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19 巻 , 2 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
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  • 吉野 哲夫
    19 巻 (1972) 2 号 p. 49-56
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Kamohara and Yamakawa (1968) がイズハナダイ(Plectranthias anthioides) として奄美大島から報告した個体と同一種類と思われる4個体が, 沖縄本島で得られた.琉球列島各地から得られたイズハナダイとの比較・検討の結果, この種類はイズハナダイと異なるので, 薪種アマミハナダイ (P.yamakawai) として記載した, 併せて日本産イズハナダイ属のrevisionも試みた。
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  • 澤田 幸雄, 新井 良一, 阿部 宗明
    19 巻 (1972) 2 号 p. 57-62
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    コバンハゼ類は南海のサンゴ礁に普通に見られる側偏した楕円形の小型のハゼであるが, 本類の分類は学者によりまちまちで必らずしも明確とはいえない。このたび, 八重山諸島より採集した標本のなかに, 3尾のGobiodon citrinus, 8尾のG.quinquestrigatusと共に17尾の新種と考えられるコバンハゼが見いだされた。本種をG.okinawaeとして記載し, 和名としてキイロサンゴハゼを提唱する.本種の特徴をG.citrinus, G.quinquestrigatus, G.atrangulatusおよびPseudogobiodon macrochirと比較して報告した。
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  • 多紀 保彦
    19 巻 (1972) 2 号 p. 63-81
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    メコンおよびメナムチャオパイア両河系より得られたドジョウ科のBotia亜科に属する1新種.Botia eosを記載した.本種は, 10-11本の背鰭分枝軟条を有する点で, 通常8内外の分枝軟条数を有する近縁種と特に明らかに区別される。
    インドシナ半島およびタイ地方のBot.ia属魚類は, 原記載以後報告のない一種を除き, すべてHymenophysa亜属に属するが, この中に, 前上顎骨と口部周辺の形態その他を異にするhymenophysaグループとmodestaグループの二群が認められた.前者では左右の前上顎骨の先端が鎌状を呈し中央にやや丸い空間部をはさみ, また下唇中央部のmental lobeは比較的小型で肉質突起を欠く.他方, 後者では前上顎骨の先端に空問部がみられず, またmental lobeは比較的大型で前端に肉質突起がある.B.eosmodestaグループに含まれる.しかしこの両グループは, 大きな額門 (fontanelle) と比較的発達していない標の骨嚢を有することにおいて共通しており, その点で他の二亜属, BotiaおよびSinibotiaと明らかに異なっている。ただし, インド, ビルマ地方を主棲息地とするBotia亜属の中で唯一のインドネシア産魚種とみなされているB.macracanthaは, mental lobeの形状では同亜属の特徴を示すが, 額門および標の骨嚢のそれにおいてはHylmenophysa亜属と同一の特徴を示す。このような形態的な差異とかけはなれた分布からみて, B.macracanthaBotia亜属とは異なった系統的, 分類学的地位を占めるものと推定される.
