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特に他2術式との比較において
杉村 好彦, 渡辺 正敏
1989 年 22 巻 8 号 p.
1945-1952
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
食道静脈瘤症例に対し, 直達手術による静脈瘤の消退効果をより永続的にする目的から, 従来のfundic patch法応用の食道離断術に加え, 術中に硬化剤を灌流する新たな方法を考案し, その有用性を検討した. 対象は非灌流群17例, 灌流群25例, EEA群15例であった. 内視鏡成績では, 灌流群は54%に遠隔時の静脈瘤消失を認め, 本法は長期にわたる静脈瘤の消失が期待できた. 特に, 術前F
3症例に対する遠隔時消失例は他2群には認められなかったのに対し, 灌流群は53%に認め, 術前F
3症例は本法の適応と考えられた. 一方, 本法では, 術後食道狭窄の発生が44%と高頻度にみられたが, 5%ethanolamineoleateの灌流量を3ml以下にすることで回避できると考えられた.
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梅原 松臣, 田尻 孝, 吉田 寛, 鄭 淳, 足立 幹夫, 金 徳栄, 山下 精彦, 恩田 昌彦, 大矢 徹, 田島 広之, 細井 盛一, ...
1989 年 22 巻 8 号 p.
1953-1958
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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昭和59年12月からの2年間で, 脾動脈塞栓術 (SAE) と左胃動脈塞栓術 (LGE) を行った食道静脈瘤患者16例の静脈瘤の消長を, PTO. TIOを併施した際の相乗効果をも含めてretrospectiveに検討し, 以下の結果をえた.
1) 静脈瘤の消長を別府らの判別式に基づいてスコアー化してみると, 初診時-1.0170±0.6499 (mean±SD) であったが, 最終観察時では0.6010±0.3644と有意に改善されていた (p<0.01).
2) SAE, LGE, PTO. TIOの3者を併用した症例では約2年間追加治療を必要としなかった.
3) 胃静脈瘤を合併した8例中6例に, 胃静脈瘤の消失がみられた.
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深達度およびリンパ節転移の有無による臨床病理像の差異を中心に
吉中 平次, 島津 久明, 福元 俊孝, 馬場 政道, 田辺 元, 夏越 祥次, 草野 力, 森永 敏行
1989 年 22 巻 8 号 p.
1959-1965
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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診断学の進歩と積極的リンパ節郭清の実施に伴い, 食道表在癌とくに, m癌とリンパ節転移を伴うsm癌の頻度が最近の5年間に急増した. m癌, リンパ節転移の無いsm癌, 転移陽性sm癌の病理組織学的所見の差異を中心に検討した結果, m癌はsm癌に比べ腫瘍の厚みと粘膜面からの高低差が小さく, リンパ管侵襲陽性の頻度は転移陽性sm癌で他の2群よりも有意に高かった. sm癌の2群では腫瘍長径・厚み, sm浸潤の長さ・割合・深さ, 浸潤増殖様式, 周囲のdysplasiaなどいずれも転移陽性群で大きい値や浸潤の強い傾向を示した. 肉眼的に隆起・陥凹が強く, 混合型や多発・壁内転移を示すものにリンパ節転移陽性のsm癌が高頻度に存在した. 転移陽性sm癌の生存率は不良であったが, 従来の成績よりも改善傾向がみられた.
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北村 道彦, 西平 哲郎, 平山 克, 赤石 隆, 標葉 隆三郎, 関根 義人, 実方 一典, 吉田 和徳, 樋口 則男, 増田 真幸, 渡 ...
1989 年 22 巻 8 号 p.
1966-1969
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
昭和61年1月より62年12月までに当科で切除術を受けた胸部食道癌72例中25例 (35%) に気道粘膜の変化が認められた. この変化は第1ないし第2病日に発症する例が多かった. 癌の占居部位ではIu (60%), Im (37%), Ei (22%) の順で発生率が高かった. 術式別の検討では, 頸部吻合例 (40%) が胸腔内吻合例 (21%) に比べ2倍発生率が高かった. 特に頸部上縦隔の拡大リンパ節郭清を施行した例では6例中5例と高頻度で発生していた. 右気管支動脈温存の有無は本症の発生に影響をおよぼしていなかった. 気道粘膜の変化の陽性例では陰性例に比べ有意に肺合併症の発生率が高く (44%: 9%p<0.01), 厳重な呼吸管理が必要である.
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3領域郭清例と2領域郭清例の比較
馬場 政道, 草野 力, 福元 俊孝, 野口 靖彦, 中野 静雄, 森永 敏行, 榎本 稔美, 田辺 元, 吉中 平次, 愛甲 孝, 島津 ...
