魚類学雑誌
Online ISSN : 1884-7374
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22 巻 , 2 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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  • 明仁親王 , 目黒 勝介
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 63-67
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ゴマハゼPandaka lidwilliに類似する小型のハゼの新種Pandaka trimaculataを記載し, ミツボシゴマハゼの和名を附した.本種は沖縄県石垣島と西表島およびフィリピンのミンダナオ島で採集された.ミツボシゴマハゼとゴマハゼの相違は縦列鱗数と腹部の斑紋にある.ゴマハゼの属名として用いられたBerowraPandaka属との類似のため, Pandaka属のシノニムとした.
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  • 千田 哲資, 陳 新民
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 68-76
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    インド・太平洋海区からは5種のヒメダイ属が知られており, そのうち側線鱗数が50前後のものはPristipomoides typus Bleeker1種のみとされていた.しかるに, 南支那海およびアンダマン海のヒメダイ属魚類のうち側線鱗数48~52の魚には別種と見做すべき2型があり, そのひとつはP.typusであり, 他はBleeker (1876~1877) 以来その異名同種とされてきたDay (1870) のMesoprion multidensに該当することが判った.後者を前者より区別する主要点は, 吻および頬部に黄色線がある, 頭頂部の虫食い状斑紋が横に走る (前者では縦), 眼下骨幅が大きい, 上下両顎の犬歯が大きい, 尾鰭上葉の延長がより若いうちにみられなくなる, 第一血管棘の横幅は基部より約3/5の点で急に狭くなる (前者では基部から尖端に向かって一様に横幅を減ずる), 第一尾椎骨の血道弓門は卵形である (前者では細長い三角形), などである.目本人研究者 (赤崎, 1965;篠原, 1966;久新・他, 1973) によりナガサキフエダイの和名で記載されている魚はP.multidensであり, 新たにP.typusの和名としてバラヒメダイを提唱する.目本では屡々ナガサキフエダイの学名としてP.arglyrogrammicus (Valenciennes) が採用されているが, 後者の模式標本の側線鱗数は, 58 (Sauvage, 1891) もしくは61 (パリ国立科学博物館Dr.Rouxによる) であり, 両者が同種である可能性はない.Schlegel (1842) が目本より報告したDiacope sparusが表記両種のいずれを指すかは明らかでない.
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  • 多紀 保彦
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 77-82
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    インドシナ半島の淡水中に棲息する3種のPellonulinae亜科魚類を記載した.Corica sobornaClupeichthys goniognathusは尾鰭に小離鰭をもつが, 口部の形態を含む多くの形質においてCorica sobornaはむしろClupeoides borneensisと密接な共通性を有する.これら3種の河川中での分布はCorica soborna, Clupeoides borneemis, Clupeichthys goniognathusの順に下流部から上流部に広がっている.
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  • 春田 親邦
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 83-96
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    Since 1964 a great number of mesopelagic fishes has been collected from the western North Pacific Ocean by the R/V Tansei Maru and Hakuho Maru of the Ocean Research Institute, University of Tokyo.Based upon these materials, taxonomy and geographical distribution of marine hatchetfishes belonging to the genus Argyropelecus were studied.Four species, A.affinis Garman, A.hemigymnus Cocco, A.sladeni Regan, and A.aculeatus Valenciennes, which represent all species, hitherto reported from the investigated area were found in the present material.
    The four species are clearly distinguishable from each other by the combination of morphological characters such as body depth, relative position of photophores, vertebral counts, gillraker counts, dorsal and anal fin ray counts, and the shape of postabdominal spine.Yellow lens is observed only in the eyes of A.affinis.
    Shape of postabdominal spine changes in accordance with their growth in the four species.Maximum height of the dorsal blade, trunk height from the end of the dorsal fin base to the origin of the anal fin base, distance from the last abdominal photophore to the first pre-anal photophore, and distance from the last anal photophore to the subcaudal photophore change also with growth.
