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17 巻 , 3 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 尼岡 邦夫
    17 巻 (1970) 3 号 p. 95-104_1
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    日本近海の各地から採集された5個体のヒラメ類の後期仔魚および稚魚を調査した.これらは1種類の一連の発達段階のものであり, 非常に大きく (体長58~81mm), ほとんど円形であること, 尾舌骨の縁辺に多くの鋸歯をもつこと, 腰骨の後方突起は板状でその下縁に多くの鋸歯をもつこと, 頭部に3本の棘をもつことおよび右側の腹鰭第1軟条は左側の第2軟条部附近から始まることなどの特徴で, ダルマガレイ科 (Bothidae) の他の種類の稚仔魚から明らかに区別される.
    このような仔魚は黒沼 (1942) によって, 変態初期の1個体をBothus bleekeri Steindachnerとして同定され, 記載された以外に報告されていない.ここで調査した稚仔魚は背鰭条数, 唇鰭条数および脊椎骨数などの形質から, イトヒキガンゾウTaeniopsetta ocellata (Günther) と同定され, 形態的な違いによって次の4段階に分けられる。
    変態初期: 眼は体の両側にあり, ほとんど左右相称的な位置をしめる.鱗, 側線および色斑は発達しない。変態中期: 眼は頭部の背辺に達し, その前上部に吻突起を形成する.体側に眼径大の眼状斑や斑紋が存在する.変態後期: 右眼は完全に移動を終る.吻突起は消失する.鱗, 側線は発達する.稚魚期: 頭部, 胸鰭および体色など良く発達する。
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  • 上野 達治
    17 巻 (1970) 3 号 p. 105-109
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1966年及び1969年の冬に北海道西岸沖合の利尻島本泊, 及び増毛付近で捕獲された2標本を検査した結果本種と査定し得た.しかし, Abe (1961-62) が指摘しているように, 本種がサガミマンイウオ (Taractes platycephalus Matsubara) の成魚である可能性が強く, また大西洋産のTaractes asper Loweと同種であるかも知れない.さらに, これまで目本近海から報告されたTaractes属 (T.raschi, T.platycephalus及びT.steindachneri) はすべて同一種であろうと考えられるが, ここでは阿部博士の解釈に従って一応独立種として扱った.
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  • Y.R. Malhotra
    17 巻 (1970) 3 号 p. 110-116
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    コイ科に属する本種の卵巣組織の観察と卵形, 体重卵巣比の測定を季節的に行ない, その結果, 卵母細胞は5月から12月にわたって成長することがわかった.若い卵母細胞は生殖上皮より発生し, それらは組織性白膜によって保護される.生殖上皮の下層には, 亜生殖性の組織性白膜がある.卵黄形成は8月から9月にかけて開始され, 12月まで続く.産卵は4月以前には行なわれず, 成熟した卵母細胞は冬期の休眠中の魚体内に保持されている.本種は4月中旬より6月中旬の間に1回だけの産卵を行なう.
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  • 上野 輝彌, 久保 田正
    17 巻 (1970) 3 号 p. 117-120
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    During the period between May, 1966 and January, 1970, 31 specimens cf a deepsea percoid fish, Howella simplex (Parr), which has not been recorded from Japan, were collected in Suruga Bay, Shizuoka Perfecture.This species was first described (Parr, 1933) from Bahama Islands in the genus Bathysphyraenops, and later reported from the Indian Ocean (Mead and De Falla, 1965). On the basis of examination of materials from various institutions, we synonymize Bathysphyraenops Parr (1933) with Howella Ogilby (1898); the two major characters used for separating those genera by Parr are variable and generically insignificant. The specimens of Howella simplex from Suruga Bay represent the first record of the species from the Pacific Ocean, and the first record of the genus Howella from the northwestern region of the Pacific. Published and unpublished records indicate that the genus Howella is circumglobally distributed in the area between 60°N and 50°S latitude. We agree with Gosline (1966) in the placement of Howella in the family Percichthyidae.
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  • Clifford Ray Johnson
    17 巻 (1970) 3 号 p. 121-123
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    カリフォルニア州フンボルト湾近くの, 12-25mの海域からエビ底曳網で漁獲されるクサウオ類の1種, Liparis pulchellusを2-3週間隔で1962-'68の7年間に亘り連続採集した標本の耳石によって年齢査定を行ない, 有効な結果をえた.漁獲物はほとんど4才をこえ, 5才未満とみられる.稚魚期から成魚期にかけての全艮 (L, cm) と耳石長 (OL, mm) との関係はL=-22.40+45.72OLに回帰する.漁貝の選択性の影響については今後検討すべきである, 本種の場合, 体長組成は年齢査定に有効であるとはいえたい.
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  • 磯打 勉
    17 巻 (1970) 3 号 p. 124-125
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    The cigar shark, Isistius brasiliensis, recorded at first by Quoy and Gaimard (1824) in the Atlantic, has been shown to be cosmopolitan in the tropical and subtropical belts, but records in the Pacific are rather scarce taken in the waters near the Hawaiian Is., Christmas I., Galapagos Is., and off Peru, etc.The specimen (166.0 mm, female), identified here as I. brasiliensis, was colleced alive from the stomach content of a Scomberomorus sp.in June 1959 by M/S No.18 Ise Maru at 16°S, 97°W.The cigar shark is believed swallowed by this predator in the surface water.Comparing the measurements of the present specimen with those given by King and Ikehara (189.0 mm, female), there were found some differnce in proportional length of body parts to the total length, especially in preventral length.However, such morphological differences whether due to individual or local variation within the large Pacific population of the species may not be predicted at this moment.
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