教育心理学研究
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29 巻 , 4 号
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  • 速水 敏彦
    29 巻 (1981) 4 号 p. 287-296
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    教育に係わる人々が学業不振の原因をどのようにみているかを知るために, 研究1ではそれを測定するためのケース評定尺度を作成し, 信頼性を検討した。研究IIでは, それを教師群, 母親群, 学生群の3群に実施し, 比較した。教師群は本人の能力の低さや性格上の欠陥を重要な原因とみなしていたが, 先生自身の教え方のまずさを原因として認めることには抵抗を示していた。一方, 母親群は, 先生の教え方のまずさも両親自身の指導のまずさも原因として重視していた。さらに, 原因帰属のさせ方と将来の成績向上の可能性との関係, および指導の際の賞賛・叱責の与え方との関係についても分析した。
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  • 宮下 一博, 小林 利宣
    29 巻 (1981) 4 号 p. 297-305
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 疎外感尺度を作成し, 青年期における疎外感の発達的変化および疎外感と適応との関係を検討した。主な結果は, 次の通りである。
    1. 疎外感は青年期において発達的に減少する。
    2. 疎外感は自我同一性 (古沢の尺度による) と負の有意な相関がある。
    3. 問題児は, 問題を持たない者に比べ有意に高い疎外感を示す。
    しかし, 次のような問題や限界も考えられる。
    第1に, 疎外感の発達的変化は, 横断的方法により分析されたが, これは, 対象の選択の仕方により, 結果が若干異なる可能性もある。今後さらに, 縦断的研究によって, この点を検討することが必要であろう。
    第2に, 疎外感と適応との関連を分析する場合に, 疎外感の強弱という量的側面からの接近のみでは, 十分でないことが考えられる。たとえば, 疎外感をどうとらえるか (受容できるもの, 或は拒絶すべきものと感じるなど) により, 適応の様相も異なってくると想定される。このような観点からは, 疎外感は問題行動などのネガティヴな心理側面と密接な関わりを持つと同時に, 独創性や創造性などの人間の積極的な行動特性との関連において, ポジティヴな側面から問題にすることも可能であろう。
    第3に, 本研究で抽出された問題児はすべて, 非行傾向の者であった。現場の教師が, 特に指導に窮するのは, このような行動化を伴う生徒であることが多いが, 自閉的傾向や学業不振の者など他の様相の問題児も含め, 疎外感との関わりや各問題児間の疎外感の特徴を明らかにすることも必要と思われる。
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  • 田中 敏
    29 巻 (1981) 4 号 p. 306-313
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 児童の発話において文節末尾に高頻度に出現するところの2つの停滞現象-「添音」と「強調」-の機能的分析にあった。次の仮説が検証された。仮説 (1): 添音は困難な発話を援助する機能をもつ。仮説 (2): 強調は添音の代替現象のひとつである。
    実験Iでは, 小学1年生と小学4年生が対象とされ, 仮説 (1) を検証するため発話課題の困難度が変化させられ, また仮説 (2) を検証するため場面操作によって添音の発生頻度が変化させられた。その結果,(a) 発話課題の効果は得られず, 仮説 (1) は支持されなかったが,(b) 添音の発生が抑制された公式場面では強調が増加し, 逆に, 添音の発生が促進された親密場面では強調は減少して, しかも添音と強調を合わせた発生率は, この種の発話停滞現象への等価な効果が保証されている両場面間で有意差を示さなかった。したがって, 添音と強調の相補的分布が証明され, 仮説 (2) が支持された。
    続く実験IIは, 仮説 (1) の再検証であり, 実験Iにおいて変化しなかったと思われる発話の困難度を, 相対的に軽減する手続がとられ, 結果として対応する添音発生率の低下を得た。しかしながら, その手続と結果に仮説 (1) 以外の解釈の可能性が混入したため, 結論を保留し, 統制実験IIIに訴えた。この結果, 他の解釈は退けられ, 仮説 (1) を採択するに至った。
    最後に, 支持された仮説に基づいて, 就学期児童の言語発達の一様相が指摘され, 今後の研究の展望が示された。
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  • 小野寺 淑行
    29 巻 (1981) 4 号 p. 314-322
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    直径と高さに関して2次元的に系列化された円筒のマトリックスを見本として観察した後に, それを模写的に再構成する課題 (再生課題) に困難を示す幼児52名 (5 歳2か月~6歳4か月) を2群に分け, 相互に異なる訓練を与えた。実験群の訓練においては, 被験者に円筒を人物として見立てさせたうえで, さらに, たき火の絵, 雪ダルマの絵, カメラを補助具 (有意味化手がかり) として使用し, マトリックスの配列の規則性に対して有意味化の手続を施した。高さの次元に関しては, カメラで写真を撮る時に全員が写るように背の高さの順に並んでいるのであると有意味化した。また, 直径の次元に関しては, 雪ダルマの側にいるかたき火の側にいるかによって着ている衣服の量が異なるのだと意味づけた。つぎに, 有意味化手がかりを残置した状態で再生課題を遂行させ, 再生完了後にフィードバックを与えた。一方, 統制群の訓練では, 意味づけはなされず, 再生完了時にフィードバックが与えられたのみである。
    訓練セッションでは, 3試行中2試行以上で完全再生を示した被験者 (達成者) の人数において実験群が統制群を上まわった。訓練直後のテストにおいては, 達成者の人数に関して両群間に差はほとんどなかった。しかし, 完全再生への近似の指標の1つである分類得点に関しては, 実験群の平均値が統制群のそれを有意に上まわった。1日後テストでは, 実験群の達成者数は再び増加したが, 統制群のそれを有意に上まわるものではなかった。しかし・完全再生への近似の指標としての位置得点, 系列得点, 分類得点のいずれかにおいても, 実験群は統制群を上まわった。
    結果は, 有意味化の手続を含む実験群に対する訓練手続が, 直径のサイズに基づいて対象が分類されているという見本マトリックスの1つの規則性の認知を特に促進する効果を有することを示すものとして解釈された。
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  • 安西 祐一郎, 内田 伸子
    29 巻 (1981) 4 号 p. 323-332
