本研究の目的は,1人1台端末環境下における児童生徒の情報活用能力を多面的に評価する尺度を開発し,その信頼性と妥当性を検討することである.小中学生2,200名を対象に調査を実施し,因子分析を行った結果,「問題解決・探究における情報活用」「プログラミング」「情報モラル」「メディア・リテラシー」「生成AI」の5因子構造が確認された.また,各因子の十分な内的整合性,および外部基準変数 (主体的な学習態度等) との基準関連妥当性が示された.さらに学年段階別の比較から,学習経験に伴う能力の伸長やメディアリテラシーにおける特異な発達的推移が明らかとなり,本尺度が現代の教育課題に対応した実態把握ツールとして有用であることが示唆された.
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