魚類学雑誌
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27 巻 , 4 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
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  • Hin-Kiu Mok
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 281-290
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    魚類の主な分類群における後主静脈の分布, サイズと左右の腎臓の癒合の変異について記載し, これらの諸形質をもとに魚類の系統について若干め考察を行った、軟骨魚網の板鯉類と全頭類の後主静脈系は類似している.硬骨魚網全骨類のアミアにおける形状は軟質類 (チョウザメ, ヘラチョウザメ) や他の全骨類 (レピゾステウス) とは異なっており, むしろ真骨類の形状と類似している.シーラカンス類, ポリプテルス類, ハイギョ類, 四肢動物では肝静脈と新後主静脈が連絡しており, 単系統的と考えられるが, ポリプテルス類のものは他の群のものとの相同関係に疑問が残る.
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  • Brian W. Coad
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 291-295
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    イランのクゼスタンおよびロレスタン地方から, Sisoridaeの新種Glyptothorax silviaeを記載した.本種は頭部と体に刻条のある, あるいは細長いtuberclesがないことで, チグリスーユーフラテス産の他のすべてのGlyptothorax属魚類とは異なっており, また下記の形質の組み合わせでも区別される.胸部吸着器は羽状で不完全.脂鰭は長く, その基底長は背鰭-脂鰭間隔に等しい.胸びれは腹鰭起部に達しない.尾柄は長く, 標準体長は尾柄長の4.7~5.2倍.頭は短く, 標準体長は頭長の3.7~4.1倍.
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  • 豊島 貢
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 296-300
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    セダカゲンゲ属, Lycozoarcesは左右の鯉膜が広くゆ合し, 峡部を横切る被褶を形成することおよび腹鰭があることにより特徴づけられる.
    本属に, L.regani Popov, 1933およびL.hubbsi Popov, 1935の2種を認める意見 (Taranetz, 1937;Lindberg and Krasyukova, 1975) とL.reganiL.hubbsiのシノニムとする意見 (Schmidt, 1950;松原, 1955) があるが, いずれの場合もその根拠は明確ではない.
    本研究では, オホーツク海から得た雌2個体, 雄2個体の標本をもとに上記2種の有効性について検討した.その結果, 2個体の雌はL.reganiに, 2個体の雄はL.hubbsiに一致した.つまり, これまで記載されてきたこれら2種の相違は二次性徴によるものである.

    L.reganiはL.hubbsiよりも早く記載され, しかも短いが明瞭な記載と図が与えられているので有効である.そこで, 本研究では, これまでL.hubbsiに与えられてきた和名をそのまま採用し, 本種をL.regani Popov, 1933セダカゲンゲとして記載した.
    なお, オホーツク海沿岸の北見枝幸沖からの標本は本種の日本初記録である.
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  • 山本 喜一郎
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 301-308
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ウナギの卵分割は盤割で, 第一から第四分割までは経割である.これにより生じた分割球は常に1層に並び卵黄と密に接した胚盤を形成する.学第五分割以降では割球により分割時期に差が見られるばかりでなく, 経割の外に水平分割を行うものも認められる.分割がさらに進むと3層から4層の細胞から成る桑実期の胚となる.この時期の分割球は円形または多角形, すべてほぼ同じ大きさで, 互いにゆるやかに結合しその間に小さな間隙が認められるが, 胚盤と卵黄の間には分割腔は存在しない.発生がさらに進み胞胚期に達すると, 胚盤の最表面の細胞は扁平となり密に1列に並んで表皮層を作り, また他の大部分の分割球は表皮層の下側に集まり次第に胚盤葉の形態をとり始める.一方胚盤の下の卵黄表面は平坦な周縁質で覆われる様になり, これと胚盤葉の問に狭い腔があらわれる.これが初期の胞胚腔である.発生がさらに進むと胚盤葉は緊密な薄い層となり, 周縁質の部分の卵黄は凹むため, 胞胚腔は大きく発達し外観からもよく認められるようになる.
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  • Héctor R. Fuentes
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 309-315
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    チリ北部の沿岸帯において, Semicossyphus maculatusの食物組成を研究した.ウアイキケ, プラヤプランカおよびロスヴェルデスの3地域で, 本種の食性は変化なく, 大小2群問および雌雄問での食性にも大きな差違は観察されなかった.水深1mより15mまでの範囲で採集した標本の消化管には, 移動性および固着性の底生生物, 主に腹足類, 斧足類, 十脚類, 甲殻類, 蔓脚類が一般に含まれていた.これらの知見に基づいて, 本種の摂餌様式を討論した.
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  • Biswas Niva, Jagdish Ojha, J.S.Datta Munshi
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 316-326
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    インド産のムツゴロウの1種について体表面積, 鯉腔表面積および鯉面積を計測し, 成長に伴う変化を調べた.またこの魚が水面へ浮上するのを抑制することによって, 空気呼吸がこの魚にとって不可欠なものかどうかもあわせて研究した.その結果, 成長に伴う鯉面積の変化の様子が各鯉弓で異なることを明らかにするとともに, 鯉の酸素拡散量の推定値と浮上抑制実験とに基づいて, この魚は水中の呼吸に適応していると推察した.
