薬史学雑誌
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最新号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 加藤 茂孝
    2021 年 56 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
    ジャーナル フリー
  • 船山 信次
    2021 年 56 巻 1 号 p. 7-12
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
    ジャーナル フリー
  • 松本 和男, 村岡 修, 中川 好秋, 中辻 慎一
    2021 年 56 巻 1 号 p. 13-24
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
    ジャーナル フリー
    西洋の近代化学が本格的に日本(長崎)に入ってきたのは江戸年代の終盤から明治時代の初期であった.その後,選ばれた優秀な学生がドイツを軸に欧米の大学に留学して,西洋の有機化学を学んだ.帰国後,西洋化学の単なる模倣でなく,日本で独創的な有機化学の基礎を築いてきた.まさに,有機化学の建設者と言える. 同時期に政府も大学制度などを段階的に体系化して,有機化学を学問として発展させてきた.それらが今日の日本の国際競争力のある医薬品,農薬産業の土台となった.本稿では,1900 年までに誕生した有機化学の建設者(先駆者)及び後継者が歩んできた経緯と業績を解説する.
  • 五位野 政彦
    2021 年 56 巻 1 号 p. 25-38
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
    ジャーナル フリー
    序論:明治時代には,ドパミン,モノアミンに基づく精神疾患用医薬品は存在していなかった.本研究では,明治時代の日本におけるに精神科医療においてどのような医薬品をどのような患者に使用していたかを調査した. 方法:次の資料を文献調査した.国立国会図書館デジタルライブラリー収蔵資料ならびにグーグルスカラー検索結果によるドイツ薬局方.これらは医学資料のみであり,薬局方を除いて薬学資料はない. 結果・考察:明治時代を通じて,日本の精神科医は日本の伝統的医薬品でなく欧州由来の医薬品を使用していた.これらの医薬品はドパミンやモノアミンに対する作用はなかった.しかしこれら医薬品は患者の休息や精神症状の遅延をもたらした.当時,精神科医が使用した医薬品の多くは麻酔薬ないし睡眠薬であった.とくに処方されたのはオピオイド(阿片,モルヒネ等),ベラドンナアルカロイド(スコポラミン等)あるいはハロゲン化合物であった.20 世紀初頭にバルビツレートならびに他睡眠薬が欧州の複数の製薬会社により開発された.これらにより精神科医は患者の治療を行うことが可能になった.精神科では脳内の血流が精神疾患を発症させると考えられていたため,ジギタリスのような強心薬を用いて血液循環の改善をはかった.日本の近代精神医学の父である呉秀三は,患者の人権保護を考慮し,治療方法の改革を行った.これら医薬品は呉の活動をサポートした.
  • Yohko Natsume
    2021 年 56 巻 1 号 p. 39-47
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
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    Objective: This article aims to consider the reasons for the development of pharmacy education in modern India focusing on the lives of two Indian pharmacists, Harkishan Singh (November 25, 1928-March 20, 2020) and Bhagwan Dass Miglani (September 15, 1929-September 23, 2017). The two were classmates during their Bachelor of Pharmacy (B. Pharm) course at Panjab University. Materials and methods: A historical approach was used. Investigating the two pharmacists' publications on modern Indian pharmacy, and contrastively describing their early life, education, encounters with pharmacy, careers, and educational activities. Consideration: Singh was involved in basic research, and Miglani was engaged in clinical research called hospital pharmacy. The relationship between the two was a prototypical one in which a pharmacist involved in basic research and another pharmacist working on clinical research were able to share the same research mindset. Therefore, for the development of research by pharmacists, it is necessary to clarify the logic and methods through basic research and to collaborate to develop the research in a clinical practice. Their contributions show pharmaceutical educators that the maturation of the research mindset and the development of research skills will be major challenges in future pharmacy education. Conclusion: Singh and Miglani made outstanding contributions in the field of pharmacy education in India in the 21st century. They are respected by Indian pharmacists and other people involved in pharmacy. Singh worked to establish the National Institute of Pharmacy Education and Research. As a hospital pharmacist, Miglani introduced a master's degree course in hospital pharmacy as part of the pharmacy education curriculum. He also worked as the editor of a hospital pharmacy journal to improve the social status of hospital pharmacists. They are respected by Indian pharmacy professionals. Although they were in different positions in Indian pharmacy, they shared the same perception of developing the nation's pharmacy education. They were driving forces behind the development of pharmacy education in modern India.
  • 成田 研一
    2021 年 56 巻 1 号 p. 48-54
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
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    緒言:石見銀山領大森代官所へ 1778(安永 2)年に領民から出された一通の嘆願書,添えられた人参栽培法を記したショート・メモを調査の対象とした. 方法:その栽培法の内容が特異的だったので,先行する他の栽培法と比較検討した. 結果:このショート・メモは「朝鮮人参耕作記 田村藍水:1765」からの簡略な抜粋,図の模写であると考えられた.また,栽培技術に盆栽の手法が応用されていることから,佐渡での人参栽培法の開発が原始であると推測された. 考察:佐渡での人参栽培法の開発から日光へ栽培法が伝えられ,成書となり,三瓶山へも,また全国へも伝えられた可能性があると考えられた.
  • 森本 和滋, 日向 昌司, 石井 明子
    2021 年 56 巻 1 号 p. 55-61
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
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    目的:国立医薬品食品衛生研究所生物薬品部が組織された1989年以降30年でのバイオ医薬品の承認動向を調べた. 方法:バイオ医薬品の承認情報は,生物薬品部のウェブサイトと PMDA ウェブサイトより収集した. 結果と考察:第1期(1989~1998) ホルモン5品目,サイトカイン3品目,酵素3品目,エリスロポエチン2品目等を含む17品目のバイオ医薬品が承認され,今も使用されている.第2期(1999~2008) 抗体12 品目,ホルモン7品目,酵素6品目,インターフェロン類3品目等を含む34品目のバイオ医薬品が承認され,今も使用されている.第3期(2009~2018) 抗体43品目,血液凝固線溶系因子13品目,ホルモン9品目,酵素8品目,融合タンパク質4品目,ワクチン3品目等を含む82品目のバイオ医薬品が承認され,今も使用されている.なお,2020年までに販売中止された品目はカウントしていない.
  • 2021 年 56 巻 1 号 p. 63-68
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
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