魚類学雑誌
Online ISSN : 1884-7374
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25 巻 , 1 号
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  • 多紀 保彦, 勝山 明里, 漆戸登 宇世
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 1-8
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    熱帯アジア産のコイ科Puntius属の23種について夢眼下骨, 咽頭骨と咽頭歯, 吻部のlateral foldsと口ひげおよび斑紋の比較をおこなった。その結果, これらの魚種は6系統群に分かれることが判明した.一般に同一群に属する種は, 分布域も重なり合っているかあるいは近接している。東南アジアに分布する群とインド・セイロンの群との間には, lateral foldsと口ひげの発達程度に比較的明瞭な差異がある。Bleeker (1863) はPuntius属をPuntius, Barbodes, Capoetaの3亜属に分類したが, 本研究の結果からみると, この亜属分類は支持しがたい。
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  • 前川 光司
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 9-18
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    然別湖産イワナ, オショロコマの降海型と河川残留型の生長と発育を比較した。然別湖産イワナの稚魚期の生長率はオショロコマ河川残留型によく似ているが, 前者は湖に降りる2+から生長率がより高まり, その結果両者の体の大きさは顕著に違ってくる.然別湖産イワナはオショロコマ河川残留型よりも一層生長が進んでから性成熟に達する。体各部の相対生長曲線を比較すると, これら三型の最も大きな違いは, オショロコマの降海型にスモルトの尾叉長と一致するところに顕著な変曲点があるが, その他の型ではこれが明瞭でないことである.それ故, 然別湖産イワナはオショロコマの降海型よりも幼形的な体形や体の大きさをもっており, これは前者が後者よりも早熟であることと関係していると考えられる。然別湖産イワナの陸封化がkokaneeのそれと対応していることを論議した.
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  • F. Hoese, P. Fourmanoir
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 19-24
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    熱帯太平洋, インド洋, 紅海から得られたハゼ科のDiscordipinna griessingeriを新属新種として記載した。本属は背鰭が体の前方, 頭部後端上にあり, それに関連して前部の脊椎骨が変形している点で.ハゼ科の中で特異な存在である。
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  • Jack T. Moyer, 中園 明信
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 25-39
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    東京都下三宅島において, レンテンヤッコの社会構造, 産卵行動を潜水観察するとともに, 性転換について調べた。本種の雄は, 普通雌数尾よりなるハレムを持っているが, 雌の尾数は生息基盤の性質によって異なり, 1~5尾の範囲にあった。本種の産卵は, 5月~10月にかけてほぼ毎日日没前後に行なわれたが, 雄の雌に対する優位性の維持と求婚に関して (1) rushing, (2) circling, (3) soaring, (4) mutualsoaring, (5) nuzzling, (6) spawningの6型の行動型を認めた。
    本種のハレムより雄を取り除くと, 次の順位にある雌が性転換して雄へと変った、さらに, 組織学的に本種の雌性先熟性転換を確認するとともに, 雌, 雄および移行型の個体の生殖腺構造を記載した.
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  • 谷津 明彦, 安田 富士郎, 多紀 保彦
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 40-50
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    タウエガジ科の1新種ベニツケギンポDictyosomarubrimaculataを記載した。本種は, 従来, 同属のダイナンギンポD.burgeriと混同して扱われていたため, D.burgeriの再記載も行なった。両種は側線形態, 不対鰭条数, 体色等の相違により区別される。さらに, D.burgeriに地理的変異の2型が認められたが, より詳細な分布の検討が必要であると考えられたので, 今回の報告では, 本州中部太平洋岸から得られたfbrm aと日本海及びその周辺水域から得られたfbrm bとに暫定的に分けるにとどめた.
    D.rubrimaculataD.burgeriの2型は, それぞれ同所的に分布しており, 千葉県小湊と神奈川県横須賀での水中観察の結果では, 両者は棲み分けを行なっていた。すなわち, D.rubrimaculataは所謂ガラモ場と呼ばれる潮下帯の一部に, 一方D.burgeriのform aは岩礁の潮間帯に主に見い出される.
