(1)
white ash材は八日間220°F及一日間280°F以下の熱處理に依て脆弱となる事はないが、其れ以上強き處理に依ては脆弱となる。
(2)
white ashの衝撃應力は220°F及280°Fの處理に依て減少するも、應壓力は八日間熱處理したものでも、其の影響が明でない。
(3)
white ash材の比重は、220°F二日間の處理に依り始めて減少し、280°F八日間の處理後は、7%の多きを減するものである。
(4)
white ash材の含有水分量は熱處理に依り減少するものである。
(5)
white ash材は高熱に依り黄白色より珈琲の如き暗褐色まで變色するものである。
(6)
white ash材は熱處理を施した場合と雖未だ變色せざる前は強度を減少するものに非ず、假令強度減少する事あるとしても其れは熱でなく他の原因に依るものである。
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