教育心理学研究
Online ISSN : 2186-3075
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27 巻 , 1 号
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  • 二宮 克美
    27 巻 (1979) 1 号 p. 1-10
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 児童の道徳的判断におけるモデリングの効果を検討するためになされた。その結果,(1) 変化させる方向によって効果が異なる,(2) 被験者の意図の認知レベールによって効果が異なることが見出された。そして,(3) 意図を認知していない被験者に対し, 意図に着目しやすい実験状況を設定すれば, モデリングの効果が大きくなることが示された。
    これらの結果から, 児童の道徳的判断には意図の認知という要因が重要であると考えられた。そして, 今後, 児童の道徳的判断を研究する際には, 被験者の意図の認知レベルを考慮していく必要のあることが述べられた。
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  • 藤友 雄暉
    27 巻 (1979) 1 号 p. 11-17
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    The present study was designed to investigate the acquisition of Japanese “Joshis”, postpositional auxiliary words, in infants.
    The subjects were 102 infants age 4, 5 and 6 years. They were asked to make oral compositions, looking at the presented pictures. Twenty-one pictures were presented. Fourteen of them were concrete objects, and the others were geometric figures.
    The main results were as follows:(1) A group: developmental changes in the acquisition of Joshis were observed markedly between the ages of 4 and 5 years.
    Kaku Joshi...NI, GA, O, DE, E
    Kakari Joshi...WA, MO
    Fuku Joshi...KA
    Setsuzoku Joshi...TE, DE, KARA, NONI
    Kantou Joshi...YO
    (2) B group: developmental changes were observed markedly between the ages of 5 and 6 years.
    Fuku Joshi...MADE
    Setsuzoku Joshi...TO, NODE
    (3) C group: the acquisition of Joshis developed gradually with age.
    Kaku Joshi...TO, KARA, YA
    Kantou Joshi...NE
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  • 丸野 俊一, 高木 和子
    27 巻 (1979) 1 号 p. 18-26
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 基本的な物語のシェマがどの年齢段階でどの程度できあがっているのか, また認知的枠組形成のための先行オーガナイザー情報が後続する物語の理解・記憶にどのような効果をもたらすのかを検討するために企画された。被験者は平均年齢6才2か月の保育園児42名と9才2か月の小学3年生42名である。刺激材料としては, 33文からなり, 7つの事象を含んでいる「ぐるんぱのようちえん」という短い物語が用いられた (TABLE1 参照)。被験者は各年齢とも無作為に, 順序提示群, ランダム提示群統制群の3条件にふりわけられた。順序提示群とは, 7つの事象を絵にしたものを先行オーガナイザー情報として物語の展開通りに被験者に提示される群である。ランダム群とは7つの絵画情報がランダムに提示される群であり, 統制群とは, 絵画情報が与えられない群である。
    実験は3つの部分から成っている:(a) 絵画的先行オーガナイザーによる枠組形成と物語の提示のセッション,(b) 理解テストおよび事象の自由再生テストを含む直後テスト,(c) 事象の自由再生のみを3日後に行う遅延テスト。(a) においては枠組形成後,“これから象さんの話をします。後でどんな話であったか私に話せるようによくおぼえて下さい」という教示のもとで物語が話された。主な結果は次のとおりである。
    (1) 展開部, 終末部および因果関係の叙述での6才児の得点は9才児の得点とほぼ同じであったが, 9才児は 6才児よりも開始部の理解がすぐれていた (FIG. 1参照)。
    (2) 事象の初頭と新近性部位での再生率は中間部位の再生率よりも高いという系列位置の主効果が有意であった。さらに直後再生における初頭と新近性部位における再生率 (それぞれ. 97と. 95) は, 遅延再生における再生率 (それぞれ. 95と. 93) と非常に類似していた (FIG. 2参照)。
    (3) 9才児は6才児よりも事象の継時的順序性をよりよく再生した (TABLE 4参照)。
    (4) 直後テストにおける順序提示群での順序性把握の得点は, ランダム提示群や統制群よりも優れていたが, 遅延テストでの3群間の成績には差異はみられなかった(FIG. 4参照)。
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  • 馬場園 陽一
    27 巻 (1979) 1 号 p. 27-36
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, いくつかのカテゴリーを含むリストの単一試行再生学習において, リハーサルが直後再生と最終一括再生でいかなる効果をおよぼすかを発達的に検討することであった。直後自由再生 (IFR) では再生量と群化量が測定され, 最終一括制限再生 (FCR) ではカテゴリーごとの制限再生が用いられ, 再生量が測定された。被験者は小学3年生 (実験I) と大学生 (実験II) で, Overtリハーサル (O) 群, Covertリハーサル (C) 群およびMinimalリハーサル (M) 群の3条件に割りあてられた。記銘材料は8カテゴリーから選定された事物線画であり, 1リスト20項目に4カテゴリーが含まれた。なお, 実験Iでは2リスト, 実験IIでは4リストが用いられた。
