魚類学雑誌
Online ISSN : 1884-7374
Print ISSN : 0021-5090
検索
OR
閲覧
検索
16 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
  • 田中 克
    16 巻 (1969) 1 号 p. 1-9
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    A comparison in developmental process of larval digestive system was made in 18 species of teleosts. Based on the morphological features of digestive system, teleost larvae may be roughly divided into two main groups. In newly hatched larvae belonging to the first group, digestive organ is scarcely formulated; in those of the second group, digestive organs have differentiated in a certain extent at this stage, for example, mouth opened, liver and pancreas differentiated, and so on. The former is observed commonly in the larvae derived from pelagic eggs, and the latter represented by those came out from demersal eggs. But there is a considerable variation in the degree of differentiation of the system at the time of hatching among the larvae from demersal eggs, and these characteristics are believed to have developed closely connected to the spawning habit of the species as well as to the behaviour of the newly hatched larvae. No marked specific difference is found as to the sequence of formation of the organs, and the system has developed to a certain level at the end of prelarval stage. Most of the larvae show the process of development as follows; differentiation of gill opening-liver-mouth; anus-pancreas; gall bladder-gill arch-oesophagus; stomach; intestine-sphinctor of posterior intestine-pancreatic duct; bile duct. Some prelarvae hatched out from demersal eggs have oral teeth, pharyngeal teeth, taste buds and goblet cells, but lacked the gastric gland and pyloric caeca. Trout and probably salmon are exceptional. It is generalized that the digestive system in prelarval stage may be regarded as the most simplified among these of adult fish.
    抄録全体を表示
  • 五十嵐 清
    16 巻 (1969) 1 号 p. 10-16
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ミナミトミヨの最初の鱗の発生は少なくとも全長18mm以下と思われ, トミヨより早く, イバラトミヨより遅れて鱗iが現われるものと考えられる.ミナミトミヨの鱗は先づ尾柄部に, 次いで肩部に現れ, それらの2点が中心となりそれぞれ前, 後方に鱗が形成されていわゆるTrachura型の側線鱗を形成する.この鱗板の発現順序は異属のイトヨと類似し, 同属のトミヨとは著しく相違している.ミナミトミヨの鱗板の構造は基本的にはトミヨ, イバラトミヨ, ムサシトミヨに類似しているが, 羽状稜鱗では両端が鈍く, 方形稜鱗では隆起線の発達がおくれており, トミヨよりも退行的である.鱗板の配列ではミナミトミヨはトミヨやイパラトミヨ, ムサシトミヨのように一列配列型であるが, 相互の鱗の重なりが少なく, 前方鱗板では分離しているものさえ見られる.以上の諸点と鱗板以外の形態上の差異との理由からミナミトミヨはトミヨ, イバラトミヨ, ムサシトミヨとは別種として取扱うのが妥当であると考える. (Fig.4)
    抄録全体を表示
  • 水口 憲哉, 檜山 義夫
    16 巻 (1969) 1 号 p. 17-23
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    東京都下秋川において行なった調査により, オイカワZacco platypusの成熟および臀鰭の性徴について以下の点を明らかにした.
    1) 6月から8月の産卵期に, 雄はよく発達した追い星, 体側の赤および青緑色, そして異常に発達した臀鰭などによって特徴づけられた.III+才魚およびII+才雄の半数よりなるこれらの成熟雄は産卵活動を行ない9月までに死に絶えてしまった.
    2) II+才雄の残り半数は, 何ら二次性徴を示さず, 細い糸状の精巣をもったままで産卵期を経過してしまったため, 上述の成熟雄に対し“非成熟”雄とされた.“非成熟”雄は, 夏期にも成長を続け翌年の産卵期にIII+才魚として成熟した.
    3) 成熟雌においてもその程度は低いが臀鰭における形態的変化がおこった.雌はほとんどがII+才で産卵を開始しIII+才で2回目の産卵を行なった後に姿を消した.
    4) 5月から8月にかけては, 全長80mm以上のオイヵワについて臀鰭長により雌雄の判定が可能であり, また, 特に雄においては性的成熟の度合を知ることができる.
    5) 鱗に表われた過去の成長状態を参考にして, 雄が成熟または“非成熟”へと別れる過程およびII+才雄全体に対する“非成熟”雄の割合などについて考察した.
    抄録全体を表示
  • 安田 富士郎, 水口 憲哉
    16 巻 (1969) 1 号 p. 24-30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    マダイ属に属する4種・日本産のCkrysophrys major, 西部オーストラリヤ産のC.untcolor, 東部オーストラリヤ産のC.guttulatus及びニュージーランド産のC.auratusについては従来多くの研究者によりその近似性が論じられてきた.本報告はC.major, C.unicolor及びC.auratusの3種について外部及び内部形態を比較検討したが, 外部形態では多くの形質は差が小さく, 体長に対する頭長を除いては, 種の決定の助けとなる明瞭な差は見られなかった.しかし, 頭骨の比較において, オーストラリヤ及びニュージーランド産のC.micolorC.auratusでは上後頭骨の背縁が肥厚するのに対し, 日本産のC.majorでは基部が著しく肥厚することが判明し, 前二者とは明瞭な区別が行なえた.また, C.unicolorC.auratusでは, 少くとも成魚においては頭長と上後頭骨背縁の肥厚部の形態に差異のあることがわかった.
    抄録全体を表示
  • 安田 富士郎, 水口 憲哉
    16 巻 (1969) 1 号 p. 31-34
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    近年, Chryso phrysPagrusに統一する提唱がなされているが, この2属に属する各3種について, 骨格とくに頭骨と脊椎骨について比較検討を行なったところ, 2属の間に著しい差が存在することが発見されたので, 現段階では, Ckrysophys属をPagrus属とは独立の属としてとり扱うのが妥当だと考える.
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top