東京保健科学学会誌
Online ISSN : 2433-149X
Print ISSN : 1344-3844
ISSN-L : 1344-3844
4 巻, 1 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2001 年 4 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 4 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2001 年 4 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 寺山 久美子
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 5-11
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    我が国の保健医療福祉は急激な少子高齢化を背景に激動している。「自立」「自立観」も変貌し, 「たとえ障害が重くあるいは高齢であっても, 地域の中でサービスを利用しながら主体的に生きてい<」新たな時代を迎えている。それに伴って「地域の暮らしの中で自立促進・社会参加を果たす」事を目標とする地域リハビリテーション・作業療法が脚光を浴び, その仕組みづくりや人材育成, 研究が進行しつつある。特にこの方面の研究は実践的なものである事が不可欠であり, その例として進行中の研究「リハビリテーションモデルの在宅ケアアセスメント」を紹介する。
  • 本道 和子, 須藤 直子, 川村 佐知子
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 12-21
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    退院調整過程を客観的に明らかにしていく第1段階として, 退院調整における退院調整看護婦の判断過程を明確にすることを目的に, 別の病院に所属する2名の退院調整看護婦のそれぞれ1名の利用者に対する退院調整における判断内容を調査し, 退院調整過程に沿って分析し, 以下の結果を得た。1)退院調整看護婦は, 調整依頼を受けた後, 調整内容を確認し, 調整対象か否か, 利用者の希望と依頼内容の合致, 家族の希望と利用者の希望の合致, すべての調整課題の調整の可能性, 利用者と家族の意思決定の状況, を順に判断し, 調整を行った後評価していた。この結果を基に, 判断樹の試案を作成した。2)家族の在宅療養希望の意思が固まっていない場合は, 家族が希望する他の療養方法についても同様に査定を行い, 実施可能な療養方法を判断し, 利用者と家族に提示していた。3)退院調整を基準化するには, 利用者の身体状況の判断, 調整課題抽出の判断, 導入可能な社会資源による療養の可能性の判断について, 判断基準を作成する必要がある。
  • 矢野 太
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 22-28
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    近年, 医療の高度化, 発展とともに医療機器の品質保証が重要となっている。国際規格(IEC)においても「医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験の方法」が逐次規格化され, 我が国でもJIS規格化が進められている。今年度JIS規格化される予定の主題の規格「JIS Z4752-1 医用画像部門における品質維持の評価及び日常試験方法第1部-総則」他の経緯・基本的考え方, 品質保証の方法などについて紹介する。筆者はIEC WG-10(品質保証)及びJIS委員会のメンバとして携わってきたので, 歴史的経緯を含め, 米国の法律との関係にも触れ, 「使用者及びメーカ側の責務」という形で提案を試みた。品質保証の具体的方法には受入試験, 不変性試験(定期点検)がある。基本的には受入試験はメーカとユーザ側において, 不変性試験はユーザ側で行うものである。この規格は, 品質維持の評価, 日常試験の実施, 装置の性能維持, 安全, 画質, 被曝低減, 医療訴訟での対処などについて信頼性を高めるのに有用である。
  • 齋藤 圭介, 原田 和宏, 津田 陽一郎, 香川 幸次郎, 中嶋 和夫, 高尾 芳樹
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 29-37
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究は, 脳卒中患者のストレスに対するコーピング尺度の開発を目的とした。調査対象は, 岡山県K市内の1病院ならびに同市が開催している機能訓練事業を利用する在宅脳卒中患者807名とし, 調査は質問紙による面接調査法で実施した。調査を実施した260名のうち, 性, 年齢, 尺度項目に欠損値を有さず, かつ知的状態に問題を有さない169名(男性98名, 女性71名)の資料を分析に用いた。統計解析にあたっては, コーピングに関して著者らがすでに構成概念妥当性を確認している「調整」, 「逃避」を第1次因子とする2因子斜交モデルを, Lazarusらが開発したthe Waysof Coping Questionnaireの質問項目を基礎に構築し, その適合度を確証的因子分析を用い検討した。各因子の所属項目に関しては, 探索的因子分析により統計学的に吟味した。その結果, 「調整」, 「逃避」の2因子10項目からなる2因子斜交モデルを構築でき, かつ統計学的な許容水準を満たす適合度が得られた。また本尺度の信頼性係数は, 統計学的に適切な範囲にあった。以上のことから, 本尺度は構成概念妥当性ならびに信頼性を備えた有効な尺度になりうるものと判断された。