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    The purpose of this paper is to identity children's internal process during production of writings. A new procedure was devised to deal with the problem of estimating the internal dynamics of children from 8 to 12 years of age. At first, a simple procedural model of discourse production was presented; then, where and how long pauses were generated during writing was recorded for each child subject. Each child was also interviewed for the introspective report of what he or she thought at each pause. Then, the model and independently analyzed introspective and behavioral data were studied together to find a new model of the writing process. This procedure succeeded in identifying15strategies that may work in production of writings. Furthermore, the results also suggest the following. First, children's writing plans function not merely for controlling the writing process itself, but also for a global monitoring on whether the ongoing process matched what the writer wanted to do. Second, combination of strategies results in four kinds of writing style, all distributed in the age bracket studied. Thus, writing style seemed to depend mainly on individuals and possibly on contexts, though some age trends were detected.
    Next, proceeding to more specific problems, two points were investigated by the second and complementary experiment; i. e., whether writing style could be changed externally, and how plan monitoring would work. The first point, flexibility of writing style, was examined in a similar way as the first experiment except that each child was allowed to plan ahead for five minutes before starting writing. The result showed that some (but not all) children were apt to change writing style to one that generated a global plan and work under it. The second point, plan monitoring, was investigated by using recall of subjects' own writings a week later. It was shown that the way to recall depended on the original writing style, and children who wrote in a style with a global plan generally provided, good performance of recall. It implies, at least indirectly, that making global plans were useful for monitoring the process of writing.
    From the analysis of the model and experimental data, it was suggested that the writing process was a process of adaptively organizing various writing strategies: it might be the cause of an apparent variety of children's writings showing many degrees of freedom of procedural organization in such an adaptive process. But it was also suggested that there existed some constancy in the way using strategies. The set of these two complementary aspects did not seem to be specific to children's writing, thongh. It seemed to reflect the general characteristics of a divergent, ill-structured problem-solving process.
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  • 山岸 明子
    29 巻 (1981) 4 号 p. 333-337
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 今川 峰子
    29 巻 (1981) 4 号 p. 338-342
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 小林 好和
    29 巻 (1981) 4 号 p. 343-347
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 清水 秀美, 今栄 国晴
    29 巻 (1981) 4 号 p. 348-353
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 大野木 裕明
    29 巻 (1981) 4 号 p. 354-357
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    P-O型デザインを用いて, 中心的一偶発的記憶課題の提示回数が, 実行者と観察者の間の中心学習及び偶発学習に及ぼす効果を検討した。男女同数から成る72人の幼稚園児が, 2 (観察者, 実行者)×3 (課題提示回数 1回, 3回, 5回) の要因計画に割りつけられた。その結果,(1) 実行者, 観察者とも中心学習は偶発学習よりも多かった。(2) 実行者, 観察者とも偶発学習得点に対する課題提示回数の影響は認められなかった。(3) 5回提示群では実行者の成績が観察者よりもまさっていた。一方, 1 回提示群, 3回提示群では従来どおり両者の間に差は認められなかった。
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  • 二宮 克美
    29 巻 (1981) 4 号 p. 358
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 29 巻 (1981) 4 号 p. 368-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 29 巻 (1981) 4 号 p. 368a-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 29 巻 (1981) 4 号 p. 368b-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 29 巻 (1981) 4 号 p. 368c-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
  • 29 巻 (1981) 4 号 p. 368d-
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
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