日本家畜管理学会誌
Online ISSN : 2433-0159
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38 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 38 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 38 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 38 巻 3 号 p. App1-
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
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  • 高 秉大, 高山 耕二, 中西 良孝, 萬田 正治, 松元 里志, 下田代 智英
    原稿種別: 本文
    2002 年 38 巻 3 号 p. 121-130
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
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    水田放飼した合鴨による水田灌漑水の中耕濁水が水田環境ならびに水稲の生育・収量に及ぼす影響を明らかにするため,試験水田を合鴨放飼区(以下,合鴨区)と無放飼の対照区に分け,さらに合鴨区内の水稲を50株無作為に金網で囲うことにより中耕濁水区(以下,濁水区)を設け実験した.その結果,試験期間中,灌漑水のpHは対照区に比べ濁水区と合鴨区で変動幅が小さく,pH7.4前後の高い水準で推移し,溶存酸素濃度は合鴨の放飼初期で対照区よりも濁水区と合鴨区で有意に高く(P<0.05),その後,全区とも水稲の生育が進むのに伴い,急速に減少した.水稲の草丈は合鴨放飼後2週目より濁水区で最も長く,次いで対照区,合鴨区の順となった(P<0.05).水稲の乾物重量は出穂前の地上部において対照区に比べ濁水区で少なく(P<0.05),出穂期では濁水区と対照区の間で大差は認められなかった.また,根の乾物重量は出穂前と出穂期とも濁水区と対照区の間で有意差は認められなかった.水稲の葉面積指数は出穂前の濁水区で他の2区に比べ有意に小さく(P<0.05),出穂期では濁水区と対照区の間で大差はなかった.出穂後の水稲生育については,稈長は合鴨区より濁水区と対照区で有意に長く,穂長は他の2区より濁水区で有意に長かった(P<0.05).また,第3節間の直径は濁水区と対照区の間で差はなく,合鴨区で有意に長かった(P<0.05).水稲の倒伏指数は濁水区で最も大きく,合鴨区で最も小さい値を示し,対照区ではその中間であった(P<0.05).水稲の収量構成要素のうち,1穂頴花数,登熟歩合および千粒重は対照区に比べ濁水区と合鴨区で有意に増加し(P<0.01),10a当たりの籾収量についても,対照区より濁水区と合鴨区で有意に多かった(P<0.01).以上の結果から,合鴨による中耕濁水は水稲地上部の縦伸長を促進し,1穂頴花数,登熟歩合,千粒重などの収量構成要素を著しく増加させ,最終的には水稲の精籾収量が増加することが明らかになった.
  • 佐藤 衆介, 織田 咲弥香, 鈴木 啓一, 菅原 和夫
    原稿種別: 本文
    2002 年 38 巻 3 号 p. 131-140
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
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    EUは家畜福祉の国際条約化を志向しているが,家畜への配慮倫理は文化や歴史によって異なる。その共通性と特殊性を探る目的でアンケート調査を実施した。年齢が29-74歳で,平均経営規模が繁殖雌豚96頭,肥育豚1007頭であった養豚農家149戸を調査した。アンケート内容は 1) 飼育方式ならびに飼養に関しての配慮,2) 異常行動,3) EUの養豚福祉指針および関連文書,4) 家畜配慮の思想的基盤,5) 正常行動,であった。各項目ごとの結果は以下の通りであった。1) EUが重視する「群飼の励行と繋留の禁止」は満たされていないが,配慮すべきこととして選ばれた項目は生理的要求,行動的要求,適応度の順で高かった。2) 異常行動は40%の農家で出現し,改善希望割合はその42%であった。肉体的損傷を伴わない異常行動に対する関心の低さは明らかであった。3) 33項目中8項目が拒否的で,その内63%は行動的要求に関する項目で,そして拒否理由は主に経済的なものであった。4) 功利主義的発想や運命論的発想が最も支持された。次いで輪廻・慰霊に関する日本的仏教思想が,さらに人としての義務思想が強く支持された。行為主体中心主義への支持は中庸であり,「動物の命の長さに配慮する必要はない」や「真剣に考える必要はない」には賛意は低く,動物権利思想はほとんど受け入れられなかった。5) 家畜福祉という言葉を聞いたことがない農家は49%であった。摂食や休息といった個体行動の知識は高いが,社会性や営巣場選択といった社会行動の知識は低かった。
  • 喜田 環樹, 森田 茂, 小宮 道士, 泉 賢一, ルミャナ ツェンコヴァ, 八谷 満
    原稿種別: 本文
    2002 年 38 巻 3 号 p. 141-146
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
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  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 38 巻 3 号 p. 147-148
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2002 年 38 巻 3 号 p. App2-
    発行日: 2002/12/01
    公開日: 2017/10/03
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