森林計画学会誌
Online ISSN : 2189-8308
Print ISSN : 0917-2017
最新号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
目次
巻頭言
解説
論文
  • 鄭 峻介, 佐藤 永, 西園 朋広, 齋藤 英樹, 高橋 正義, 北原 文章, 山田 祐亮, 細田 和男
    原稿種別: 論文
    2026 年59 巻2 号 p. 69-80
    発行日: 2026/01/14
    公開日: 2026/01/14
    ジャーナル オープンアクセス

    鄭峻介・佐藤永・西園朋広・齋藤英樹・高橋正義・北原文章・山田祐亮・細田和男:国内スギ人工林動態シミュレーションに向けた植生動的モデルSEIB-DGVMの拡張,森林計画誌59:69~80,2026 国内で開発された全球動態植生モデルであるSpatially explicit individual-based Dynamic Global Vegetation Model(SEIB-DGVM)を,気候変動の影響も考慮した長期的な視点で,放置された人工林から二次林への過渡的な変化をシミュレート可能な次世代の森林管理ツールと拡張するために,植栽・間伐のスキームを導入し,その再現性を茨城県高萩市の上君田試験地におけるスギ人工林動態の長期継続調査データとの比較から検討した。試験地内の間伐区・無間伐区のどちらにおいても,SEIB-DGVMはスギの胸高直径を過小評価するものの,スギ成長量の時間変化を妥当に再現できていた。また,間伐によりスギの胸高直径成長が促進され,間伐後において,個体数分布のピークがより大きな胸高直径分布帯に移行する観測結果をモデルはおおむね再現した。SEIB-DGVMは国内のスギ人工林動態の長期予測に有益なシミュレーターになり得ると考えられる。

研究ノート
論文
  • 西園 朋広, 澤田 智志, 福本 桂子, 北原 文章, 高嶋 敦史, 志水 克人, 鄭 峻介, 小谷 英司, 松浦 俊也, 齋藤 英樹, 細 ...
    原稿種別: 論文
    2026 年59 巻2 号 p. 87-101
    発行日: 2026/01/14
    公開日: 2026/01/14
    ジャーナル オープンアクセス

    西園朋広・澤田智志・福本桂子・北原文章・高嶋敦・志水克人・鄭峻介・小谷英司・松浦俊也・齋藤英樹・細田和男:間伐の実施されているスギ林の長期成長--近接する人工林と天然林の時系列データに基づく推察--,森林計画誌59:87~101,2026 本研究では,秋田県上小阿仁村のスギ人工林とスギ天然林の長期継続調査データに基づき,スギ林の林分材積成長の長期的な経年推移パターンを調べた。林齢27~111年の人工林の林分材積純成長量は林齢50年頃に最大に達して,その後徐々に減少する傾向があった。林齢167~264年の天然林の林分材積純成長量は,全般的に林齢170年頃が大きく,その後は減少した。しかし,林齢200年以上の材積成長量は平均で10.0 m3 ha−1 yr−1弱程度であり,一定レベルの成長量を維持していた。また,間伐後に増加し,その後時間の経過とともに減少した。人工林と天然林の推移の比較検討によって,林齢264年までのスギ林の林分材積純成長量は,林齢50年程度に最大に達した後,非常に長い期間をかけて徐々に低下するが,ゼロには収束せず,林齢200年を超えても一定レベル(10 m3 ha−1 yr−1弱)の成長量を示すことがわかった。さらに,林齢200年超のスギ林でも間伐は肥大成長を増加させることが確認された。

提言
解説
研究ノート
書評
記録
裏表紙
feedback
Top