音声言語医学
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36 巻 , 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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  • 河野 淳, 栗田 知好, 本多 清志, 垣田 有紀
    36 巻 (1995) 1 号 p. 1-8
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    母音発話時の口唇形状を単純化した図形を用いて, 視覚情報に基づく母音知覚機能を検討した.3名の発話者が日本語の5母音を発声したときの口唇形成の輪郭線から, 5母音の平均的な基準口形図形を作成した.この基準口形をもとにして, 図形の強調と同化の操作を加えることによって母音口形連続体を作成して, 母音の同定を求める知覚実験の資料とした.75名の被験者を対象として, 二者択一および五者択一の回答を求める実験を行った結果, いずれの場合においても, 母音口形連続体に対して, [i] , [a] , [u] の極端母音は高い正答率を示し, [e] は [a] への誤知覚が多いために正答率がやや低く, [o] は最も低い正答率を示した.3つの極端母音に対する範疇的な知覚判断の結果に基づいて, 母音の生成と知覚の成立に関する考察を行なった.
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  • 羽生 耀子, 海江田 純彦, 田部 哲也, 田村 悦代, 北原 哲, 井上 鐵三
    36 巻 (1995) 1 号 p. 9-13
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    声門癌T1a, T1bでレーザーにより腫瘍を蒸散, 切除し, 術後3ヵ月以上を経過した時点で音声機能検査を実施しえた26例について, 声域, 声の強さ域, 無関位発声時の最長発声持続時間, 平均呼気流率, 基本周波数, を測定し, 検討した.検査にはフォノラリンゴグラフ (リオンSH-01) を用いた.さらに, 文章音読および会話時の音声を聴覚心理学的に, GRBAS尺度で評価した.術後の音声は最長発声持続時間の短縮, 正常より高い基本周波数, 声域, 声の強さ域の狭小化がみられた.聴覚心理学的評価での嗄声の性質はT1a, T1bともに気息性因子が最も多かったが, 一方, 正当な音声を保った例も4例であった.発声機能は腫瘍の発生部位, または浸潤の程度により影響を受けるようで, T1a群, T1b群で差はなかった.術後なんらかの嗄声を呈していたケースには, その程度に応じて, 発声法のアドバイスを与えることで日常生活での不自由さを補っている.
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  • 岩田 重信, 竹内 健二, 岩田 義弘, 戸田 均, 大山 俊廣
    36 巻 (1995) 1 号 p. 14-21
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    われわれは声の強さの調節に関し, 声門下圧を経声門的に抽出し, PS-77発声機能検査装置とPI-100自動解析プログラムにより, 声の強さ, 高さ, 呼気流率, 声門下圧, 声門抵抗, 声門下パワー, 喉頭効率を求めた.対象は正常者9例 (男性4例, 女性5例) で, 楽な発声と胸声とファルセットにて, crescendo発声を行わせた.楽な発声条件では, 声門下圧, 声門抵抗, 喉頭効率の値は性差を認めず, 声門下パワーは女性に比し, 男性に高い値を示した.crescendo発声では, 胸声区は声の強さの増加に比し, 呼気流率はほとんど変化を認めないが, 声門下圧, 声門抵抗, 喉頭効率は直線的な比例関係を示し, ファルセットでは, 胸声の同じ強さで比較すると, 呼気流率, 声門下圧, 声門下パワーは増大しているが, 喉頭効率は著しく低下していた.
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  • 角田 忠信
    36 巻 (1995) 1 号 p. 29-34
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    ツノダテストの概略を説明した.人の聴覚系は100Hz以上の音声帯域と99Hz以下の生物学的領域に大別される.中心脳には検査音の持つ純粋に物理的スペクトルによって左右の半球に振り分ける自動スイッチ機構があり, 音声帯域では言語音は左脳, 非言語音は右脳に選別する.スイッチ機構は生後6~9歳の言語環境によって, 日本型と西欧型に分かれる.日本型の特徴は持続母音は言語半球優位を示すことにあり, これが原点となって, 有機的な多くの自然音, 感情音, 邦楽器音なども左半球優位となる.一方, 非日本語圏の人はこれらが非言語半球優位となる.
    言語と情動の発達と固有の文化との間には密接な関係があると考えられる.99Hz以下には言語による差はないが, 40, 60系と年輪系という整然としたシステムが存在する.40系の特徴から, 人に根源的に備わった1秒の基本時間について論じた.
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  • 鳥居 方策, 岩崎 真三
    36 巻 (1995) 1 号 p. 35-39
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    交叉性失語には, 右半球内の言語表象の組織化が広範で異常なもの (異常交叉性失語) と, 通常の非交叉性失語の際の左半球内の組織化の鏡像を呈するもの (鏡像交叉性失語) とがある.前者は早期発達段階における左半球機能の故障によるものであり, 右半球内の損傷部位と関係なく, 非流暢性発話, 失文法など一定の症状を呈しやすいとされている.後者は遺伝を含む生物学的素因によるものであり, 症状と病巣部位との関係は左半球損傷による非交叉性失語とよく対応する.一方, 交叉性失語の合併症状の研究から, 種々の高次大脳機能の交叉の起こりやすさが問題にされ, 言語機能の方が視空間機能よりも交叉しやすいことが分かった.近年は, 交叉性「右半球症候群」ないし機能側在性の逆転 (reversed laterality) なる名称のもとに, 稀有な症例が報告されているが, これらの側在性の逆転の原因としては生物学的素因の関与が想定されることが多い.
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  • 36 巻 (1995) 1 号 p. 40-95
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 36 巻 (1995) 1 号 p. 96-161
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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