    D.burgeriにおける脊椎骨数の増加, 腹鰭の退縮などの形態的特徴と上記の生活場所に関しての知見は, D.urgeriがより特化した種であることを示唆している.
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  • 加藤 文男
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 51-57
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    A lepidological study on sea-run specimens of Oncorhynchus rhodurus obtained from the Nagara River and Ise Bay was performed in comparison with the biwamasu (a lacustrine form of O.rhodurus), the amago (a fluviatile form of O.rhodurus), the sakuramasu (a sea-run form of O.masou) and the yamame (a fluviatile form of O.masou).The scale of the smolt of sea-run specimens of O.rhodurus has an unequal growth in width and length, and also in apical and basal areas, shifting the relative position of the focus.In the biwamasu, ridges are formed in the apical area as well as the basal area, but in the sakuramasu, many ridges are semicircular, disappearing in the apical area.In sea-run specimens of O.rhodurus, some ridges disappear in the apical margin in almost all specimens.So that, apical ridge formation in sea-run specimens of O.rhodurus is considered to be in an inter-mediate condition between the biwamasu and the sakuramasu.In the amago, apical ridge formation resembles that of sea-run specimens of O.rhodurus, and in the yamame, it resembles that of the sakuramasu.
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  • 武田 恵三, 小野 寺聡, 吉安 克彦
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 58-64
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    Specimens of char with atypical color patterns were collected in the Shiratama River, tributary to the Nikko River, and in the Aizawa River, tributary to the Mogami River, both located in Yamagata Prefecture, northern Honshu, Japan.These specimens exhibited marked color variations, ranging from individuals with no light spots nor parr marks to those having vermicular, arabesque or zigzag patterns.According to the shape and distri-bution of the body markings, these specimens were classified into four types.Comparison of electrophoresis of cyanmetho Hb, as well as that of morphometric characters, of these atypical-pattern specimens with Salvelinus leucomaenis possessing ordinary color patterns showed no difference between them.These atypical-pattern specimens are therefore con-sidered to be color variants of S.leucomaenis, rather than hybrids between S.leucomaenis and other salmonid species.
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  • 清水 長
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 65-67
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    北海道襟裳岬沖水深850mから北海道大学水産学部練習船北星丸により, オニキンメ科 (新称) Anoplogasteridaeのオニキンメ (新称) Anoplogaster cornutaの成魚1個体が採集された.この科はオニキンメ1種のみからなる.
    本種は世界中に広く分布する中深海性の魚である.日本近海では小笠原諸島沖からの報告があり, 同海域のマグロ・カジキ類の胃内容物から幼魚が記録されている.今回の標本は北太平洋北西部からの成魚の初記録である.
    採集された標本の諸特徴は, 尾鰭の分枝鰭条数 (9+9) が1本多いことを除けば, 過去の記載とよく一致する.
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  • 金山 勉, 佐々木 達, 佐々木 星
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 68-70
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    昭和52年度岩手県深海漁場開発調査期間中の1977年7月21目, 岩手県大槌沖 (39°16'N, 142°19'E) の水深1260~1275mからトロール網により, チゴダラ科のカラスダラ, Halargyreus johnsoniiが2個体採集された (体長421mm, 414mm).
    本種は下顎にひげを欠くこと, 鋤骨と口蓋骨に歯がないこと, 臀鰭が深く欠刻することおよび腹鰭が6軟条であることにより, 他のチゴダラ科魚類から容易に区別される.
    本種の北太平洋海域における唯一の記録は和歌山県太地沖で捕獲されたコマツコウの胃内容物から得られた耳石によってなされ, この海域での本種の分布が疑問視されていた.今回, 目本から初めて完全な個体が得られ, 本種の分布が確証された.
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  • 加藤 文男
    25 巻 (1978 - 1979) 1 号 p. 71-72
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    A sea-run specimen of Oncorhynchus rhodurus Jordan et McGregor was collected by a set net on May 8, 1977 on the Echizen Coast in Fukui Prefecture, facing the Japan Sea.Counts and measurements on this specimen are presented.It is presumed that this salmonid fish is derived from the amago O.rhodurus which was previously introduced artificially into the upper streams of Kuzuryu River tributaries or the Kuroko River in Fukui Prefecture.
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