) 1 号 p. 30-39
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 幼児の概念学習における2変数を調べることであった。ひとつは, 言語化の変数 (言語化, 非言語化) であり, もうひとつは, 正負事例の提示順序の変数 (1)正事例のみ,(2)最初が正事例で, 次に負事例,(3)正負事例の混合) であった。
    実験Iでは, 被験児は幼児96名で, 平均年齢は5歳10 か月であった。彼らは, 訓練に関する6実験条件のひとつにわりあてられた: 言語化-正事例 (V-P), 言語化-正事例+負事例 (V-P+N), 言語化-正負事例の混合 (V-PN混合), 非言語化-正事例 (NV-P), 非言語化-正事例+負事例 (NV-P+N), 非言語化-正負事例の混合 (NV-PN混合)。
    被験児は, 3次元 (形, 色, 大きさ) 各2値から構成される刺激から, 概念 (関連次元上の1正値) を学習するために訓練された。
    刺激は, 継時的に提示され, 被験児の反応には強化が与えられた。学習基準は, 96試行内8試行正答であった。
    訓練において基準を達成した被験児にのみ, 訓練の6条件の効果を比較するために, 新しい刺激から構成されるテストを行った。
    主な結果は次のようであった。
    (1) 訓練については, NV-PN混合が, 学習するのに最もむずかしかった。
    (2) 訓練において基準を達成した被験児については, Vでは, Pより, P+N, PN混合の方が学習が容易であり, NVでは, PN混合が最もむずかしかった。P+N, PN混合では, NVよりV条件の方が学習が容易であった。
    (3) テストでは, V-P+Nが効果的であるように思われたが, この結果は, 訓練において基準を容易に達成することができたV-P+Nの被験児の要因によるかもしれない。
    実験IIでは, 被験児は95名で, 平均年齢は5歳11か月であった。訓練における基準が, 実験1より低く, 48試行内4試行正答であるという点を除けば, 方法は実験I と同じであった。
    実験Iと実験IIの結果を比較すると, 次のようになった。
    (1) 訓練の学習基準が高い時, 言語化と正負事例の両方が訓練の成績に影響した。
    (2) 基準が低い時, 言語化のみが, 訓練の成績に影響した。
    (3) テストについては, 基準が低い場合のみ, 実験変数が成績に影響し, 言語化の変数が有意であった。この結果は, 言語化による一般化の効果による, と考えられた。
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  • 速水 敏彦
    25 巻 (1977) 1 号 p. 40-44
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    YG性格検査を同一人物に1週間間隔で3回実施し, 再検査を受けること自体によって生ずると考えられる応答の変動-再検査効果1 (社会的に望ましい方向への変動) ―と再検査効果II (内部一致性が高まる方向への変動) の生起の様相を明らかにしようとした。
    再検査効果の大きさは尺度内容により異なることが指摘された, 情緒安定性や社会的適応性を測定する尺度では顕著であった。
    再検査効果Iの内部一致性の増大は, 尺度内容とは無関連にかなり明瞭に認められた。
    討論では, 再検査効果がどのような要因で生起するのかといった問題や, 2一つの再検査効果とは別の項目間関連の変化という意味での再検査効果の問題についてもふれた。
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  • 大竹 信子, 松川 礼子, 須賀 哲夫, 高村 武雄
    25 巻 (1977) 1 号 p. 45-49
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 春木 豊
    25 巻 (1977) 1 号 p. 50-53
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    正示範と誤示範の混合の割合が, 観察学習の成績に及ぼす効果を検討すること, 及び, 正・誤試行の混合である試行錯誤学習と観察学習との比較検討もすることを目的とした。課題は高さの弁別学習であった。実験1は小学生の被験者で8回観察, 実験IIは中学生で16回観察, その他は同じ手続で行った。その結果, 次のようなことがみられた。
    1) おおよその傾向として, 正示範に対し誤示範の混合が大となるにつれて, 観察学習の成績が悪くなる。しかし, 100%誤示範のみの場合には成績がよくなる傾向がある。ただし, この結果はまだ統計的には不確定なところがある。
    2) 傾向としては, 観察学習の方法よりは試行錯誤学習の方法の方が成績がよい。しかし, 年齢が高くなり, 観察回数がふえるとこの差がなくなる傾向がみられる。
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  • 村上 安則
    25 巻 (1977) 1 号 p. 54-59
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 内藤 俊史
    25 巻 (1977) 1 号 p. 60-67
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 25 巻 (1977) 1 号 p. 72-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 25 巻 (1977) 1 号 p. 72a-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 25 巻 (1977) 1 号 p. 72b-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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