    A.hemigymnus and A.aculeatus abundantly occur around Japan.A.hemigymnus is widely distributed in the western North Pacific, whereas A.aculeatus is relatively restricted to the Kuroshio waters adjacent to japan.A.affinis and A.sladeni are relatively rare around Japan.A.affinis is rather abundant in the east and west of the western North Pacific Central Water, whereas A.sladeni is widely distributed in the western North Pacific.
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  • 安田 富士郎, 益田 一, 高間 真理
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 97-99
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1973年11月15日および1975年1月11日静岡県伊豆半島富戸および大瀬崎より採集されたテングチョウチョウウオについて形態, 体色の変化を報告した.このうち大瀬崎より採集された標本から始めて幼魚の体色, 斑紋がわかりさらに飼育観察から斑紋の変化が追跡できた.
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  • 多部田 修, 高井 徹
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 100-103
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1973年3月7目に台湾南方海域から, 東大海洋研究所の白鳳丸によって, 1個体の変態期の葉形幼生が採集された.この幼生は全長52.0mmで, 筋節の総数は114, 肛門一背鰭起部間数は5であった.腸管には特殊な構造はなく, 主要垂直血管は3本, 胸鰭は発達し, 17条をそなえ, 眼以外に色素胞はなかった.以上の特徴からこの幼生をAnguilla japonicaと同定した.この幼生はこれまで知られた変態期幼生では最も小さい.採集場所の表層水温はこれまで幼生が得られた場所と同じく25℃ 以上を示した.
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  • Jack T.Moyer, 井田 斉
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 104-108
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ナガサキスズメダイ、Pomacentrus nagasakiensisの模式標本の再記載を行ない, 新たに得られた標本を調査した。ナガサキスズメダイは同属の他種と同様に眼下骨および前鰓蓋骨の鋸歯縁は良く発達し, 周眼部は無鱗で多くの側線分枝の開孔があり眼上部の開孔は特に大きい。成魚の他種との区別点は背臀鰭軟条部と尾鰭の淡色の波状ないし網状の模様がある事である。若令魚の体色は暗青色で後部の背鰭軟条に濃色の眼状斑がある。成長に伴ない体色は次第に暗色となり胸鰭基底に黒色斑が, その内側に榿色斑が出現し体長が約70mm前後で背鰭の眼状斑は消失する。
    本種は沖縄, 九州, 伊豆, 小笠原の本邦南岸域に限って分布すると判断される。
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  • 井田 斉, Jack T.Moyer
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 109-111
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    A.starckiは青色の地に背方が鮮黄色という特徴的な体色で同属の他種とは明瞭に区別される.同属の魚の多くが10m以浅の浅海に棲息するのに比べ, 本種は20~50m深の範囲に棲息するため記載されたのは最近 (1973年) で, サンゴ海からであった.本種は西部太平洋の温熱帯域に分布する事が確認された.本邦における分布は四国以南でestablishしており, 紀伊半島, 三宅島における本種は偶因分布と判断された.サンゴ海から本邦沿岸への分布記録の拡大は西部太平洋の温熱帯域の海洋動物相の均一性に対する知見をさらに裏付けている.
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  • 明仁親王 , 目黒 勝介
    22 巻 (1975 - 1976) 2 号 p. 112-116
    公開日: 2010/06/28
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    Takagi (unpublished: 94) identified a goby collected in Amamioshima and Kikaijima, in Kagoshima Pref., Japan as Callogobius liolepis Koumans, and gave it a Japanese name“namerahaze”.Our study revealed that these specimens agree well with the holotype of Callogobius okinawae (Snyder), but neither with the syntypes of C.liolepis nor with the original figure of C.hasseltii (Bleeker).C.okinawae closely resembles C.hasseltii, and Tomiyama (1936: 84) and Koumans (1953: 98) regarded them conspecific.However, we found some characters are different between them (Table 1 and Figs.2 and 3).
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