1989 年 22 巻 8 号 p.
1970-1976
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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胸部食道癌根治手術142例を3領域郭清70例と2領域郭清72例にわけて, 拡大リンパ節郭清に伴う術後合併症を検討した. 3領域郭清群の咳嗽反射の出現日は平均518日, 気管内チューブの抜管日は平均7.7日であった. 反回神経麻痺は49%に, 誤嚥は13%に認められた. 肺炎は27% (19/70例) に認められ, 19例中9例 (47%) が誤嚥に続発する肺炎で, その出現は術後平均26日と遅いが, いったん発生すると重篤な肺炎に移行しやすい. 総ビリルビン4mg/dl以上の86%は直接ビリルビン優位で術後5~8日に出現し, 3領域郭清群に出現頻度が高率であった. なお, 3領域郭清群では郭清範囲の拡大にもかかわらず縫合不全の増加は認められなかった.
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東儀 公哲
1989 年 22 巻 8 号 p.
1977-1986
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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ラットの胃全摘後, 逆流を起こしやすい吻合法としてのBillroth-II法と, 起こしにくいRoux-Y法を作成し, N-amyl-N-methylnitrosamine (以下AMN) 実験食道癌の発生に及ぼす逆流性食道炎の影響を検討した. その結果, 発癌率 (扁平上皮癌) は, AMN開始を胃全摘に先行させる実験ではBillroth-II法92.6%, Roux-Y法31.3%, 対照50.0%であり, 胃全摘をAMN開始に先行させる実験でも, それぞれ93.5%, 35.3%, 35.0%と, Billroth-II法に有意に高率であった. 部位別では, 癌は食道炎の高率な下部食道に多く, 食道炎のない上部に少なかった. 食道には乳頭腫も発生したがこれと食道炎, 癌腫は負の相関にあった. 以上より, 実験食道癌の発生にアルカリ性逆流性食道炎はpromoterとして作用したものと考えられた.
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山村 義孝, 紀藤 毅, 平井 孝, 坂本 純一, 安井 健三, 加藤 知行, 安江 満悟, 宮石 成一, 中里 博昭
1989 年 22 巻 8 号 p.
1987-1994
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
1965~1982年を3期にわけ, 同期間の全胃癌手術例3,434例を対象に, 癌の進行度別, 治療法別, 年代別に術後生存率を比較した.
(1) 後期において早期癌とくにm癌の増加と治癒切除率の上昇が認められた.(2) 治癒切除例の5生率は前期 (64.9%), 中期 (66.8%) に比べ, 後期 (71.4%) では有意に向上した.(3) pm, n (+) とss, n (+) 例において手術単独例の5生率が後期で有意に上昇し, 手術精度の向上によると思われた. そのため中期でみられた補助療法の効果が後期では認められなくなった.(4) pm, n (+) とss, n (+) 以外の治癒切除例, 非治癒切除例, 非切除例では, 補助療法の有無や年代による生存率の差を認めなかった.
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米村 豊, 杉山 和夫, 鎌田 徹, 松本 尚, 大山 繁和, 山口 明夫, 三輪 晃一, 宮崎 逸夫
1989 年 22 巻 8 号 p.
1995-1999
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
Bommann4型胃癌76例を対象としDNA ploidy, ras p21の組織内発現を検索し, 以下の成績を得た.
DNA ploidy patternはdiploid26例, aneuploid50例で, diploidの5生率28%, aneuploid8%と有意にaneuploidで予後不良であった. rasp21活性は24例, 32%にみられ, ras p21陰性胃癌の5生率27%, 陽性癌で6%で両群間に有意差を認めた. またdiploid, aneuploidともにrasp21陽性例では陰性例にくらべ有意に予後不良であった. DNAploidy, rasp21の発現と組織型, 腹膜播種の有無, stageとの関係はなかったが, aneuploidでrasp21陽性癌では静脈侵襲が高率に認められた.
以上よりDNAploidypattern, ras p21発現の状態を検索することはBorrmann4型胃癌の予後指標になると考えられた.
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今野 弘之, 青木 克憲, 鳥山 裕史, 中村 昌樹, 阪口 周吉
1989 年 22 巻 8 号 p.
