音声言語医学
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37 巻 , 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 春原 則子, 宇野 彰
    37 巻 (1996) 1 号 p. 1-7
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は発語失行を伴う症例, 伝導失語, ウェルニッケ失語の3つの失語症タイプについて音の誤りの自己修正について検討することにある.結果は以下の通りであった.自己修正の量的側面では失語症タイプによる差は認められなかった.自己修正を行った発話の割合はタイプではなく症例によって異なっていた.発話の障害がより軽度の症例ほど正しく修正される割合が大きかった.一方, 自己修正の質的側面については, タイプによる相違が認められた.発語失行群は誤った音節で発話を中断し, 誤った音節のみを修正しようとする傾向を示した.伝導失語はやはり誤った音節で発話を中断したが, 修正は誤った音節を含む複数音節で行われる傾向を示した.ウェルニッケ失語は誤った音節で発話を中断せずに先へ進めてしまうことが多く, 修正は複数音節で行われる傾向を認めた.正しい単語をさらに修正したのはウェルニッケ失語のみだった.以上の失語症タイプによる相違は失語症それぞれの障害機序を反映させている可能性が考えられた.
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  • 前田 知佳子, 広田 栄子, 田中 美郷
    37 巻 (1996) 1 号 p. 8-13
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    当科で指導を行った15例の感音性難聴児 (4~6歳) を対象に, 今回作成した動詞語彙検査と動詞文末形式検査を行い, 聴覚障害児にとって獲得が困難な動詞の種類と活用 (文末形式) について検討した.被検児の言語学習年齢は4~6歳で, 平均聴力は50dB~120dBであった.動詞語彙検査では, 8種の意味領域 (対人関係, 移動, 社会現象, 動作, 認識, 自然現象, 感情, 物の状態) のうち社会現象の語と動作の語の得点が, 聴力正常児26例の結果より低かった.動詞文末形式検査では, 14種の文末形式のうち, 受動の複合動詞, 使役, 受身, 勧誘, 持続の複合動詞, 可能の文末形式の得点が低かった.聴力別検討では, 高度難聴児群 (80~120dB) は中等度難聴児群 (50~79dB) より両検査の得点が低かった.聴覚障害児の動詞の指導にあたっては, 聴覚障害児の獲得の順序性と学習の困難度に留意した体系性を備えた指導の必要性が示唆された.
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  • 針谷 しげ子, 田中 美郷, 三谷 芳美, 宍戸 由美
    37 巻 (1996) 1 号 p. 14-21
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    本症例は母体を保護するため在胎25週, 帝王切開にて体重800gの超未熟児で出生した.両親は死産もしくは脳損傷の合併を予告されたため「脳損傷」にこだわり子供の発達に希望が持てず, 親子関係 (母子関係) が育たなかった.その結果本児の心身の発達は遅れ, 難聴による言語発達の遅れも加わりコミュニケーション障害と情緒障害をおこした.
    母親は本児の育児に自信をなくし, 施設での養育を希望した.児童相談所の措置で施設に入所させ親子を分離した結果, 母親は落ち着き本児は補聴器を装用し言語訓練により言語を獲得した.
    就学は聾学校に寄宿生として入学したが, 聾学校寄宿生の規則である週末の帰宅をめぐり親子関係が悪化し不登校となった.現在は児童施設に入所し聾学校に通学している.
    本児は両親, 医療関係者や教育関係から, 適切な処遇を受けなかったため心身の発達の遅れに加え, 重い情緒障害とコミュニケーション障害を残した.この発達経過は, 周産期医療のあり方と未熟児を育てる家族の支援の必要性, さらに親子関係の発達に及ぼす影響の重大さを指摘している.
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  • 37 巻 (1996) 1 号 p. 28-90
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 37 巻 (1996) 1 号 p. 91-151
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
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