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  • Stephen Ralston
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 327-329
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ハワイ諸島の最西北端のKure Atollから, レンテンヤッコCentropyge interruptusの雌若魚が採集された.この種類は, 従来日本からのみ知られていたものである.
    ハワイ諸島西北のKureとNihoaの魚類相は, より南のハワイ諸島本体の魚類相に較べ, より日本の魚類相に近いようである.Kure周辺でレンテンヤッコが繁殖しているものか, あるいは日本近海から流れて来たものかは判らない.
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  • 尼岡 邦夫, 金山 勉
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 330-332
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Minnous longimanusは西部インド洋のSaya de Malha Bankから得られた1個体の標本に基づいてRegan (1908) により簡単に記載されたが, それ以来報告されていなかった.今回, 同海域から19個体の本種が得られたので記載し, 近縁種M.inermisと比較検討した.M. longimanusはEschmeyer et al (1979) により西部インド洋から知られているM. inermisのシノニムとされたが, 本種は8~9臀鰭軟条, 粗雑な骨質の頭部表面, 前下方に向かう眼前骨下縁の棘, 主鯉蓋骨後縁をこえる前鯉蓋骨最上棘, 小さな主鯉蓋骨および腹鰭後端に達しない胸鰭遊離軟条を持つことなどによりM. inermisから明瞭に区別され, 別種であると判定された.M. longimanusはSaya de Malha Bankから知られているだけである.
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  • 高畑 悟郎
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 333-338
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Endocrine cells were observed in the digestive tracts of the medaka, Oryzias latipes, by light and electron microscopy.These cells showed positive staining with lead haematoxylin.Tests for argentaffin and chromaffin reaction were negative.Endocrine cells are always found straggled in the mucous epithelium.They have many secretory granules in the cytoplasm.Five types of endocrine cells (I, II, III, IV, and V) are identified by the morphological characteristics of their secretory granules.In every endocrine cell type, the basal part directly faces the basement membrane of the epithelium.The apical part of the type IV and V cells reaches the digestive lumen, and microvilli are recognized in the apical cytoplasm.The cell membrane of the base and side often appears hollow and Ω-shaped.It is suggested that secretory granules may be released into the connective tissue or intercellular space by the emiocytosis.
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  • 細川 和子, 伏見 徹, 松里 寿彦
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 339-343
    公開日: 2011/07/04
    ジャーナル フリー
    The chorion of eggs in the porgy, Pagrus major, was observed by transmission and scanning electron microscopy.During the breeding season.mature unfertilized eggs and eggs immediately after fertilization were used as materials.The materials were fixed in 2%glutalaldehyde (pH 7.2) and I tetroxide (pH 7.2) for 2 and 1 hours, respectively, according to the usual method for prepared samples.Using scanning electron microscopy.the micropyle apparatus and numerous pits were observed on the chorion surface.The micropyle apparatus consisted of well-defined spiral layers and seemed to be of the tunnel type.When observed by transmission electron microscopy, the longitudinal profile of the chorion was composed of two layers, a thick inner layer and a thin outer layer composing the pits.As a result of applying Lloyd's “mean crowding” to the number of pits, it can be concluded that the distribution appearance of pits has a uniform distribution pattern.
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  • 佐藤 光雄
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 344-346
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    During an electron microscopic study of mucous cells of the skin epidermis of a freshwater sculpin, Cottus hilgendorfi, crystalline bodies were accidentally observed within the nucleus of the cell.These bodies are always restricted to the nucleus, never projecting through the nuclear envelope into the cytoplasm.In section, they show a variety of profiles such as rectangular, triangular, parallelogrammatic or trapezoidal.They have no limiting membrane.One nucleus generally contains one body, but sometimes two or more.The body can be recognized in a very young mucous cell and persists in mature or fully mature cells, and may finally be expelled from the cell together with the nucleus as mucous substances are released.
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  • 駒田 格知
    27 巻 (1980 - 1981) 4 号 p. 347-349
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    Denticles (banjoshi in Japanese term) constituting comb-like teeth were extracted from about 200 adult ayu, Plecoglossus altivelis Temminck et Schlegel: about 100 fish from the Yahagi River (anadromous type) and about 100 fish which were collected in Lake Biwa and then cultured for two months in a pond (lacustrine type).The two types of samples were analyzed for calcium, magnesium and ash contents by chelatmetry.Calcium made up 22-23% of the dry weight of denticles, and the total ash accounted for about 54% of the dry weight of denticles.Amounts of calcium, magnesium and ash were not different in anadromous and lacustrine types of the species.The results were basically similar to the amounts of calcium, magnesium and ash obtained for rats and rabbits.
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