2000-2003
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
当科において術後1年以上継続的にTegafurが投与されたn (+) またはps (+) の胃癌治癒切除症例を対象として, 進行胃癌に対するTegafurの長期投与の効果を検討した. 長期投与の再発例ではps (+) が87.5%であり, 非再発例の33.3%と比較し有意に高率で, 特にse症例の71.4%に再発を認めた. 再発形式も腹膜再発が最も多かった. またTegafur中期投与症例 (3ヵ月以上1年未満の投与) との累積生存率の比較を行ったが, Tegafur長期投与によりstage IIIおよびn2症例において延命効果が認められたものの, se症例では中期投与との間に有意な差を認めなかった. これらの結果よりps (+), 特にse症例における腹膜再発防止のためには経口制癌剤の長期投与のみでは限界があり制癌剤の術中腹腔内投与などの他の治療方法と組み合わせた集学的な治療が必要であることが示唆された.
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塚本 秀人, 桜本 信一, 渥美 純夫, 蔵並 勝, 三重野 寛喜, 高橋 俊毅, 榊原 譲, 比企 能樹, 阿曽 弘一
1989 年 22 巻 8 号 p.
2004-2008
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
十二指腸潰瘍緊急手術例111例 (穿孔101例, 出血10例) の手術術式を中心に検討を行った. 術式の内訳は広範囲胃切除術 (以下広範胃切) が75例と多く, 選択的迷走神経切離術兼幽門洞切除術 (selective vagotomy+antrectomy以下SV+A) を主体とする迷切付加手術は32例であった. 術式の年次別推移をみると, 1980年までは広範胃切が大部分でSV+Aの症例はなかったが, 1980年までに広範胃切を行った56例中2例 (3.6%) に吻合部潰瘍の発生をみたことから, 1981年以降は緊急手術においても迷切付加手術が望ましいと考えてSV+Aを基本術式とし, SV+Aが55%と過半数を占めるようになった.
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予後規定因子と再発様式について
新井田 達雄
1989 年 22 巻 8 号 p.
2009-2017
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
乳頭部癌67例を対象に, 胆道癌規約の項目について, 生存期間への影響の大きさをCoxの比例ハザード法で解析し予後規定因子を検討した. さらに, 再発様式を再手術, 剖検, 画像診断から検討した. 有意な予後規定因子は, リンパ節転移と膵臓浸潤であった. 十二指腸, 膵臓浸潤と脈管浸潤, リンパ節転移, 肉眼型は強い相関を示し, 膵臓浸潤を認めると潰瘍形成群が増加し, 神経周囲浸潤も認めた.(14) 腸間膜根部リンパ節に22.3%と高率に転移を認めた. 再発様式は同リンパ節再発が19.4%と特徴的であった. とくに膵臓浸潤がない例では, リンパ節転移が予後を規定し, 晩期に同リンパ節に再発した. 膵臓浸潤例は, リンパ節転移にかかわらず予後不良で, 血行性転移も認め, 75.0%が早期に再発した.
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和田 隆昭, 中島 祥介, 瀬川 雅数, 金廣 裕道, 久永 倫聖, 松本 宗明, 福岡 敏幸, 藪内 裕也, 村尾 佳則, 中野 博重
1989 年 22 巻 8 号 p.
2018-2024
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
虚血障害は究極的にはCaイオンの細胞内へのinfluxにより生じるとの説がある. そこでCa拮抗剤 (塩酸diltiazem以下DZ) が肝虚血障害に対して防御効果を有するか否かを, 雑種成犬を用いて肝流入血行遮断による肝虚血モデルを作成し, 無処置群とDZ投与群において検討した. DZを投与することにより, 肝虚血後の肝組織血流量および動脈血中ケトン体比が, 無処置群に比べて良好に回復したことから, DZは肝虚血障害に対する防御効果を有するものと考えられた. さらに, 全身循環動態に影響をおよぼさないで, 肝虚血障害を防御できるDZの至適血中濃度は150ng/ml前後であることを確認した.
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寺本 修, 宮崎 勝, 越川 尚男, 宇田川 郁夫, 奥井 勝二
1989 年 22 巻 8 号 p.
2025-2031
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
肝切後肝再生時の肝動脈血流欠如の影響を基礎的に検討した. 68%肝切除群 (HTX単独群) と肝動脈結紮+68%肝切除群 (HAL+HTX群) を作製した. 残肝組織血流は前値に比べHTX単独群では軽度上昇する (p<0.001) がHAL+HTX群では変化をみない. HAL+HTX群ではHTX単独群に比べ血清GOT, GPT値はより上昇し肝DNA合成能は49%の抑制を認め (p<0.001), また生存率も有意の低下を示した (p<0.05). さらに肝組織の過酸化脂質値およびGSH値の変動を比較すると両群間に差異を認めなかった. 以上より肝切後肝再生時の肝動脈血流の欠如は肝再生を著明に抑制するが, この抑制には肝組織過酸化脂質の上昇機構は関わっていないことが示唆された.
