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17 巻 , 2 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • Gareth J. Nelson
    17 巻 (1970) 2 号 p. 61-66
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    シラウオ科の類縁にっいての定説はなく, キウリウオ, ガラクシス, ニギス類との関係も不明である.よって, シラウオとニギスの鰓弓の構造と性格を研究して知見を求めた.シラウオ類は第4鰓骨の発達により他の硬骨魚類(成魚)と特徴的に異なる.シラウオ類が祖先型の幼生成熟として出現したか否かは別として, 内部骨の骨化の一般的欠如と上記の下鰓骨の発達より, 鰓弓構造の胚仔的であることは明らかである.ニギス類の鰓弓構造は他の硬骨魚類と近似してはいるが, その基舌骨の延長と舌咽歯の1, 2列である点でシラウオ類と類似している.また, ニギス類の基舌骨歯の配列は特異であり, その形質はガラクシス, キウリウオ, サケ類にもみられ, 彼等の近縁を示すものと思われる.ワニトカゲギス類の鰓弓は上記の魚類よりも特化し, パイク類のある種類ではより原始的である.以上より, 次の如き構想に到達した.
    最近の魚類の分類の理念は上位分類段階(亜目, 上科, 科)の増加にむかい, これは, 共同祖先に発した類似種の総合的分類には役立っが, 系統分類の目的とは離れている.鰓弓の構造と性格より, ニギス, ガラクシス, キウリウオ, シラウオ類は, その近縁群を含めて, 1群と考える.そして, 上記の理念のもとに, これらの魚類の系統分類(P.65)が, 現在, 適切と考えられる.
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  • 高橋 裕哉
    17 巻 (1970) 2 号 p. 67-73
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    キンギョ生殖腺の発達の組織学的研究の過程で卵巣に痕跡的精巣組織をもつ雌成魚4尾を見出した.これらの卵巣では卵形成は正常に進行しており, その進行の度合は同系の正常雌魚の卵巣と差がなかった.しかし卵巣腔に面する生殖上皮は, 正常卵巣ではごく少数の静止期卵原細胞巣が散在するのみであったが, この4尾の卵巣では巨大かっ多数の生殖細胞集塊の不規則かっ密な配列によって著るしく肥厚していた。この集塊のあるものは種々の移行的な大きさのゴニァ型の細胞より成り, 活発な増殖分裂が認められた.また他種の集塊は, その大きさおよび核の細胞学的特徴から, 第一および第二精母細胞とみなしうる細胞を含み, さらに減数第一分裂中期と推定される分裂像を示す細胞をも有していた。しかし精細胞および精子の形成は観察されず, 精子形成の中断を示すと思われる退化途上の細胞集団がみられた。このように, この4尾の卵巣生殖上皮の異常が痕跡的精巣組織の残存によることが確かめられた。この型の生殖腺形態異常は本来雌雄異体性の魚種に偶発する雌雄同体性の新型と思われるが, その発現の原因は不明である。
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  • 久新 健一郎
    17 巻 (1970) 2 号 p. 74-79
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1968年1.月20日, 北海道噴火湾口鹿部村沿岸で漁獲された本種成熟魚を用い, 湿導法により人工受精を行ない, 卵および孵化仔魚を水温5.5°~6.8℃の静水海水中で飼育した.卵は球形沈性粘着卵で, 卵径は1.64~1.73mm, 大型油球1個をもち, 油球側に頼粒物質群がある.卵黄は淡橙色である.胚発生は一般の硬骨魚卵のそれと大差ない.受精後42日目から孵化を開始した.孵化直後の仔魚は体長5.57~6.12mm, 筋節数41~43で, 活発に遊泳する.孵化後約15日で卵黄を吸収し, 39日で体長7.22~8.51mmに達した.黒色素胞は頭頂部, 頭後方背部, 腹腔部, 尾部下側部に, また, 黄色素胞は頭頂部, 腹腔部にそれぞれ観察された。仔魚期の体形の変化をアロメトリー式で検した.体長に対して優比成長を示す体部分は肛門前体長, 頭長および耳胞径であり, 等比成長の部分は眼径, 劣比成長の部分は尾長である.胴長は卵黄吸収時に変移点をもち, 劣比成長から等比成長に変わる.
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  • 多部田 修
    17 巻 (1970) 2 号 p. 80-81
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ペルーの沖合で採集された大型のレプトセファルス幼生にっいて, 予報的にその形態と採集の記録を報告した.この幼生は全長74.7cmで, 糸状の尾部をもち, 腹鰭と発達した背鰭がなく, Leptocephalus giganteus Castle, 1959によく似ているが, 色素配列が異なる.この種はSmith (1970) によればNotacanthiformのものと考えられている.また, 今回の標本にはL.giganteusには記載のない肉質小突起が体側下縁に認められる.採集地は8°22'S: 79°56'W (水深218m) で, トロールネットによって, かなり上層と思われるところから採集された.
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  • 木村 清朗
    17 巻 (1970) 2 号 p. 82-83
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    The author observed two large specimens of the non-migratory char, Salvelinus leucomaenis (Pallas).exhibited in Oisawa Natural Museum, Nishikawa-cho, Yamagata Prefecture.These fishes are mature males measuring 55 and 58 cm in total length and were captured in Deya River.an upper reach of Aka River which flows into the Japan Sea, in October, 1959 and 1966.These specimens seem to be the largest of the fluvial char, which have been, so far, considered to reach a length of 40cm at the largest.
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  • 沖山 宗雄, 富 和一
    17 巻 (1970) 2 号 p. 84-85
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    A reversed ambicolorate flatfish was first described from the Japanese waters, on the basis of a flathead flounder, Hippoglossoides dubius, from the Japan Sea.This probably represents the first record of such complicated association of the morphological anomalies in flatfishes as the reversal of side, the ambicoloration and the unusual optic chiasma.It is noteworthy that the known ambicolorate flatfishes with complete reversal of side are restricted to the allied two genera, i.e., Hippoglossoides and Hippoglossus. Certain association of the unusual optic chiasma and the complete reversal of side was also suggested.
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