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  • A.S. Kapoor, P.P. Ojha
    19 巻 (1972) 2 号 p. 82-88
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ウツボの一種, Muraena undulataの嗅覚器の解剖を行なった.olfactory rosetteは細長く, Burneのrosette column IIと, Batesonのrosette type2に属する.嗅覚表面は非常に良く発達している.この魚は嗅覚が良く発達し, Teichmannの分類によるnose nshesの第3群に属する。
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  • 谷口 順彦, 落合 明, 宮崎 嗣生
    19 巻 (1972) 2 号 p. 89-96
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    日本の沿岸で採集されたコチ科魚類11種の筋肉たん白, LDHおよびMDHを電気泳動法により分析してその泳動パターンを比較した.筋肉たん白の泳動パターンは属や種で異なり, 近似種間でも明らかな差が認められた.最近瀬戸内海などから報告されたマゴチに近縁なヨシノゴチ (Plbtycephalus sp.) はマゴチとは異なる泳動像を示し, 両者が異種であることを立証した.筋肉たん白はでん粉ゲル法で7型, セルロース・アセテート法で5型, LDHで4型に, MDHで5型に類型化された.電気泳動の結果から得られた類縁関係は形態にもとつくそれと基本的には一致した。両者間の一つの大きな差異は形態的特徴からオニゴチ属に近縁と考えられていたマツバゴチ属が, 形態的差異の著しいメゴチと電気泳動パターンで全く同じ型に属していることであった。
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  • 隆島 史夫, 日比谷 京
    19 巻 (1972) 2 号 p. 97-102
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ミヤベイワナ (♀) とカワマス (♂) の交雑種体表に発生した腫瘍について病理組織学的観察を行なった.腫瘍は径5cmにも達する円盤状のもので, おおむね黒灰色を帯び硬質ゴム様の硬さを有する.真皮層に多形性の高い細胞と膠原線維が密に存在しているが, 皮下並びに筋層に浸潤像がみられる.本腫瘍は比較的雌魚に多くしかも産卵期に入ると急速に発育する.罹病魚は採卵後ほとんど発死する.腫瘍はミヤベイワナには認められるがカワマスにはみられない.このことは腫瘍形成が遺伝的に支配されている可能性を示す.また, 性成熟と関連して発育することは, 性ホルモンの関与していることも示唆する.
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  • 明仁親王
    19 巻 (1972) 2 号 p. 103-110
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    A single gobiid specimen identified with Oxyurichthys ophthalmonema (Bleeker) was obtained from the mouth of the River Shimoyama, Hayama, Kanagawa Prefecture, September 19, 1970.To my knowledge, this species has not yet been recorded from Japan.As this goby is found in southern waters, this individual probably strayed from the south.
    Tomiyama (1936: 79) reported O.tentacularis (not of Cuvier and Valenciennes) based on two specimens from Taiwan and called them “matsugehaze” in Japanese. Besides the three specimens mentioned above, the syntypes of Gobius tentacularis Cuvier and Valenciennes, and the holotype of G.ophthalmonema Bleeker, were examined morpholog-ically together with many other specimens belonging to O.ophthalmonema or O.tentacularis listed on page 105.
    Though Tomiyama (1936: 79) considered that G.ophthalmonema Bleeker is synonymous with his O.tentacularis (not of Cuvier and Valenciennes), the result of the present study revealed that O.ophthalmonema (Bleeker) and O.tentacularis (Cuvier and Valenciennes) are distinguished from each other significantly because of the following reasons. (1) In O.ophthalmonema the upper and lower rims of the upper lip are almost parallel with each other, but in 0.tentacularis the upper lip is constricted at the centre (Fig.2 and Table 2). (2) The spine of the first dorsal fin of 0.ophthalmonema is much longer than that of O.tentacularis in proportion to the standard length (Table 3). (3) The head of O.ophthalmonema is also somewhat longer than that of 0.tentacularis in proportion to the standard length (Table 4). (4) The length of the ascending process of the premaxillary of O.ophthalmonema is shorter, and its articular process is wider and clearly discernible from the ascending process, while the articular process of O.tentacularis has no apex and thus is not clearly distinguishable from the ascending process except for one among five specimens examined (Fig.4 and Table 5).
    Reexamination ot two specimens reported by Tomiyama (1936) revealed that they belong to O.ophthalmonema.
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  • 木村 清朗
    19 巻 (1972) 2 号 p. 111-119
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Observations on the spawning behavior of the fluvial dwarf form of masu salmon, Oncorhynchus masou (Brevoort), were made in the Ishido-dani, a tributary of Hitotsuse River in Miyazaki Pref., in the autumn of 1957 and 1969.During the spawning season from the last part of October to the first part of November, the water temperature was 13.5-15.5°C and the spawning act of a female and several males was observed usually in the pool-end.