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リピオドールーマイトマイシン懸濁液反復動注療法の肝機能への影響と治療効果
足立 信也, 深尾 立, 石川 詔雄, 岩崎 洋治, 田中 直見, 大菅 俊明, 斎田 幸久, 倉本 憲明
1989 年 22 巻 8 号 p.
2032-2038
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
門脈3次分枝以上に癌侵襲のみられる肝硬変併存肝癌15例と, Child C肝硬変を併存する肝癌8例, さらにChild C肝硬変を併存し門脈侵襲も認められる7例, 計30例を対象として, 経肝動脈的リピオドールーマイトマイシン懸濁液動注療法 (LM-TAI) の効果と安全性について検討した. LM-TAI施行後, 血液生化学的諸検査値は一過性に異常値を示すが, この傾向は門脈侵襲例においてより強く認められた. LM-TAIを反復した例でもこれらの異常値は1~4週間以内にほぼ前値に復した. 腫瘍の縮小が24例にみられ, 2年累積生存率は門脈侵襲症例群で55.0%, Child C肝硬変群では50.0%, 重複群では14.3%であった.
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照射温熱化学療法-の研究
山本 義一
1989 年 22 巻 8 号 p.
2039-2046
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
膵癌の治療成績向上を目的として新しい集学的治療である照射温熱化学療法を行った. 対象は切除7例, 非切除24例の計31例で, 切除例には術前療法として温熱化学療法を行い, 非切除例のうち17例には温熱化学療法に照射を併用した. その結果, 切除7例では切除標本で癌細胞の変性, 壊死が認められたが予後向上には結びつかなかった. 非切除例では, 腫瘍縮小効果は評価可能17例中5例29.4%に得られ, 癖痛の変化は22例中著効8例, 有効5例で59.1%に除痛効果が得られた. またperformancestatus (PS) の改善は7例29.2%にみられた. しかし12か月生存率は8.3%で満足すべき延命効果とはいえない. したがって, 本療法は切除不能膵癌に対しquality of lifeの改善に有効な治療法と考えられた.
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松野 直徒, 渕本 定儀, 高倉 範尚, 上川 康明, 折田 薫三
1989 年 22 巻 8 号 p.
2047-2052
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
術後多臓器不全 (multiple organ failure以下MOF) 患者の免疫不全状態を把握することを目的としてMOF10例非MOF10例を比較検討した. MOF例では血清補体CH
50が20.8±4.8U/ml, C
3が41.6±19.5U/mlと低く, リンパ球幼若化反応もMOFでPHA6,035±688cpm, ConA3,635±297cpmと, MOF例における細胞性免疫の著しい低下を認めた. リンパ球サブセットにおいてはOKT3, OKT4/8, HLA-DR-Leu4
+, HLA-DR-Leu2
+, Leu15
-Leu2
+はMOF例で46.4±12.3%, 1.8±0.8, 39.7±11.6%, 12.3±5.7%, 19.4±5.6%と非MOF例より低値を示した. エンドトキシソ値はMOF例では92.7±76.2pg/mlと高値を認めた.
以上より多臓器不全患者では. 重症免疫不全状態にあり, 免疫療法の必要性が示唆された.
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出血性潰瘍を中心に
渡部 洋三, 津村 秀憲, 中川 敏行, 桜井 秀樹, 佐々木 浩, 森本 俊雄, 佐藤 浩一, 矢吹 清隆, 大久保 剛, 能美 明夫, ...
1989 年 22 巻 8 号 p.
2053-2059
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
消化性潰瘍 (1,117例) に対する治療法の変遷を, H
2ブロッカー導入前 (以下前期) と同導入後 (以下後期) に分け, 出血性潰瘍を中心に検討した. 手術適応例は後期で胃潰瘍の難治性潰瘍が34.9%から16.5%へと有意に減少し, 合併症性潰瘍, ことに穿孔と狭窄は22.3%から36.6%へと有意に増加した. 内視鏡的止血法およぎ薬物静注療法の進歩により出血性潰瘍, ことに急性胃粘膜病変 (acute gastricmucosal lesions: AGML) に対する保存療法の死亡率は, 前期の83.3%から後期の21.4%へと減少した. しかしその手術成績は前期, 後期ともに悪かったが, 胃全摘術と幹迷切± 胃亜全摘術後は再出血死が1例も見られなかった.
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天池 寿, 栗岡 英明, 飴野 弘之, 谷向 茂厚, 竹下 和良, 赤見 敏和, 安 達行, 西本 知二, 池田 栄人, 武藤 文隆, 橋本 ...
1989 年 22 巻 8 号 p.