    主な結果は以下の通りであつた。
    IFR: 再生量に関してはどの年齢でもO群とC群がM群よりも優れ, O群とC群の間に有意な差はなかつた。しかし, 系列位置でO群とC群を比較すると, 新近位置と初頭位置で発達差がみられた。すなわち, 小学3年生は新近位置でO群がC群より優れ, 初頭位置でその逆の結果を示したが, 大学生のO群とC群はどの位置でも非常に類似した曲線を示した。群化量に関しては, 大学生ではO群とC群がM群より優れていたが, 小学3年生では 3群間に差はみられなかった。また大学生は小学3年生より優れた群化量を示した。FCR: 全ての群の系列位置曲線は初頭位置で最も高く, 新近位置で最も低かった。どの年齢でもO群とC群はM群よりも優れ, O群とC群の間に差はみられなかった。IFRとFCRの再生量を系列位置ごとに比較すると, 小学3年生でIFRよりFCR の中央位置の成績が優れたが, 逆に新近位置ではどの年齢でもIFRの成績が優れ, FCRで負の新近性効果がみられた。
    これらの結果から以下のことが示唆された。(1) リハーサル活動によってIFRとFCRに初頭性効果がみられた。これはLTSの成分を表している。(2) 大学生はカテゴリー情報を有効に利用する精緻化リハーサルを行うが, 小学3年生は単なる項目の反復にすぎない維持的リハーサルを行う。(3) これまでの無関連語リストで負の新近性効果がみられたのと同様に, カテゴリーを含んだリストの制限再生でもそれが見出された。
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  • 山口 勝己
    27 巻 (1979) 1 号 p. 37-41
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 幼児の分類行動におよぼす上位・下位概念名辞の教示効果を, 第1実験では上位概念名辞, 下位概念名辞を各々教示した場合について, 第2実験では上位概念名辞, 下位概念名辞の両方を教示した場合について検討した。被験者は4~7才児であり, 上位概念としては「動物」と「食べ物」, 下位概念としては「鳥」と「虫」, および「果物」と「野菜」を用いた。主な結果は以下のようであった。
    (1) 第1実験によつて, 上位概念名辞の教示は, 5才児および6才児の概念的分類を促進したが, 下位概念名辞の教示は, 5才児にのみ効果的であることが知られた。また, 7才児には6才児とほぼ同様の傾向が認められた。
    (2) 第2実験によつて, 4才児および5才児では上位概念名辞, 下位概念名辞の両方の教示が与えられることによって, 上位概念による分類のみ促進されることが知られた。
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  • 鈴木 情一
    27 巻 (1979) 1 号 p. 42-47
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    “前 (後)”という位置関係をあらわす語の理解を, それを検証する絵内に成立している人物間の向き合いの型との関係で調べた。実験1では,“前”の理解が向き合いの型によって異なり, その分化の程度は発達的 (小4, 小6, 中3) に増大することがわかった。実験IIでは, Ertelの実験の絵材料に向き合いを導入して行った。その結果, 文内の人物と絵内の向き合いとの間に相互作用が得られ, Ertelの説明は絵内の人物間の向き合いを考慮しなければ十分ではないことがわかった。
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  • 高田 理孝
    27 巻 (1979) 1 号 p. 48-52
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    提示順序によって起こされる体制化-「系列依存的体制化」-の生起の仕方をカテゴリー化された材料を用い検討した。実験手続として「1+1提示法」を用いた。実験条件は, 直後再生条件・遅延再生条件・10秒ディストラクター条件の3つである。被験者は大学生を用いた。
    実験の結果, 直後再生条件と遅延再生条件で, 被験者は「系列型」と「群化型」に2分された。10秒ディストラクター条件では, 2つの体制化を平行して行う「混合型」被験者も存在した。「系列型」と「群化型」の人数比は, 直後再生条件で3:8, 遅延再生条件で6:5, 10秒ディストラクター条件で2:7であった。
    結果は, 提示順序とカテゴリーが実験者想定の体制化単位であること, 遅延中のリハーサルが「系列依存的体制化」に有利であること, という2点から解釈された。
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  • 中島 実
    27 巻 (1979) 1 号 p. 53-56
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 菱谷 晋介
    27 巻 (1979) 1 号 p. 57-61
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 中峰 朝子
    27 巻 (1979) 1 号 p. 62-66
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究は, 幼児の象徴遊びに及ぼす玩具特性の具体性の高低の効果と, 象徴遊びの発達差について検討した。被験者は5歳児28名と, 4歳児28名であった。方法は家族人形セットを用いて, 被験者内比較法で行った。VTR で録音録画された幼児の遊び活動内容は6つのカテゴリーで分析された。その結果, 具体性の高い玩具においては象徴遊びが増加する傾向がみられ, 構成的遊びは有意に減少した。具体性の低い玩具においては逆に, 構成的遊びが多発し, 象徴遊びは減少する傾向を示した。発達差については, フィクション的象徴遊びが5歳児で減少する傾向がみられた。
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  • 村上 京子
    27 巻 (1979) 1 号 p. 67-71
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 27 巻 (1979) 1 号 p. 73-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    Vol. 26 (1978) No. 4 p. 248-249
    修正箇所:その他 左側
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