魚類学雑誌
Online ISSN : 1884-7374
Print ISSN : 0021-5090
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18 巻 , 4 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 富永 義昭
    18 巻 (1971) 4 号 p. 151-156
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    相模湾および駿河湾から, 稚魚網採集によってMela-nostigma属の魚3個体が得られた.これらは大西洋に分布するMr.atlanttcumに酷似する新種と考えられるので, Mr.orientaleとして記載した.Melanostigma属は北西太平洋からは初記録である.和名としてコンニャクハダカゲンゲ属およびコンニャクハダカゲンゲを提唱する。
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  • Thomas H. Fraser
    18 巻 (1971) 4 号 p. 157-163
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    Dinolestes lewiniの内部形態を調べた結果, この魚がネンブツダイ科に含められているのは誤りであることが明らかになった.Dinolestes属のみを含むDinolestidaeを独立させるべきである.DinolestidaeはCentropomidaeやイシモチ科に類縁関係があるようであり, Pomatomidae (ムツを含む) やカマス科とは関係がない.
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  • 田中 克
    18 巻 (1971) 4 号 p. 164-174
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1.海産魚10種, 淡水産魚1種, 両側回遊魚2種の後期仔魚期における消化系の発達について比較検討した.
    2.後期仔魚期に分化する形質としては前腸における両顎歯・咽頭歯・味蕾, 肝膵臓, 腸上皮の杯状細胞, 胃腺および幽門垂などである.
    3.コイ科魚類では摂餌開始後の生長にともなう下咽頭歯の発達とともに咽頭背側の角質化層の肥厚が著しい.
    4.肝膵臓は後期仔魚期の中期に形成され始める.その形成過程は機能上の特殊化をともなわないことを示唆している.
    5.摂餌開始にともないすべての魚種の腸中部上皮層には空胞が, 腸後部上皮層にはエオシンに好染する好酸性顆粒が多数出現する.
    6.胃腺は後期仔魚期の後期に分化する.この時期は体型の変化と尾鰭・臀鰭・背鰭の分化が生じる段階である.
    7.胃腺の形成と前後して両顎には円錐状の顎歯が, 腸上皮層には杯状細胞が分化する.
    8.幽門垂は胃腺の形成にひき続いて分化する.この時期は体型が整い (成魚の基本型に近づく), 各鰭の基本構造が完成する段階である.すなわち, これは仔魚から稚魚への移行期にあたる.
    9.胃腺・幽門垂の形成による消化系の発達と外部諸構造の高度化は仔魚から稚魚への移行期に食性の転換や生活空間の変化を中心とする生活様式の新しい段階への移行が生じることを示唆している.
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  • 楳田 晋, 落合 明
    18 巻 (1971) 4 号 p. 175-181
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    日本南部の養魚場で満1-6年間にわたりいけす網で養成されたブリの成熟状態を調べた結果, 次の事項が明らかとなった.
    1.雄は4月から5月の始めにかけてホルモンを投与せずに完熟した.
    2.雌の1年魚は産卵期間中でも未熟状態であったが, 3, 4および6年魚は4月から5月始めにかけてかなり成熟し, 卵黄球期に相当する卵をもった.しかし, これ以上は熟度がすすまず完熟状態には達しなかった.
    3.成熟状態が最高に達する期間の水温範囲は16-19℃あたりであり, これより水温が上昇すると生殖腺は急激に吸収されて退縮する.
    4.同じ成熟度をしめす体長群でも, 養成ブリの生殖腺は天然ブリのそれより軽く, 生殖腺指数も小さい傾向がある.
    5.養成ブリを採苗用の親魚とするためにはとくに冬期の水温管理を適切にする必要があり, これによって産卵期を調節できると思われる.
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  • 道津 喜衛, 塩垣 優
    18 巻 (1971) 4 号 p. 182-186
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    The gobiid fish, Astrabe lactisella Jordan and Snyder, attaining to 50 mm in total length in adulthood, has seldom been collected from rocky tide pools of the middle and western Japan.
    The planktonic larvae and juveniles of A. lactisella, measuring from 6.7 to 12.0 mm in total length, were collected with boat seine of minnow net, working to catch mainly the larvae of the anchovy at the coastal water of Suzaki, Kochi Pref. (33°22.7'N, 133°17.4'E), in 1954 and 1955.
    The planktonic larvae and juveniles, ranging from 4.9 to 15.4 mm, were also collected with fish lamp in Nomo Bay near Nagasaki (32°35.3'N, 129°45.5'E) during 1969 to 1971.One of the juveniles, about 12 mm in total length, was fed with copepods and reared for seven days in a 40-liter plastic aquarium and grew up to a 13.8 mm young entering into the early bottom life, while the late planktonic juveniles, ranging from 12.0 to 15.4 mm in total length, came around fish lamp in the bay.
    The characters of the planktonic larvae of the fish, being about 5 mm, are as follows.The body is compressed moderately and rather stocky in appearance.The head is rather compressed with large eyes.The anus opens in the posterior part of body.The rudiment of the swim bladder begins to appear.The myomeres are 29 (14+15) or 30 (14+16) in each individual.Melanophores appear on the side of body except the posterior part of the tail.The body color is blackish.
    The number of the spines and rays of each fin is nearly complete in a 11.1mm planktonic juvenile as shown in the following fin formula: D.III-11;A.10;P1 25;P2 5.
    The planktonic larvae and juveniles were collected in both coastal waters of Suzaki and Nomo during early February to early May.The spawning season of the present species is probably from late winter to early spring in these districts.
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  • 本間 義治, 杉原 千代太
    18 巻 (1971) 4 号 p. 187-189
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1970年に, 山形県温海町の鼠ヶ関沖から採られ, 一時鶴岡市立加茂水族館に飼育された体盤長125mmのアカエイ幼魚は, 胸鰭が頭部から遊離している珍稀な標本である.このような奇形は, 諸外国から数例発表されているものの, 本邦水域からは未報告のものである.また, 胸鰭異状の形態は, 既報のものと違っている点があったので記載し, 成因について考察した.
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