2060-2063
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
フリー
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牛島 聡, 清崎 克美, 村田 修一, 池谷 朋彦, 丸岡 秀範, 広瀬 淳雄, 若狭 林一郎
1989 年 22 巻 8 号 p.
2064-2067
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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中本 光春, 裏川 公章, 山口 俊昌, 慰斗 有, 出射 秀樹, 磯 篤典, 西尾 幸男, 植松 清, 五百蔵 昭夫, 瀬藤 晃一, 岩越 ...
1989 年 22 巻 8 号 p.
2068-2071
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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小林 裕幸, 吉田 典正, 丸山 浩高, 蜂須賀 丈博, 森 敏宏, 本多 正和, 石田 康雄, 河原 健, 中村 栄男, 山内 晶司
1989 年 22 巻 8 号 p.
2072-2075
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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鈴木 秀昭, 七野 滋彦, 佐藤 太一郎, 片山 信, 山本 英夫, 河村 健雄
1989 年 22 巻 8 号 p.
2076-2078
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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角谷 直孝, 米村 豊, 萱原 正都, 杉山 和夫, 上野 桂一, 泉 良平, 永川 宅和, 三輪 晃一, 宮崎 逸夫
1989 年 22 巻 8 号 p.
2079-2082
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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立花 一幸, 古川 正人, 中田 俊則, 瀬戸口 正幸, 草野 敏臣, 林 訥欽, 田代 和則, 菅 和男, 宮崎 国久
1989 年 22 巻 8 号 p.
2083-2086
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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田代 裕尊, 真田 修, 後藤 孝彦, 矢野 健次, 表原 多文, 高橋 信
1989 年 22 巻 8 号 p.
2087-2090
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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三澤 一仁, 宇根 良衛, 中島 保明, 佐藤 直樹, 松岡 伸一, 長淵 英介, 小笠原 和宏, 内野 純一
1989 年 22 巻 8 号 p.
2091-2094
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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小山 善久, 星野 正美, 浦住 幸治郎, 君島 伊造, 土屋 敦雄, 阿部 力哉
1989 年 22 巻 8 号 p.
2095-2098
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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松崎 正明, 村瀬 正治, 赤座 薫, 堀尾 静, 佐久間 温巳
1989 年 22 巻 8 号 p.
2099-2101
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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稲垣 宏, 平井 孝, 山田 二三夫, 坂本 純一, 森本 剛史, 安江 満悟, 宮石 成一, 中里 博昭, 荒井 保明
1989 年 22 巻 8 号 p.
2102-2105
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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山本 透, 野津 史博, 伊藤 嘉敏, 高木 大輔, 武山 直志, 田中 孝也, 中野 繁則
1989 年 22 巻 8 号 p.
2106-2109
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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藤 也寸志, 松浦 弘, 嶺 博之, 原口 幸昭, 森 正樹, 桑野 博行
1989 年 22 巻 8 号 p.
2110-2113
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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鍋嶋 誠也, 太枝 良夫, 佐野 隆久, 堀江 枢, 村上 和
1989 年 22 巻 8 号 p.
2114-2117
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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村岡 実, 小林 弘忠, 佐藤 治夫, 中島 一彰, 山崎 将人, 石川 達雄, 佐藤 博
1989 年 22 巻 8 号 p.
2118-2121
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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金谷 誠一郎, 藤村 昌樹, 山本 明, 平野 正満, 田野辺 裕二, 馬場 裕司, 肥後 昌五郎, 森 渥視
1989 年 22 巻 8 号 p.
2122-2125
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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北條 正久, 丸上 善久, 橋本 敏夫, 菊山 成博, 高野 真澄, 富田 濤兒, 小島 勝
1989 年 22 巻 8 号 p.
2126-2129
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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原 均, 後藤 司, 福本 進, 佐藤 公司, 丸川 治, 岡島 邦雄, 伊賀 千洋, 黒川 彰夫
1989 年 22 巻 8 号 p.
2130-2133
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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大村 健二, 川浦 幸光, 関戸 伸明, 山脇 優, 佐々木 正寿, 岩 喬
1989 年 22 巻 8 号 p.
2134-2137
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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小越 和栄
1989 年 22 巻 8 号 p.
2138-2142
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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亀山 仁一
1989 年 22 巻 8 号 p.
2143-2146
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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北島 政樹
1989 年 22 巻 8 号 p.
2147-2151
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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青木 照明
1989 年 22 巻 8 号 p.
2152-2155
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
ジャーナル
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杉山 貢
1989 年 22 巻 8 号 p.
2156-2161
発行日: 1989年
公開日: 2011/03/02
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