音声言語医学
Online ISSN : 1884-3646
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28 巻 , 4 号
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  • 渡部 信一
    28 巻 (1987) 4 号 p. 217-226
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    1健忘失語例の語想起障害に対して, 認知心理学的観点から考察した結果, 以下の点が明らかになった.
    1) 本症例は再生に著しい障害を示したが, 再認は全く障害されていない.これは言語情報の検索過程に限局した障害であり, 検索過程と再認過程を独立した別の過程であるとする二重過程説を支持していると考えた.
    2) 語想起困難に陥った場合でもTOT現象が全く出現せず, 本症例の語想起困難時の検索は非常に低い検索レベルにとどまり, かつ部分的検索も行われていないことが明らかになった.
    3) 「しんかんせ」のヒントで「新幹線」が想起できないことから, 本症例はひとつの単語をひとつのパターンとして記憶していると考えられた.
    4) 手がかり効果がなかったことなどから, 本症例の語検索は自動的検索が主であり, 語想起困難に陥った場合の制御的検索は非常に困難であることが明らかになった.
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  • 吉岡 博英, 石倉 充紀
    28 巻 (1987) 4 号 p. 227-238
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    聴覚, 視覚それぞれの入力系に種々の繰り返し頻度による連続刺激を与え, それぞれのリズムにおけるタッピング応答と発声応答による反応時間の経時的変化の様子を調べた.その結果, 応答形式の違いよりも刺激提示法の違い, すなわち聴覚刺激と視覚刺激との間で反応時間のパタンが明らかに異なることが知られた.まず聴覚刺激に対しては, 使用したいずれの連続提示速度でも追従可能で, しかも単純反応時間より短くなっていくことが知られた.しかも, その値はしばしばマイナス, すなわち刺激を予期する形で反応がみられることも分かった.それに比べ, 視覚刺激に対しては, 提示間隔が遅いと連続反応時間は単純反応時間の平均値とほとんど変らず, また速い速度での連続刺激では反応時間の測定そのものが不可能となることもあった.
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  • 阿部 雅子
    28 巻 (1987) 4 号 p. 239-250
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    鼻腔構音と称していた構音障害について観察し, 以下の知見を得た.
    1) 鼻咽腔構音の音声をサウンドスペクトログラフにて分析した結果, 破裂音や摩擦音に相当する部位に, 低音部から高音部にわたるspike fillやフォルマント構造をもつ弱い雑音成分が認められた.また, 母音に相当する部分には鼻腔共鳴をあらわすフォルマントが認められた.
    2) X線映画, ファイバースコープ, ダイナミックパラトグラフにより, 構音器官の動態を観察した結果, 鼻咽腔構音の構音点は鼻咽腔閉鎖の行われる場所にあり, 破裂や摩擦の音は軟口蓋と咽頭壁でつくられる.そして, その際, 舌が口蓋に接して口腔が閉鎖され, 呼気や音声は鼻腔から出されることが明らかになった.
    3) この構音障害を表わす用語を検討した結果, 「鼻咽腔構音」 (nasopharyngeal articulation) が適切であると考えた.
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  • 高山 悦代, 斎藤 成司, 大築 淳一, 福田 宏之
    28 巻 (1987) 4 号 p. 251-256
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    従来より, 発声に対する聴覚系よりの制御作用は, きわめて重要なものとされている.しかしながら, 発声機能を把握する目的で行われている現在の発声検査では, トランスデューサーの装着は, 呼気流量測定のために, マウスピースやマスクを用いているので, 被検者は, 自らの声を聴覚系よりフィードバックさせることが困難である.
    そこで, 今回われわれは, イコライザーによって, より自然な発声に近づけた音声を被検者に, ヘッドフォンより聴かせながら検査をする方法を試みた.
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  • 澤島 政行, 本多 清志, 青木 幸夫
    28 巻 (1987) 4 号 p. 257-264
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    発声障害に対する空気力学的検査の一方法として, 気流阻止法を用いた発声時の呼気圧 (肺内圧) 測定を, 呼気流率, 声の強さ, 高さの測定と組合せる方法を開発した.装置は気流阻止用の回転シャッターを, 永島製の発声機能検査装置PS-77のマウスピースに接続したものである.
    マウスピースを気密にくわえて持続発声中にシャッターを短時間閉じると, シャッター手前の圧は急速に上昇し, 肺内圧と平衡に達する.圧力, 呼気流率, 声の強さ, 高さの4個の出力はマイクロコンピュータに読み込まれる.それらの時間カーブ, 指定した時点における測定値は, CRTスクリーンに表示され, また記録紙上に記録される.さらにデータはフロッピーディスクに保存される.
    本法は非侵襲的で患者にとって容易であり検査の手順も簡単である.本法は声門下圧を直接測定するものではないが, 呼気使用の効力を評価する臨床検査としては非常に有用である.
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  • 船坂 宗太郎, 城間 将江
    28 巻 (1987) 4 号 p. 265-269
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 小林 範子
    28 巻 (1987) 4 号 p. 270-275
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 牛嶋 達次郎
    28 巻 (1987) 4 号 p. 276-278
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 内須川 洸
    28 巻 (1987) 4 号 p. 279-281
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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