森林利用学会誌
Online ISSN : 2189-6658
Print ISSN : 1342-3134
14 巻 , 3 号
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論文
  • スイパラム ダムロン, 田坂 聡明
    原稿種別: 本文
    1999 年 14 巻 3 号 p. 169-176
    発行日: 1999/12/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究の主たる目的は,タイの伐出作業への日本産タワーヤーダの可否を検討するための分析プログラムの開発にある。分析プログラムの開発にはVisual Basicを使用し,タイのプランテーション地域の林分構成,地形データをもとに評価をおこなった。開発された分析用プログラムでは,これらのデータをコンピュータ画面上に数値地形図として表示し,搬送荷重の適合範囲算出,タワーヤーダおよび先柱位置の決定,森林内路線配置に利用する。このプログラムでは,スクリーン上に表示された任意の地点間の索縦断面の描画が可能であると同時に,供試機の諸元や,タイおよび日本で収集された各種のデータをもとにもとめられたパラメータ群,索の線形,張力等が視覚的に得られ,さらに,限界荷重値や集材作業のサイクルタイムが算出,表示される構成となっている。また,対象地における架線位置が全て決定されると,この対象地域のタワーヤーダ集材の生産性と生産費用が自動的に算出され,タイで現在使用されている伝統的な集材方法との比較が可能となる。今回の報告では,現在までにタイ国内でのタワーヤーダ導入の実績がないことから,いくつかのパラメータは日本国内での集材データから求められており,実作業データとの差異が予想される。今後さらに研究を重ねることにより,これらの点の改善に務めたいと考える。
  • 田中 万里子
    原稿種別: 本文
    1999 年 14 巻 3 号 p. 177-186
    発行日: 1999/12/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    車道の開設が地域の結びつきを強める働きがあることに着目し,森林地域での車道の幹線機能の評価法を考究した。地域の結びつきをアクセサビリティと定義し,幹線道路の端から端までの通行に必要な所要時間で地域の面積を除した値を用いて評価し,これについて検討を行った。所要時間を採用することにより地形の複雑さや車道の規格も考慮することができ,地域としての結びつきを表現することができる。また新しい車道の開設にあたり複数案を比較する場合,その幹線としての機能をアクセサビリティの値の増加量と投資額の比によって評価できることも確かめられた。
  • 板谷 明美, 山崎 忠久
    原稿種別: 本文
    1999 年 14 巻 3 号 p. 187-192
    発行日: 1999/12/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    林道開設による林地の改変結果としてのつぶれ地を取り上げ,現地調査と林道台帳からの資料をもとに,つぶれ地の規模とその要因について検討した。のり面が長大であるなどつぶれ地が大きい箇所を中心に,つぶれ地幅,全幅員,横断面形,斜面方位,路線位置,曲線形,斜面傾斜,のり面構造などを調査・測定し,得られた285の資料について単純集計と数量化1類による分析法を用いて,つぶれ地幅に影響を及ぼす要因の分析を行った。その結果,幅員が大きいほどつぶれ地幅も大きく,擁壁や石積みの施工によりつぶれ地幅は小さくなることがわかった。また,林道計画の際の路線選定では最大つぶれ地幅は幅員の3.5倍程度を見込めばよいことがわかった。
  • 小林 洋司, 櫻井 倫, 曹 丘鉉, 酒井 秀夫, 岩岡 正博, 仁多見 俊夫
    原稿種別: 本文
    1999 年 14 巻 3 号 p. 193-198
    発行日: 1999/12/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    本報告は,間伐を必要としている林分について,その区分け,及対象林分の搬出方法についてGISの手法を用いて検討した。用いたソフトはTNTmipsである。調査の対象とした林分は,茨城県大子町の約35ha,35年生のスギ,ヒノキの公団造林地である。データは,施業基本図より計画区分(林班界),林道位置図,造林樹種(スギ,ヒノキ,除地)を基に機能区分し,地形図からコンターをスキャナーにより入力し,DTMを作成した。以上のデータをGISにより作成.林内走行車とタワーヤーダによる間伐材搬出のための基盤計画としての路網計画を行った。
  • 豊川 勝生, 市原 恒一
    原稿種別: 本文
    1999 年 14 巻 3 号 p. 199-208
    発行日: 1999/12/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    林道上より撮影した9枚の森林風景写真に対する好感度調査を被験者40名のファジィAHP法による評価で行った。また,同じ写真のビデオ映像を見た被験者10名の注視点分析でも行った。この結果ファジィAHP法による評価では,色彩が豊かで構図の良い風景がより好まれることが,また,注視点の分析からは,景色の境,色彩が顕著な箇所,奥まった窪み,角張ったものなどに注視が集中することが分かった。よって,色彩が豊かで構成要素間の境目がはっきりした構図を持つ森林景観が最も好まれるものと推測された。
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