魚類学雑誌
Online ISSN : 1884-7374
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21 巻 , 3 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 井田 斉, Jack T. Moyer
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 113-128
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    表記両島の周辺海域より27種のテンジクダイ科の魚類が得られた.その内10種は日本からの初記録であり, その多くは従来Philippines周辺までの分布が報告されていた.上記10種中の5種はPseudamia (ヌメリテンジクダイ属, 新称), Neamia (ヤツトゲテンジクダイ属, 新称), Rhabdamia (スカシテンジクダイ属, 新称), Pseudamiops (クダリボウズギスモドキ属, 新称) の4属の魚でこれらは日本からの初記録の属である.
    採集された種の分布を検討した結果はIndo-West Pacmc Oceansの沿岸魚の共通性を強く裏付けている.Apogon属の分布の広さは同属の魚の生活様式の多様性によるものと推定された.また石垣・西表両島より得られた1新種Apogon ishigakiensisについて記載した.さらに従来本科魚類の検索に使用されている分類上の形質についても若干の検討を加えた.
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  • Yasuhiko Taki
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 129-136
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ラオス域内のメコン河とその支流から得られたコイ科の1新種Scaphognathops mekongensisを記載した.Scaphognathops属は, やや鋭利な角質縁を形成し中央部に下唇を欠く下顎, 棘状で鋸歯を有する背鰭の主不分枝軟条, 棘状で平滑な臀鰭の主不分枝軟条などにより特徴づけられ, 従来同属には, 同じくメコン水系から報告されているS.stejnegeri1種のみが知られていた.
    本新種は, 下顎とその角質縁が幅広く, 下唇の発達がきわめて悪く, 背鰭分枝軟条数9, 臀鰭分枝軟条数5.鯉耙数3~5+12~13=16~18を有する点で, 下顎と角質縁の幅が狭く, 下唇が比較的大きく, 背臀分枝軟条数13~15.臀鰭分枝軟条数6.鰓杷数3~4+8~9=11~12を示すS.stejnegeriと明らかに区別される.他方両種は, 吻・口部の基本的構成, 背・臀鰭の不分枝軟条の性状, 各列の鱗数, 咽頭粛の形状と配列, 脊椎骨数, 体各部の主要計測形質におい'てほとんど完全に一致している.この類似性は, 両種が密接な類縁関係にあることを明白に示しており, また, 本新種がScaphognathops属に帰属すると判定するに十分であると考えられる.
    Scaphognathops属のコイ科内における系統・分類学的位置についてはいまだ不明な点が多いが, 吻・口部および背鰭不分枝軟条の性状における類似性からみて, 東南アジア産のScaphiodonichthys属と類縁性をもつものと考えられる
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  • John E. Randall, Richard C. Wass
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 137-144
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Centropyge multicolorはマーシャル諸島とタヒチから記載された.背部は白色で尾柄と尾鰭にかけて黄色を帯びる.体の下半部は黄, 橙, ないし褐色を帯びる.頸部には黒と青の条が交互にある.
    C.aurantiusはサモアから記載された.体高が大きいこと, 腹鰭が臀鰭軟条部に達すること, 前鯛蓋骨と第一眼下骨に細かい鋸歯があること, 主として橙色で, 不規則な暗色の条があることが特徴である.
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  • 谷内 透
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 145-152
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    3種のシュモクザメが本邦西南海域に分布している, それらはヒラシュモクザメ, Sphyrma mokarron (Rüppell), シロシュモクザメ, S.zygaena (Linnaeus), アカシュモクザメ夢S.lewini (Griffth and Smith) である.なお, 上述の和名は本研究で改めて提唱するものである.また, 3種の同定のための検索表を作成した.3種の浮延縄による漁獲データからみると, アカシュモクザメが最も数が多く, ついでシロシュモクザメで, ヒラシュモクザメが一番少なかった.釣獲率でみた密度分布によると, 調査海域では3種ともほぼ分布が九州の南端, 南西諸島, 台湾を結ぶ線より浅い海域に限られているのがわかった.また, 密度分布の季節変化からみて, 3種とも大規模な南北回遊をしている徴候が認められなかった.いろいろな証拠から夢3種の集団の主力はほぼ東支那海域に棲息しているものと推定された.