    In the male group the hierarchy of peck-right type is recognized according to their body sizes and the largest one mates with the female.The paired male immediately drives subordinate males away if they attempt to approach the female.The female defends her site from invaders such as males which are smaller than herself or another female which tries to dig the site of the paired female. The feeling and/or crouch (Fig.6 C and D) of the female is thought to be the signal posture that causes courting of males, and when the paired male is in the similar posture, homosexual courtship of another smaller male is occasionally observed.As the female repeats digging movement at the rate of twice a minute, a shallow depression is made in which the oviposition occurs.At the oviposition, 30-100 eggs are shed into the crevices of gravel remained in the center of the depression.In the postspawning stage only the female remains on her redd and she covers the eggs with sand and smaller gravel of the upstream part from the depression. Several hours after the first oviposition, the males appear again near the female which is making another depression at about 20 cm upstream place from the previous one, and they repeat the same acts as they did in the first prespawning stage.The next oviposition is usually observed 25-30 hours after the first one.Three or 4 days are necessary for 2 or 3 times of oviposition.
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  • 渡部 正雄
    19 巻 (1972) 2 号 p. 120-124
    公開日: 2010/06/28
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    中華民国, 台湾省の高屏渓 (下淡水渓) 上流, 六亀付近, 竹子門より, Rhyacichthya aspro 1尾を得た.これは同省よりの新記録である.これまでに報告されている同種の分布北限はフィリピンのLuzon島までであって, その分布範囲は赤道環流の影響下にある島々の渓流に限られていたが, 新に黒潮流域の台湾島より発見されたのである.
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  • 久保田 正, 上野 輝弥
    19 巻 (1972) 2 号 p. 125-128
    公開日: 2010/06/28
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    1971~2年に駿河湾で9尾のダルマハダカが採集された.体長は78.7~90.5mmであって, これまでに報告されている最大のものよりさらに大きい。ダルマハダカは東および中部大西洋, 地中海, インド洋, 北および南太平洋東部海域に分布することがわかっていたが, 今回の日本の個体により北太平洋西部にも分布していることが判明した.
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  • 尼岡 邦夫, 春田 親邦
    19 巻 (1972) 2 号 p. 129-131
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    尼岡邦夫・春田親邦下関市吉見永田川の河口から約1km上流で9尾のイトヨが初めて捕獲された, 本種は日本では一般に北緯35度以北の日本海側および太平洋側に分布し, 局地的に山口県光市沖, 大分県大分川および長崎県浦上川から知られている.本種の永田川での捕獲は分布上興味深い.今までの調査で知られていなかったことにより, 最近になって湖河し始めたものと思われる.これらは口本海側から移住して来たものか, 太平洋側からのものか, あるいは隔離された生息地からのものか明らかにすることができなかった。
    採集された雄3個体と雌6個体の標準体長は62.7~75.2mmである.これらは楯状鱗数 (32) 33~34で, その配列状態がTrachurus-typeであることから, 降海型である.そして尾竜骨上の楯状鱗の型から, 黒潮・対馬海流があらっている地域にみられるNiigata-typeである.
    本種の雌雄各1尾を水槽で約1カ月飼育し, 繁殖行動を観察した.これらの行動は以前から知られているものと同じであった.
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  • 林 公義
    19 巻 (1972) 2 号 p. 132-134
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1970年12月12日, 東京湾口に面する神奈川県横須賀市津久井浜の沖合でハィレンが, 中羽イワシと共に混獲された.ハイレンは南西太平洋とインド洋に広く分布し, 沿岸部の汽水性の湖沼や淡水域に多いが従来日本での記録は少ない.このハイレンは全長516.0mmのもので, 日本における従来の記録をはるかに上まわる成熟魚であり日本における最北の記録でもあると思われる.
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  • Clifford Ray Johnson
    19 巻 (1972) 2 号 p. 135
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    愛媛県からダルマヌメリCallionymus phasisとして報告された標本を検討した結果, C.phasisではなくハナビヌメリC.callisteであることが判明した。
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