巻号一覧
34 巻, 12 号
選択された号の論文の4件中1～4を表示しています
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Michio TSUKAMURA1959 年 34 巻 12 号 p. 387-391
発行日: 1959年
公開日: 2007/05/21
ジャーナル フリーGenetic studies on the streptomycin resistance of Mycobacterium avium (strain Jucho) were conducted by the population analysis method assuming a hypothesis that one type of the population structure of first-step clones corresponds to one genotype. The resulting conclusions are as follows:
There are multiple genotypes producing different population structures of clones. Both intermediate and fully resistant population structures of clones are produced by a single gene mutation or by double or multiple mutations.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (534K) -
高橋 俊明1959 年 34 巻 12 号 p. 392-400
発行日: 1959年
公開日: 2007/05/21
ジャーナル フリーSaccharomyces chevalieri の雌雄同株2倍体と S. cerevisiae の雌雄異株1倍体との最少培地交配によつて作られた3倍体 (H-981 と H-986) の子嚢胞子の顕微解剖を行なつた。
H-981 の胞子発芽率は極めて低く (11.1%), 発芽胞子の生育は途中で停止した。H-986 の発芽率も2倍体雑種より低い (38.8%)。H-986 の4分子分析の結果, 理論的に期待できない性行動を示す segregant が見られた。また, 理論値と一致しない分離比が得られた。この結果から, 還元分裂中に1価染色体が消失し, そのため異数体となる胞子が生じ, その多くが発芽能力をもたないものと推定される。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (816K) -
外村 晶1959 年 34 巻 12 号 p. 401-406
発行日: 1959年
公開日: 2007/05/21
ジャーナル フリー原発腫瘤である6例の子宮癌の染色体調査を行ない, それぞれの腫瘍に特有な染色体構成をもつ腫瘍細胞の存在を明らかにし, さらにそれらの細胞群が高い頻度で出現することから, 腫瘍の増殖に第一義的に関与する種族細胞であると推察される。
No. 3腫瘍では染色体数50と51とをもつ少なくとも2つの種族細胞群が高頻度で存在した。No. 21 と No. 45 の両腫瘍では染色体数50前後をもつ細胞が多く出現した。No. 49 腫瘍では52, No. 53 腫瘍では55の染色体数をもつ種族細胞の存在が明らかになった。No. 50 腫瘍においては染色体数66と75とをもつ2群の三倍性の種族細胞が存在した。No. 50 腫瘍を除いた他の5例では種族細胞の染色体数は高二倍性の50から55の間に分布している。
また染色体分析を行ない得た4例の子宮癌の種族細胞はそれぞれの腫瘍に特有な染色体構成をもっていて, 患者個人によって染色体型を異にしていることが明らかになった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1073K) -
井上 一郎1959 年 34 巻 12 号 p. 407-417
発行日: 1959年
公開日: 2007/05/21
ジャーナル フリー(1) D. melanogaster の野生型の25の異なった系統を nitromin 水溶液ですべて一様に処理し, 下記のような結果を得た。
(2) 野生型のそれぞれの系統はその系統独自な反応を示し, 羽化率, 異常形態の形成率, さらに異常を示す器官の種類や程度もすべて一様ではなく, 系統が異なるにしたがって著しい差を生じた。
(3) nitromin 処理により系統間に著しい反応の差を生じたことは, 反応する側の野生型それぞれの系統の持つ遺伝的な要素に差異があるものと考えられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2756K)
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