日本家畜管理学会誌
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37 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 37 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 37 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 37 巻 3 号 p. App1-
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 高 秉大, 宋 榮韓, 中西 良孝, 萬田 正治
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 87-96
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    反芻家畜における黒ヤギ漢方薬副産物(以下,漢方薬副産物)とトウフ粕の飼料価値および効率的な給与順序を究明するために,平均体重47±3kgであるコリデール種去勢めん羊9頭を用い,濃厚飼料の一部を漢方薬副産物およびトウフ粕に代替するとともに,飼料の給与順序を変えて給与し,日増体量,消化率,採食・休息行動について比較検討した.1日の乾物給与量(濃厚飼料60%:粗飼料40%)は体重の2.5%に制限給与した.また,供試飼料における漢方薬副産物およびトウフ粕の代替率は飼料乾物の10%とし,その分濃厚飼料を減じた.濃厚飼料と粗飼料の給与順序の違いによってめん羊を3頭ずつ3群に分け,第1群には午前に濃厚飼料,午後に粗飼料を給与(以下,濃→粗群),第2群には午前に粗飼料,午後に濃厚飼料を給与(以下,粗→濃群),第3群には1日分の総濃厚飼料と粗飼料を混合し,これを午前,午後50%ずつ分けて給与(以下,混合群)した.なお,各試験群ごとに対照区,漢方薬副産物代替区およびトウフ粕代替区を設け,3×3ラテン方格法を適用した.得られた結果は次のとおりである.1. 乾物摂取量は各試験群において処理区間で有意差はなかった.めん羊の日増体量は濃→粗群の場合,トウフ粕代替区で0.22kgと他の処理区に比べて有意(P<0.05)に高かったものの,混合群の場合では逆に0.13kgと対照区よりも有意(P<0.05)に低かった.飼料要求率は濃→粗群のトウフ粕代替区で最も小さい値を示し,粗→濃群では対照区と比べ漢方薬副産物およびトウフ粕代替区で低下する傾向を示した.また,混合群においては飼料要求率が対照区と比べてトウフ粕代替区で有意(P<0.05)に劣った.給与順序の影響については,増体量および飼料要求率は濃→粗群で他の給与順序群に比べて有意(P<0.05)に優れることが認められた.2. 乾物,有機物およびNFEの消化率とTDN含量は濃→粗群において漢方薬副産物代替区で対照区より低く,粗→濃群においては漢方薬副産物区およびトウフ粕代替区で乾物,有機物および粗蛋白質の消化率が対照区より低く,NFEの消化率はトウフ粕代替区で他の処理区より低かった.混合群では処理区間でいずれの成分消化率においても有意差がなかった.給与順序については,各成分の消化率は濃→粗群で混合群とほぼ同様であったが,粗→濃群ではこれらの群より劣る傾向が認められた.3. 採食時間と休息時間は各給与順序においていずれの処理区間でも有意差はなかったが,採食時間は混合群で他の給与順序群より長い傾向を示した.採食速度は濃→粗群および粗→濃群において対照区で有意に高く(P<0.05),トウフ粕代替区で最も低かった.起立時間や横臥時間には各処理区間に有意差は認められず,混合給与により横臥率が上昇する傾向にあった.以上の結果から,黒ヤギ漢方薬副産物およびトウフ粕は濃厚飼料に比べ,めん羊の増体量,飼料効率,消化率がやや劣るものの反芻家畜の飼料資源としての価値を有し,一部を濃厚飼料と代替しても利用性や行動面での問題は生じないことが示唆された.なお,これら代替の効果を期待するには漢方薬副産物およびトウフ粕を含む濃厚飼料を午前に,粗飼料を午後に給与する方が他の給与順序より有利と考えられた.
