森林利用学会誌
Online ISSN : 2189-6658
Print ISSN : 1342-3134
23 巻 , 2 号
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論文
  • 立木 靖之, 吉村 哲彦, 長谷川 尚史, 酒井 徹朗, 中村 太士
    原稿種別: 本文
    2008 年 23 巻 2 号 p. 41-52
    発行日: 2008/08/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    1999年に林野庁は,全国規模の森林資源モニタリング調査を開始した。本研究ではPDA(携帯情報端末)とGPS(全地球測位システム)を用いた森林資源モニタリング調査のためのナビゲーションシステムDeltaForestを開発した。DeltaForestは,DeltaTracerとDeltaMapperによって構成される。DeltaTracerはGPSを搭載したPDA上で動作するものであり,前任者の推奨ルートにしたがって目標地点まで調査員を誘導する。一方,DeltaMapperはデスクトップコンピュータ上で動作して,後任者に引き継がれる有用な情報を編集・蓄積する作業を支援する。フィールド実験を通して,DeltaTracerの性能をナビゲーションの効率という観点から検証した結果,DeltaTracerを用いたユーザーは,森林内において大きく迷うことがないことがわかった。さらに,アンケートによってDeltaForestの評価を行った結果,DeltaTracerの切り替え可能な縮尺の地図,DeltaMapperのシステムの安定性やイベントの編集が高い評価を受けた。DeltaForestは,効率的なナビゲーションと後任者に引き継がれる有用な情報の獲得に有効であることが示されたが,その一方で改善を要する点も明らかになった。
  • 石川 知明, 辻端 武彦, 松下 明弘, 板谷 明美, 浜本 清美, 辻端 隆彦
    原稿種別: 本文
    2008 年 23 巻 2 号 p. 53-62
    発行日: 2008/08/15
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル オープンアクセス
    幅員3.0〜3.5mの作業路を高密度に作設し,チェーンソーによる伐倒,0.45m^3クラスのプロセッサによる造材,最大積載量5tクラスのフォワーダによる集材という伐採搬出作業システムを対象として,時間観測,作業分析を行い,適する作業条件を検討した。その結果,木寄せ作業が不要となるように高密度に作業路を作設すること,対象面積を2〜5ha程度にすることが労働生産性の向上,伐採搬出経費の低減に効果的であることが明らかとなった。また,作業システムの改善を検討したところ,フォワーダの走行速度の上昇および積み込み,おろし作業時間の短縮,作業路上での集材へのトラックの導入,プロセッサの枝条廃棄・整理時間の短縮が有効であると考えられ,作業時間短縮のための各作業の見直し,オペレータの習熟度向上の重要性が示唆された。
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