  • 長田 久雄
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 38-46
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    長寿高齢社会においては, 老化に伴う高齢者の日常生活行動の困難さや心理状態を, 多くの人が理解することが望まれる。この際, 高齢者疑似体験プログラムの活用が有用であると考えられる。本研究では, 高齢者疑似体験プログラム実施前後において, 参加者の高齢者の動作, 行動の困難度に対する評価と高齢者に対する意識, 態度がどのように変化するかを検討することを通して, こうしたプログラムの有効性を明らかにすることを目的とした。対象は, プログラム参加者323名(男性146名:平均年齢36.7±9.6歳, 女性177名:平均年齢33.8±7.9歳)であった。結果として, プログラム体験後には, 多くの動作と行動において困難度の評価が高くなり, 高齢者に対する意識と態度が共感的, 肯定的に変化した。意識や態度の変化は, 女性より男性の方が大きいことが示された。高齢者の疑似体験プログラムは, 高齢者の行動や心理を理解するために有効であると考えられる。
  • 奥 壽郎, 小山 理恵子, 佐久間 智子, 内藤 郁奈
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 47-50
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    呼吸心循環器系のりスク管理上, パルスオキシメーター並びに心電図モニターは必須であり, 有用性を把握する目的で, 使用状況を調査した。対象は1998年10月から2000年10月までに, 当院で理学療法中に, パルスオキシメーター, 心電図モニターを使用した入院患者, それぞれ29例, 36例とした。方法はカルテより後方視的に, 理学療法の対象疾患, 医師によるモニタリングの指示の有無などを調査した。その結果, パルスオキシメーター使用者で, 対象疾患が呼吸器疾患である者は, 29名中9名(31%), その他は20名(69%), モニタリングが医師の指示による者は, 29名中2名(7%), 理学療法士の判断は27名(93%)であった。心電図モニター使用で, 対象疾患が心循環器疾患である者は, 36名中15名(42%), その他は21名(58%), モニタリングが医師の指示による者は, 20名中2名(56%), 理学療法士の判断は16名(44%)であった。これらのことより, パルスオキシメーター, 心電図モニターは概ね, 呼吸心循環器疾患患者に使用されていたが, その他の疾患にも使用されており, 理学療法を進める上で, 有効に利用されていると考えられた。
  • 高橋 俊一, 村上 拡治, 伊藤 尚, 笠井 久隆
    原稿種別: 本文
    2001 年 4 巻 1 号 p. 51-59
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    両親媒性パプチドであるマストパラン(MP)は溶血作用を示すが, この作用は未だ明らかではない。本研究では, フローインジェクション・アナリシス法を用いて, 溶血作用をリアルタイムに解析する方法を開発し, これを用いてMPの溶血作用を解析した。フローインジェクション・アナリシス法は, 送液ポンプ, インジェクター, 細胞保持チャンバー, 検出器, データ処理装置より構成される。細胞保持チャンバーを除き, 市販の高速液体クロマトグラフィー用装置を利用した。Wistar系雄性ラットより調製した赤血球懸濁液を本システムに注入すると, 赤血球は細胞保持チャンバー内のメンブレンフィルター上に保持された。次にMPなどの溶血作用誘発物質を注入すると, 溶血作用によりヘモグロビンが放出され, これを413 nmの吸収で定暈した。このフローインジェクション・アナリシス法は高い再現性と従来法であるバッチ法との高い相関(r=0.989)を示した。次に, このシステムを用いてMPの溶血作用を解析した。その結果, MPの溶血作用は反応時間とは無関係にモル数に依存した反応であった。MPの溶血作用は非常に早く, しかも一過性の反応であった。また, この反応は界面活性剤であるSDSとは異なるメカニズムによることが示唆された。本システムは容易に自動化が可能であり, 臨床および基礎研究で有用と思われる。
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 4 巻 1 号 p. 60-69
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 4 巻 1 号 p. 70-71
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2001 年 4 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2001 年 4 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
feedback
Top