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  • 尼岡 邦夫
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 153-157
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    種子島近海 (30°51'N, 129°01'E) の中層で, 水深32mから採集された1個体のダルマガレイ科 (Bothidae) の後期仔魚 (体長21.6mm) を調査した.この仔魚は体が長だ円形で, 短い背鰭第1棘と伸長した第2棘をもち, 尾舌骨と腰骨の腹縁に鋸歯を欠くなど明らかにナガダルマガレイ属 (Arnoglossus) の特徴をもっている.日本近海には本属の4種, ニホンダルマガレイ, ハナトゴダルマ, ナンヨウダルマ, ナガダルマガレイが生息している.この仔魚はすでに知られているニホンダルマガレイの仔魚によく似ているが, 背鰭条数 (II, 92), 臀鰭条数 (73) および脊椎骨数 (10+30=40) が少ない.これらの体節的形質に基づいて, この仔魚は南日本から南シナ海に広く分布するナガダルマガレイに同定される.また, この仔魚と同じ発育段階にあるニホンダルマガレイの仔魚と比較した結果, これらの体節的形質以外に, ナガダルマガレイの仔魚は体が高く, 吻・眼径・下顎・背鰭軟条・臀鰭軟条が短く, 吻突起がほとんど発達しないなどの相違のあることが判明した.
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  • 上野 紘一
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 158-164
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Two populations of Pseudobagrus aurantiacus (Temminck and Schlegel) are discontinuously distributed in Kyushu and the districts from Kanto north.These two geographically isolated populations were analyzed karyologically as well as biochemically.
    Distinct differences in the karyotypes were observed between two populations indistinguishable in the morphological characters.The karyotype of the Kyushu population has a diploid number of 48 consisted of 10 metacentrics, 6 submetacentrics and 8 telo-and subtelocentrcs.While, the karyotype of northern population invariably has 56 chromosomes including 12 metacentrics, 6 submetacentrics and 10 telo-and subtelocentrics.
    Lactate dehydrogenase was separated into five major components in the respective population.The results of subunit-dissociation and recombination test with salt solution indicated that the five Isozymes are tetramers composed of two subunits encoded in two different loci, A and B.The electrophoretic mobilities of LDH-B isozymes were clearly different between the two populations, the northern population has a markedly fast anodally migrating LDH-B isozyme.Also, esterase of each population is different in the number of components, activity, and mobility.
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  • 落合 明, 益田 一
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 165-167
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    In February 10, 1974, a strange hawkfish, 47.0 mm in standard length, 56.5 mm in total length, referred to Oxycirrhites typus Bleeker, which has not previously been reported from Japan was taken at a depth of 40 meter on the coast of Izu, Shizuoka Prefecture.The fish is characterized by having peculiar pectoral fin, the lower several rays of which are unbranched and thickened, elongated snout, well-serrated preopercle and the slender body with reddish fretwork.The specimen examined here agrees with Bleeker's holotype and other specimens of the species obtained from some tropical seas of the Indo-Pacific except for larger eye (4.8 in head length for the present specimen, 5.5 to 6.4 for others), fewer serrations of the preopercle (8 instead of 11 to 23), and moderately forked caudal fin (slightly forked fin in the holotype).
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  • 沖山 宗雄, 川口 哲夫
    21 巻 (1974 - 1975) 3 号 p. 168
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    A hermaphroditic specimen of mackerel, Scomber japonicus, measuring 35cm in fork length, was collected from off San'in district, the Japan Sea. Its gonad was described with illustration and compared with the known hermaphroditic case in the same species.Histological observation revealed that both testis and ovary might have been functional in this specimen with clear protandric trend.
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