森林利用学会誌
Online ISSN : 2189-6658
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41 巻, 2 号
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論文
  • 今岡 成紹, 佐野 俊和, 酒井 将秀
    2026 年41 巻2 号 p. 41-48
    発行日: 2026/08/31
    公開日: 2026/08/31
    [早期公開] 公開日: 2026/02/27
    ジャーナル フリー
    本研究は切り株破砕機の破砕処理時間に影響する要因を定量化し,効率的な運用方法を検討することを目的とした。緩傾斜のヒノキ人工林の皆伐跡地において,乗用型の切り株破砕機による切り株の破砕について,切り株サイズ,刈刃の摩耗状況,オペレータの習熟度,破砕方向,事前植栽の有無が破砕処理時間に与える影響を分析した。破砕処理時間の推定にはGLM および決定木回帰分析を用いた。AIC によるモデル選択の結果,最良モデルに採択された変数は,切り株材積,切り株高,刈刃交換後の累積処理個数,オペレータごとの累積処理個数および破砕方向であった。一方,事前植栽の有無の影響は限定的であった。決定木回帰分析では,切り株材積が最も高い特徴重要度を示し,処理時間を左右する主要な変数であることが示された。さらに,林内走行路にかかる切り株のみを選択的に破砕する運用によって,処理対象の切り株個数を約4 割削減できることが示された。これにより,下刈り車両機械の走行可能性を確保しつつ,破砕処理の労力と時間を大幅に軽減できる可能性が示唆された。
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