  • 砂川 勝徳, プラセチヨノ バンバン, 長嶺 樹
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 97-104
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,採食によって引き起こされる循環血漿量の減少が乾草給与ヤギの採食量を調節しているかどうかを調べることである。採食によって引き起こされた循環血漿量の減少を軽減するために,人工唾液の静脈内注入(16ml/min)(ASI)が給餌開始1時間前から給餌開始後1時間までの2時間の間,連続して行われた。2時間の採食時間の終了時に,ASIは累積採食量を25%増加させた。非注入(NI)時と比べると,ASIはそれぞれ採食時の血漿浸透圧を0.6%,血漿総タンパク質濃度を6.3%およびヘマトクリットを7.0%減少させた。NIと比べると,ASIは飲水欲のレベルを約19%減少させた。結論としては,乾燥飼料給与ヤギの採食によって引き起こされる循環血漿量の減少は血漿浸透圧の増加よりも飲水欲のレベルを増加させた。従って,本実験の結果は,採食によって引き起こされる循環血漿量の減少が乾燥飼料給与ヤギの採食量調節要因の一つであることを示唆している。
  • 鈴木 伸一, 祐森 誠司, 池田 周平, 栗原 良雄, 伊藤 澄麿
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 105-111
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    本試験はラットの歩行運動が体脂肪減少に及ぼす影響を検討するために行った。試験には4週齢で健常な25匹のラットを用い,個別ケージに収容して,21±2℃に調温された飼育室で飼育した。給与飼料は市販の維持繁殖用固形飼料を用いた。10日間の予備飼育を行い,その間に歩行運動区に供試するラットを選抜した。試験区は補正区,自由行動の対照区,一定速度(14m/分)の歩行区,加速度(4週間の間に14m〜28mまで加速)歩行区の4試験区とした。歩行運動は毎日3時間モーター付きの回転槽で行い,対照区のラットも3時間は餌が摂取できないように回収した。試験開始当初に補正区のラットはジエチルエーテルで屠殺し,他のラットも4週間後の試験終了時に同様の処理を行った。体躯全体の化学成分は常法で分析し,その結果を相互の区間で比較した。結果として,歩行運動を行った両区の増体量は対照区よりも有意に少なかったが,歩行運動区間には有意な差はみられなかった。飼料摂取総量と飼料効率においても増体量と同様の結果が示された。飼料由来の化学成分の蓄積割合において,粗タンパク質,粗灰分は対照区と歩行運動区の間に有意な差はみられなかったが,歩行運動を行った両試験区の粗脂肪の蓄積割合は対照区の値よりも有意に低かった。本試験成績は今回の試験条件において,歩行運動の方法が異なってもラットの増体量ならびに体脂肪の減少に対して有意な差を示さなかった。
  • 干場 秀雄, 高橋 千絵, 村井 友紀
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 112-120
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
    北海道紋別郡興部町の卯城牧場では2000年5月から,デラバル社製VMS型搾乳ロボットでロボット搾乳を開始した.同年9月8〜10日に当場にて,搾乳ロボットの稼働状況の調査を行った.その結果は下記のようであった.1日24時間の間に136回の搾乳がなされ,平均搾乳頭数は5.6頭/時であった.搾乳ストールの洗浄は日に4回,30分間ずつ行われていた.搾乳ロボットによる搾乳頭数は47頭であり,これらの牛の1日の搾乳回数は2回〜5回まで変化していて,平均搾乳回数は2.9回の多頻度搾乳になっていた.1回当たり平均搾乳量は9.5kgであり,1日1頭当たり平均27.6kgを搾乳していた.搾乳牛のロボットの馴らし期間は25頭に対して3日間であった.その後,1ヶ月で50頭へ搾乳頭数を増やしていた.日平均搾乳量はロボット搾乳の馴れと気温の急激な上昇に影響されていた.すなわち,5月から6月にかけて前者の影響が,6月から7月にかけて後者の影響があった.
  • 佐藤 衆介
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 121-123
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 小山 幸子
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 124-128
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 江口 祐輔
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 129-135
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 出口 善隆
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 136-142
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 板垣 悟
    原稿種別: 本文
    2002 年 37 巻 3 号 p. 143-144
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 37 巻 3 号 p. 145-146
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 37 巻 3 号 p. 147-148
    発行日: 2002/01/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
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