森林利用研究会誌
Online ISSN : 2432-5996
Print ISSN : 0912-960X
9 巻 , 1 号
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総説
論文
  • 今冨 裕樹
    原稿種別: 論文
    1994 年 9 巻 1 号 p. 17-27
    発行日: 1994/03/15
    公開日: 2017/11/17
    ジャーナル フリー
    トラクタ集材における集材路走行方式の作業環境を把握,評価するために,生理的負担からみた作業の特質や作業強度などに関する検討を行った。本研究では心拍数がオペレータの生理的負担の指標として適するものと考えられたことから,心拍数の測定を中心として研究を進めた。その結果,木寄せ関連の心拍数増加率は60〜70%であることが示され,動的筋作業負担が強いことが明らかにされた。しかし,それらの全体にしめる作業割合は少なかったことから集材路走行方式における作業全体としての動的筋作業負担は比較的少なく,消費エネルギー量は許容範囲内にあることが確認された。一方,土場と先山間のトラクタ運転は神経的負担の心拍数増加率レベルからみてその負担は比較的大きいものと推察された。なお,その作業割合が比較的高いことから運転による緊張感やストレスを受けることが推察され,それを緩和するための方策が必要とされることが示唆された。
  • 今冨 裕樹
    原稿種別: 論文
    1994 年 9 巻 1 号 p. 29-39
    発行日: 1994/03/15
    公開日: 2017/11/17
    ジャーナル フリー
    トラクタ集材地での実験の結果,地表障害物が散乱する林地内でのオフロード走行は集材路走行に比べて明らかに生理的負担が大きいことが認められた。しかし地表状態が良好な林地では両者間に違いはみられなかった。その原因はオフロード走行の走行速度が低速であったことによるものと考えられた。走行速度は作業能率に関連する重要な要因であることから集材路走行は同程度の負担を受けながらも能率の面で非常に有利であるものと考えられた。シミュレート実験の結果,走行速度が同一の場合,オフロード走行は集材路走行に比べてオペレータへ及ぼす生理的負担が大きいことが認められ,さらに走行速度が重要な要因であることがわかった。したがって,オペレータに対する安全な作業環境の確保や能率向上を図るためには集材路走行方式が好ましいものと考えられた。
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