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22 巻 , 3 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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  • 明仁親王 , 目黒 勝介
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 127-142
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    フタゴハゼGlossogobius giuris (Hamilton) と見なされていたウロハゼ属の1型は新種と認められたのでG.aureus (新称: コンジキハゼ) として記載した.本種の最も重要な特徴は孔器の配列にある.ウロハゼ属の他の種と比較し, その特徴を明らかにした.
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  • 多紀 保彦
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 143-150
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    北部ラオスから得られたコイ科魚類Onychostoma gerlachiScaphiodonichthys acanthopterusを記載し, またヴィエトナムから報告されているO.macracanthusS.acanthopterusのシノニムと判定した、この結果Onychostomaの分布域は東方からラオスに, Scaphiodonichthys属のそれは西方から南北ヴィエトナムにそれぞれ拡大された.この両属と, 同じくアジア産のScaphognathops, SemiplotusおよびScaphiodonは互いに密接な類縁関係を有し, 系統を同じくする1属群 (Onychostoma群) を形成するものと考えられる.Onychostoma群魚類はVaricorhinusおよびBarbus属と近縁性を示し, またその分布はアジア大陸中心部にまで及んでいる.このことは, 本属群の北アジア起源を示唆している.Onychostomaはもっとも祖先型に近く, Scaphiodonichys, ScaphognathopsおよびSemiplotusはより分化の進んだグループと思われる.ScaphiodonOnychostomaと同祖の西アジアにおける1分派と考えられる.
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  • Jack T. Moyer
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 151-163
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    三宅島において1973年から1975年にかけナガサキスズメダイの産卵生態を潜水観察により調査した.産卵行動は水温が22℃に達する5月に始まり9月上旬まで続き, その頻度は月齢と関連があり満月の2, 3日前に最も活発となる.他のスズメダイ類と同様に雄が転石, タイヤ, パイプ等の面を掃除し産卵床を造り卵塊を保護する。産卵は通常早朝あるいは夕方に行なわれるが求愛― 産卵の際の雄の一連の行動は (1) signal, (2) enticement, (3) chasing, (4) skimmingの4形に分けられそれらは泳ぎ方, 方向性, 体色等で明瞭に区別される.雌は1回の産卵で数千の卵を産み, 雄は通常1産卵床の中に3っの発生段階の異なる卵塊を保護し, 受精卵は5日目の夜に艀化し1繁殖期にほぼこの過程を雄は10回繰り返す.縄張り性は産卵期間のみに発達し, その強さは産卵床の好適性と関連しており, 好適な場所ほど強固にかつ長期間守られ艀化する個体数も多い。
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  • 尼岡 邦夫, 仲谷 一宏
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 164-166
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1974年10月から1975年5月の間に, 北海道を取りまくオホーツク海 (猿払), 太平洋 (南茅部) および目本海 (忍路) の3海域の沿岸から4個体のダウリアチョウザメが捕獲された.
    本種は頭部の側面まで裂けた大きい口をもつこと, 左右の鯉膜はゆ合し, 峡部から遊離していること, ひげは扁平であること, 背鰭条数が少ないことなどの特徴でチョウザメ科の他種とは明瞭に区別される.目本では従来チョウザメ属 (Acipenser) の種類のみが知られていたが, ダウリアチョウザメ属 (Huso) の魚類の記録はない.
    本種は本来アムール河の淡・汽水域に生息しているが, 樺太海域やオホーツク海の奥部からも報告がある.さらに今回の捕獲によりその主要分布域のはるかに南方の北海道にも本種が分布することが初めて確認された.
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  • 谷内 透
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 167-170
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    鹿児島県宝島沿岸と沖縄県読谷村沖からの標本に基いてネムリブカTriaenodbn obesus (Rüppell, 1837) が記載された.宝島からの標本は本種の最北限の記録となる.いくつかの証拠からオーストラリア産のT.apicalis Whitley, 1939は本種と同一種であると推定した.
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  • 座間 彰, 服部 仁
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 171-174
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1968年から1973年にわたり小笠原諸島沿岸で採集した41尾 (体長186.0~311.8mm) のメガネハギは下顎の周囲と口角から後方にのびる淡色帯が明瞭なもの17尾と不明瞭か, まったく認められないもの24尾にわけることができた.これら2型の標本について生殖腺を調べた結果, 前者は雄, 後者は雌であることがわかり, この斑紋の相異は性的2型であることが明らかになった.
    さらに, 1974年9月8目に千葉県小湊で採集されたモンガラカワハギ科の1稚魚については形態的な測定を行ない検討した結果, メガネハギの稚魚と査定した.
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  • 多部 田修, 石田 宏一
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 175-178
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    1973年10月5目の早朝に, 九州天草沖合の通称鰺曽根において, 片手巾着網によって, 約1.8トンのミナミメダイが漁獲された.調査個体は全長488mmの未成魚で, 食道が大きく, 内壁には微細な歯を持つ突起がある.眼は大きく, その周囲には脂肪組織が発達する.背鰭は2っで, 背, 尻鰭の軟条は共に15, 側線鱗は53.この個体は, 1884年に紅海でとれた標本にもとついて本種の記載がなされて以来, 記録された2番目の個体である.この属の魚類は熱帯, 亜熱帯の深海で群を形成していることが知られている.今回, この海域に大量に出現したことは, この時期の水温が平年に比して著しく高かったことに関連があると思われる.
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  • 藤田 光, 大川 健次
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 179-182
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Some morphological characters of a cobitid fish, Lefua echigonia, were examined with 96 specimens obtained at five localities in Japan;two localities (A and B) in Tokushima Pref.in Shikoku Island, one (C) in Kyoto Pref., and other two (D and E) in Niigata Pref. in Honshu Island.
    Specimens obtained in Tokushima Pref.differ from those in Honshu, in body proportion, the number of scales in a longitudinal row, and the origin of the dorsal fin.The number of vertebrae is mostly 36 in Tokushima Pref.but mostly 33 in Honshu. Specimens obtained in Kyoto Pref., however, are intermediate in several characters between those from Tokushima Pref.and those from Niigata Pref.
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  • 加藤 文男
    22 巻 (1975 - 1976) 3 号 p. 183-185
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    Four large specimens of freshwater salmons, 365 to 567 mm in total length, were collected in Kuzuryu Dam, and in the upper streams of Takinami River and Kuroko River, Fukui Prefecture.These specimens are two or three years old, and have higher depth of body than that of the salmonid fish“Biwamasu” (lacustrine form) in Lake Biwa, and the crimson spots on both sides of body.These spots are similar to those of the smaller“Amago”, but differ from those of the“Biwamasu”.The number of transverse scales of the present mateial is more than those of the“Biwamasu”.From the comparison described above and the fact that the“Amago”of Oncorhynchus rhodurus Jordan and McGregor was introduced artificially into the upper streams of Kuzuryu River, Takinami River and Kuroko River before, the author identified the present material as the“Amago”O.rhodurus which inhabits the rivers.
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